遠くから来たるは大名行列、お前は見たか、お前も見たのか、
将軍様でも食べれば判る、ごっつぅうまいぜ、菜っ葉汁!
- ★2人分の材料です。
- 小松菜‥‥‥50g
- 干しシイタケ‥‥‥1枚
- 焼き豆腐‥‥‥1/4丁
- (a)だし汁‥‥‥250ml
- (a)塩‥‥‥小さじ0.5
- (a)しょう油‥‥‥小さじ0.5
- 干しシイタケは、かぶる位の水を加えて戻し、戻し汁を50ml取っておく。
- 小松菜は、根を落としてざく切りに。
焼き豆腐は、4等分する。 - 小鍋に(a)と干しシイタケの戻し汁、細切りにした干しシイタケを入れて、火にかける。
- 煮立ったら焼き豆腐を加え、再び煮立ったら小松菜を加えて、ひと煮したら火からおろす。
●ホウレンソウより灰汁(アク)が少なくて、しかもビタミン類もカルシウムもたっぷり!
なのに今ひとつ、そこの処が宣伝されてもいないような気がするんですが、清水先生曰く、
「だからこそ小松菜は、下茹でもしないでそのままザクザク切って食べられる、とても有り難い冬が旬の食材なんですよ」
との・・・お話なんですね♡
冬が旬の青菜は、この時期に必要な栄養素がびっしり詰まった宝物です♡ (〃∇〃)
そんな・・・小松菜さんは、なんとアブラナ科の一種。 👀
根っこをたどれば「カブが原種!」なんだそうですが、こちらについてはカブの浅漬けでもご紹介をしておりますですので、そちらをどうぞ☆ (^_^)/
●はてさて、小松菜さんは「江戸の初期」に東京都は江戸川区に(!)
小松川村という村がありまして、「将軍・吉宗が、鷹狩りに出掛けた先で献上をされたのだ、このお野菜」なる・・・曰く付きの菜っ葉なんですよね★
・・・これって、確かに吉宗は当時、小松川村を訪れている!
そして「地元の香取神社で休息を取った」ことには、間違いがない!
ないんだそうですが、これがホントの事かどうかは、今ひとつわからないんですって。 (^_^;)
ただ「小松川村の隣りにある葛西村で栽培されている青菜は、味が良くて評判だ」なる記述の方はあるそう。 👀
●これって当時は、その生産地から「葛西菜」と呼ばれていたそうなんです。
それが「隣りの小松川村に住んでいる、椀屋久兵衛(わんや・きゅうべえ)という篤農家の方」が、更に品種改良をして栽培(!)
・・・葛西菜より香りも良く、味も良かったので。
「これはもう、別モノだよね」
という訳で、心を新たに「小松菜☆」・・・というブランドになったのだとか★
美味しくなったのはいいけれど、何だか葛西村がかわいそうな気がするのは、私こと山野亜紀だけなんでしょうか・・・。 (T_T)
●そんな形で、現代の私たちを潤して下さる小松菜さんって実に、高タンパクで低脂肪食材なんですね!
そこに、今もこよなく愛されるお豆腐さんがサブに加わて下さり、保存性はもちろん(!)
美味しい出汁使いに加えて、さらに健康効果までも高い干し椎茸さんが、ニクい活躍をして下さっています☆
・・・鉄分はもとよりカルシウム、カロテンたっぷりな小松菜さんを、ザクザクッと切って、美味しいお出汁と組み合わせれば、口福が口いっぱいに広がります・・・。
たまにはちょっと、おすましで☆
しみじみ感じる冬の気配を、舌先でも味わってみませんか?
食べればほっとする・・・ホントにあったかい、おつゆです。 (^_^)/
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「流れ流れてサツマイモ、カボチャもそうだね、小松菜どこから、日本人」~長月の旬(2014年9月)
〇2017年11月のお膳