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〇蒸し鮭の秋色あんかけ

秋の訪れ、川登る、
熊が先だか、おいらが先だか、
とれとれの鮭で今日も彩る、イキな色合い、秋色あんかけ!

  • ★2人分の材料です。
  • 生鮭‥‥‥2切れ
  • 塩‥‥‥少々
  • ニンジン‥‥‥30g
  • 長芋‥‥‥30g
  • ナメコ‥‥‥20g
  • (a)だし汁‥‥‥120ml
  • (a)みりん‥‥‥大さじ1
  • (a)しょう油‥‥‥大さじ1
  • [b]片栗粉‥‥‥小さじ2
  • [b]水‥‥‥大さじ1
  • 小ネギ‥‥‥数本
  1. ニンジン、長芋は8mm角位に切り、小ネギは小口切りにする。
    鮭に、塩を少量(分量外)振っておく。
  2. 小鍋に(a)とニンジン、長芋を入れて火にかけ、煮立ったらナメコも加えて、蓋をして2~3分煮る。
  3. [b]の水溶き片栗粉を回し入れ、鍋を揺すりながら「とろみ」がついたら、火からおろす。
  4. フライパンに水と酒を、各大さじ2.5ずつ(分量外)を入れて火にかけ、煮立ったら鮭を入れる。
    (この時、だしをとった後の昆布などがあれば、それに乗せておくと鍋底にくっつきにくく、取り出しやすいです)
  5. 蓋をして、弱めの中火で5分程蒸し煮にする。
  6. 鮭を器に盛り、③のあんをかけ、小ネギを散らす。

●今回の「和心レシピの打ち合わせ」の時の事です。

 実は、毎回頭を悩ませているのが、旬食材!
 この11月は、野菜の方はすでに「山の芋」と決まっていました。
 ところが、どう頑張ってもこちらの方は食材的に「写真の色目が白く仕上ります☆」ので、白いお魚と組み合わせてしまうと、見映えとしてはちょっと・・・。 (-_-;)

 せめてもう一つは、見るからに美しい食材を選ばないと絵的にさみしい・・・という、お悩みでした★
 そこで「秋といえば、秋鮭だよね☆」という運びとなりました。
 ・・・なったのは、良かったんですが★

 私がちょっとうなだれてしまい・・・と、いうのは(!)
「サケって、どうしてもホカ弁のイメージ(!)が払拭できなくて・・・★」 (T_T)
 ・・・コンビニ、ホカ弁、駅弁屋さん。
 さまざまなお弁当屋さんが巷にありますが、どのポスターにも、このお方が映っていないポスターはない・・・。 。゚(T^T)゚。

 ・・・というくらいに春夏秋冬、当たり前に見慣れてしまっているので、
「旬食材というには余りにも、新鮮味が感じられなくて・・・」
 と、しくしくと泣いてしまう・・・私こと山野亜紀です。 (T▽T;)

●という訳で。

 「見た目を美しくして、秋らしく見えるよう(清水先生に)工夫して戴く(!)
 ・・・ここの処をスローガン!に調えて戴いたのが、蒸し鮭の秋色あんかけでございます~っ。
 名前にも「秋色」と入れて、とにかく華やぎを目指してみましたっ☆ (^_^)v

●ところでここで、主役のサケさん・・・なんですが。

 ・・・実は身の種類としては、白身魚☆である事を皆さま、ご存知でしたでしょうか・・・?
 俗に・・・青魚であるとか。
 マグロであるならば赤身だとか、タイなら白身魚とか言いますよね。 👀

 私はフツーにそれまで、サケさん、赤身の魚だと信じていました。
 ・・・ところがっ!
 私が「和心きらり」を始めてサケさん、扱いました時の資料で、こんな文字を発見したので御座います・・・。 😅💦

 サケ川で孵化をして、それから海へと旅立つお魚です・・・。
 そして成魚ともなれば、また生まれ故郷に帰ってくる(母川回帰)お魚であるのは有名ですが、もともとは白身魚だったんですっ!!
 だのにエサで、オキアミを食べるのはもちろんのこと、 海老や蟹を食べてる内に(贅沢な!)・・・その身を、赤く染めていくお魚なんだそうですよ・・・★

●この「赤だいだい色の色素」は「アスタキサンチン」といって、活性酸素を除去する事も有名なんですが。

 逆に白身のサケさんって、想像がつかない・・・★ 😅💦
 つかないんですけど、真実、どこかでお暮らしになっているんだと思われます・・・。 (^▽^;)

 はてさて、今回は彩りで攻めて戴いた「秋色あんかけ」についてなんですが。 👀
 旬の人参のカロテン☆にはこの時期、例えばお肌を保護して下さったり、はたまた風邪予防にも活躍をして下さるという効能がありますし。
 ・・・はたまた、ぬめっとした山の芋であるとか、ナメコさんにも、美容にはもちろん、健康効果までもありますし、何より食感も色も楽しめますよね♡ (〃∇〃)

 ちなみに、「あんかけの、あん」についてなんですが★
 水溶き片栗粉を鍋に落としたら、それを箸でかき回すようなマネは、ぜったいにやめて下さいっ!!
 ・・・こうしてしまうと、せっかくの「とろみ♡」が切れてしまうのだそう。 (^_^;)
「ここで使うとしたらお箸ではなく、木べらですかね」
 との、清水先生のお言葉でございました・・・。
 私も心して(!)
 この悪しきクセを、正したいと思います・・・。 ( ̄_ ̄ i)

 この秋、「出来合い弁当の呪い」を断ち切り(!)
 彩りの良いサケさんを、心から愛してみませんか・・・?
 見直すと共に、新しい世界がまた広がって来る事と思います♡ (^_^)/

 ※こちらも、よければご参考まで。
 ※☆「キノコに秋味、日本人」~神無月の旬(2013年10月)
 (2017.11.27 文責・山野亜紀)
 (料理・器/清水紀子)


 〇2017年11月のお膳

〇菜っ葉汁

〇切山椒

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