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◎4月のお膳(2018年)

【お膳のメニュー☆】

(左上)
蕗のじんわり煮
(右上)
三色野菜と酢締め魚の一夜漬け
(中央)
桜エビと新玉ねぎのかき揚げ
(左下)
ひじきごはん
(右下)
そら豆入りの茶碗蒸し

●3月が上巳の節句で、行事が多くてそちらに染まった気がしたので、4月の方は日常生活を意識♡

 とはいえ、何かが始まる春で、お花見の時節でもありますから、この月は「お花見弁当」として、こちらを行事食に。
 それ以外は、ひたすらに資料を調べて「平時の季節の味」を盛り込むようにと考えました。 👀

●さて「和心きらり」はもともと、井田千春先生とは4年間。

 そして清水紀子先生で、こちらは1年で終了と初めに決めてスタートをしていました。 👀
 2017年の7月から10ヶ月、ぼつぼつゴールが見えてきたので、これまでの撮影を鑑みて、私としては「和の食材カレンダー」を目指していたので、ラスト二月への調整についても試みました♡

 ・・・そして4月とはいえ、まだ寒い時節もあるでしょうから、やはり乾物の方も少し取り入れておこうと。
 この月は、桜エビを旬食材に選んでみました。 👀

 また「ヒジキは春が旬」と知りましたが、これを普通に煮物にしてはつまらないと思いまして。 😅💦
 それで清水先生にお願いをして、「大人のひじきごはん」を目指し(!)
 汁だけで飯を炊き込んで、「具材は混ぜて」の混ぜご飯にして戴きました。 (^_^)/
 清水先生にお願いをすると、どのレシピも具材がキレイで品が良く、いつもうれしく思っておりました。

●さて、4月は始まりの季節です。

 その分、体調を崩したり、全く予想もしなかった出来事が起こったりもします。 ( ̄_ ̄ i)
 そして春の山菜は、「寒い冬に必要だった栄養の鎧」を打ち壊し、新たな「春の身体へと作り直して下さる栄養素」を持っています♡
 フキ、タケノコ、どれも春の味です♡

 ・・・そして、お麩で「かりんとう」ができるなんて、私こと山野亜紀的には驚きでした。 😅💦
 お江戸の当時のお菓子って、素朴で力強い♡

 季節の素材を盛り込んだ、そして皆さまの健康を護るステキなお膳になれたかなぁーと。
 またもや、独りホクホクしていた当時の私なのでありました。 (^▽^;)
 (2018.4.30 文責・山野亜紀)
 (料理・器/清水紀子)

日本の入学式は、なぜ四月?

●日本の伝統や風俗を大きく変えたとされるのが「明治維新」です。

 270年の長きに及んだ「徳川の世」が終り、新しく「天皇の時代」となりましたが、日本の教育制度も大きく変っていきました。
 それまでは、特に庶民は「寺子屋」などの大日本的教育から、西洋の教育制度が導入されていったからです。

 「学校が始まった当初」は、何と9月の入学式が行われるのが殆どであったそう★
 その後、明治政府「富国強兵(軍事拡大)」を進めていきます。
 そして日本の教育も、議会を通して予算組をする事になります。
 「予算組の会計」が「4月~3月に掛けて」と1年で纏めて組むようになる事で、軍の入隊も4月となりました。
 その影響を受けて学校の方も、現在のように3月が卒業(卒園)、4月が入学式(入園式)となったんだそうです。

お祝いの食べ物
1.お赤飯
 縄文以降に「赤米を蒸したモノ」が赤飯の始まりとも。
 日本では古来より「赤いモノには、邪気を祓う力がある」と考えられていて、赤米を神さまにお供えしていました。
 これが江戸に入ると、白米が主流になったので、小豆を入れて「米に赤い色を付けていた」と言われています。

2.紅白まんじゅう
 1300年頃、林浄因(りんじょういん)という人が作った饅頭が評判を呼びました。
 天皇にも献上され、これを気に入った天皇が宮女をお嫁さんにもらい、その結婚式で紅白饅頭を配ったのが始まり。
 「お祝いの席」で、紅白まんじゅうが贈られるようになったそうです。


 〇2018年4月の旬食材(フキ、タケノコ、桜エビ、そら豆)

【レシピ】
青豆おにぎりのお花見弁当(4月) ひじきごはん そら豆入りの茶碗蒸し 桜エビと新玉ねぎのかき揚げ 蕗のじんわり煮 三色野菜と酢締め魚の一夜漬け ぬた和えの素 お麩のかりんとう

【エッセイ】
☆「4月は筍、桜エビ!フキに空豆、日本人」~卯月のエッセイ(2018年) 第60話 自分の根っこは、どこですか?(2018年4月) 

第60話 自分の根っこは、どこですか?(2018年4月) 

〇アジの漁師風なめろう(5月)

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