鍋の向こうに、顔がある・・・。
やさしい顔か、いとしい顔か、
あってみたいな、幸せひろがる、やってくれるぜ、ねぎま鍋!
- ★2人分の材料です。
- まぐろ切り落とし‥‥‥200g
- ネギ‥‥‥2本
- 水菜‥‥‥1/2束
- (a)だし汁‥‥‥3カップ(600ml)
- (a)酒‥‥‥大さじ1
- (a)みりん‥‥‥大さじ1
- (a)しょう油‥‥‥大さじ2弱
- (a)砂糖‥‥‥大1
- 土鍋に(a)を入れて、火にかける。
- ネギは斜めぶつ切りに、水菜は長ければ半分に切っておく。
- 1が煮立ったら2とまぐろを入れて、火が通ったものからどうぞ。
※まぐろは、中トロが合います♡
●あなたは、マグロが実は出世魚☆だという事をご存知でしたか?
何でも、大きさによって・・・あるとか。
はたまた地方によっても、その呼び名は違うのだそうですが★
若魚の時なら、東京ではマメジと。
・・・体重が4~5キロくらいの中型にまで育つと、今度はメジへと変化していき。(・・・それにしても、たった1文字、減っただけでは・・・?) 😅💦
そして、いよいよ体長が1メートル!
体重が10キロくらいまでになると、チュウボウ(厨房では、ない★)に。
そこを超えてしまえば今度は、シビまたは、ホンマグロと呼ばれる(!)のだとか・・・。
●とにかく成魚ともなると、体長は3メートル!
(おぉ、私の身長の倍の長さ・・・★) (^_^;)
体重が300~600キロという・・・実物を、私こと山野亜紀的には見てはみたいけれども、ちょっとコワイ★
スーパーで刺身や切り身ばかりを見ていると、真の姿なんて、ちょっと想像が付きませんよね。 ( ̄_ ̄ i)
・・・はてさてマグロさん。
お江戸の頃には、赤身の方ばかりが愛されていて、「トロの部分は、捨てていた!」のだそうです・・・。
と、いうのは(!)
脂が多すぎて、当時の技術では保存がとっても難しかったんですよね・・・。 👀
そのトロの部分を「どげんかせんといかん!!」という訳で生み出されたのが、ねぎま鍋だ・・・というお話です。 😅💦
●ところで今回、清水先生曰く「中トロがオススメですよ♡」との事でしたので、ちょっと調べてみたのですが。
マグロさんって、あんまりに巨体なモノだから、部位によっても「栄養も効能も違う」というから、驚きです。 (゜_゜ )
ついつい脂というと、人体に悪影響(!)な気がしてしまうのですが、ところがドンドン!
「マグロさんのトロ部分☆」には、生活習慣病に効果があるというDHAやEPAが含まれているんですが、それって「実は、脂肪酸(!)の名前」であるらしく・・・。
つまり、魚の脂分にしか、この素晴らしい作用のある物質は存在しないっ!!
・・・でもでも、すばらしいとはいえ、脂なんですよねぇ・・・。 👀
これって、摂りすぎていまえば、カロリー過多に・・・★ ( ̄_ ̄ i)
でもでもっ、そこにトライをしていかなければ、この血液の流れを良くして下さったりする素晴らしい効能には、巡り会えない・・・★
ちょっと、悩ましい処です。 😅💦
●さて、それに対する「赤身の部分」の栄養についてなんですが。
そこに含まれているのは、良質で豊富なタンパク質!
そして含まれているセレンには、抗酸化作用があるので、抗癌作用も期待ができるとか♡
そして「血合いの部分」なんですが、こちらには貧血予防や肝機能を高めて下さるという、鉄分やタウリンまでもが豊富なんです。
こうして、全体的にマグロさんを見てみたのですが・・・。
ビタミンやミネラルで言えば、特にビタミンのEが、「酸化しやすいという弱点を持つ、EPAやDHAを保護して下さる(!)パワー☆がある」のですって。
・・・なんとも、嬉しい限りではありませんか。 o(^▽^)o
●そこへ持ってきて、古来より日本に伝わってきたネギさんのパワー☆です。
カロリーは低いくせに、健康パワーは高いネギ先生の、ご登場です!
・・・あのネギの「白い部分は淡色野菜」で、「青い部分なら、緑黄色野菜」というから、驚きです。 (゜_゜;)
カブも大根も、みんな淡色・緑黄色が合体してるんですねぇ~、まぁビックリ(!)
なので色々効能もあるんですが、まずネギさんが持つ、あの香りにまでも効果があるんですって、へ~え。 👀
「アリシン」と呼ばれる香り成分なんですが、あの香りを嗅いでいるだけで、血行は良くなるそうですし、身体は温めて下さいますし、風邪予防にまでも効果があるのだとか♡
・・・そしてネギに含まれている「イオウの香り」には鎮静効果☆があって、刻んで枕元に置いておくと、よく眠れると資料にあります。 👀
また今回は、アクが少ないという事で「下拵えがカンタンな水菜さん☆」を併せておりますが、この理由はといえば(!)
清水先生的には、「栄養的に見て、カロテンを加えたかったのだそう☆」で、なければ春菊でもいいですし、とにかく青菜がオススメなのだとか♡ (〃∇〃)
・・・江戸っ子のイキな風に吹かれて、あっつーーーい鍋をつっついてみませんか?
好みで七味や、特に「江戸っ子は、山椒を合わせるのがお好き♡」だったとか。
鍋の向こうで、笑顔が広がる・・・ねぎま鍋でぜひぜひ、暖まってやっておくんなさいでっす! (^_^)/
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「あぁ、お江戸。大根、長ネギ、牡蠣だよ日本人」~霜月の旬(2013年11月)
(2017.12.4 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年12月のお膳