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第60話 自分の根っこは、どこですか?(2018年4月) 

●最近、「日本の根っこ」に向かって突き進んでいるつもり私こと、山野亜紀です。

 さて2018年は「8月6日~15日」にかけて、東京都練馬区は江古田の劇場にてアクション指導をする事(!)となりました。 (^-^)
 昨年、ゲーム「信長の野望」でご一緒をした演出の黒川礼人さんのお誘いに乗った訳なんですが、お話を戴いてから私はちょっと悩む処もありました★

 ・・・と、いうのは(!)
 今までの私といえば、師匠の林邦史朗先生について、時代劇の指導をする事が多かった私なんですが、この度はなんと昭和のお話(!)です・・・。 ( ̄_ ̄ i)
 数多くの映画を排出された岡本喜八監督ですが、映像化出来なかったという脚本「青い眼の赤トンボ」の時代は、それまで全く向き合う事のなかった時代★でしたので、お話を戴いてからは・・・とにかく、資料を読みまくりました(!)

 この度は旧日本海軍の飛行機乗りの方のお話なので、勉強しなくてはならない事も多くて、パタパタと致しております。 (-_-;)

●我ながら今回、一番のヒットだったのは「ラグビー」ですね☆

 旧日本海軍では、闘争本能が高まるから(?)という理由で、ラグビーを推奨していたらしいのです。 👀
 そして何しろ、そこは脚本が軍隊モノ(!)なので、そちこちではあらゆる手管での鉄拳飛び交っております★
 そして当時の喜八監督は、当時の世風としてラグビー感(!)を前面に出したいと考えられたのでしょうか?

 とにかく、何かあると脚本には「相手の行動を、タックルで止める★」なる記述表現が多く、また私ってのが実はっ!
 ラグビーの経験ってのが、ラグビーマガジンの表紙を見たくらいしかなかった(!)んですよね★ (>_<)

●これは、今もそうなんですが★

 私の実家の会社というのは、雑誌広告に関わるお仕事でしたので・・・。
 とはいえ、現代は「ネットの時代」です★
 新聞や雑誌に広告を載せること自体が少なくなりました★が、私は小学生の時から実家の会社でアルバイトをしていましたっ・・・なのでっ!

 そのおかげ様でまぁ、こんな雑誌も(広告掲載誌として★)手に取っていたり、依頼主の会社にまで郵送をしたり届けたりなんてしておりましたけど、ラグビーの経験とは言えませんよね★ (^_^;)
 それがいつしか、ラグビーシーンも立ち廻りの範疇だっ!(・・・だって、タックルでぶつかり合ったりするから★)という話になりまして、資料としてルールブックなんかも取り寄せてはみたんですが・・・いかんせん、何のことやら★

 それ以外にも勉強しなくてはならない事も多くて、ともかくも図書館や書店に足を運んでみたりと、パタパタ走り回る事態となりました。 😅💦

●そして、そもそも飛行機って、どうやって操縦しているのかっ!?

 ・・・叫びたい事は多くあれど、何しろ雲を掴むようなお話なので。 (T_T)
そこで、まずは大きな本屋さんで、かつての零戦の飛行機乗りさん達のお話の類いの書物を、片っ端から・・・ざっと斜め読みをしてみたりしていたんですが★

 そんな折、今回はモノがモノだけに演出や舞台制作の方で、「軍隊の所作指導」やら「飛行機の操縦指導の方のお話を聞く機会」を作って下さる事になり♡
 ともかくも・・・せっかくなので、こんなお話を聞くチャンスは滅多にないので、そこは何とかモノにしようと、走り回る事となりました。 (^_^)/

●はてさて、そんな4月であった訳ですが。

「やっぱり、稽古はしなくちゃね☆」
 と言うことで、またもや秩父へ真剣刀法の稽古に出向いたのですが、その折に・・・今年は、何と有名な(!)
 芝桜の丘(2018年は4月13日~5月6日)に、連れて行って戴けました~っ! o(^▽^)o
 秩父の芝桜、観光名所としては有名なんですが、見るのは初めてだったんです♡

 また模擬店も一杯出ていて、東京モンがついつい釣られてしまう山菜の天ぷらを食べてみたり。
 勧められて、なぜか群馬県民愛する「焼きまんじゅう」というのも、食べてみました。
 秩父オススメの日本茶も買って、大変に満喫を致しましたっ。 (^_^)v

●それから新大阪駅集合の、facebookで募集していた神社巡りツァーにも参加をしてみました。

 どんな旅かと思っていたら、私がこの年から行き始めていた「神道版オラクルカード協会」が主催している「古事記の勉強会」のメンバーの方が、多く参加をしておられて少し安心をしました。 👀
 facebookには、「1人から参加OK」とあったのですが。

 この旅に参加する切っ掛けになったのは、実は私が昔、内田康夫著の「天河殺人事件」という推理小説読んだ折に気になっていた「天河神社(写真・上)」がプランに入っているのに気づき。
 この神社は当時も今も、1人では行くのがとーーーっても困難な場所だと思っていたので、つい便乗をしたという訳です。 (〃∇〃)

 お目当ての場所以外は、熊野神社以外は1つも名前も知らない神社ばかりでしたが、行ってみるとけっこうに楽しくて、当りな旅でした。 (^_^)v

●いちばん感動したのは、こちらです。

 舟生川上神社(下社)という処で、現在修復工事を行っていたんですが。
 ・・・社殿から神殿まで「木の階段がある」のですが、そこが「元は石段だった」というお話で・・・。 👀
「それも、明治の頃におじいさんから聞いたと、自分のおじいさんが言っていたというお話なんですが★」
 それがまた、明治のおじいさんも、そのまた前のおじいさんも、実際には石段を見たことがなかったそう。 😅💦

 ところが今回、修復のために木の階段を外してみたところ、ホントに石段があったんですっ(!)
 ・・・あったのはいいんですが、そのために予算は組み直さなければならないし、それもまた時間が掛かるしで、今の処はまだ全然見通しが立たないのだと・・・神職の方が笑って話して下さいました。 😅💦
 これがまたフツーに、隠れていた石段に触らせてもらえて・・・何だか私は感動して涙ぐんでしまいました。
「・・・あなた、いつからそこに居たの?」っていう・・・感じでした。

●また舟生川上神社には馬がおり、雨乞いをお願いするには黒馬を。

 晴れをお願いするには、白馬でお願いをするのだそうですが、この神社はそのため馬が2頭いるのですが、何故かポニーで・・・。
 彼らは、参加者の皆さまの愛情を戴きながら、モデルを務めておられました。

 期待をしていた天河神社よりも、2日目に行った玉置神社の方がまた天候にも恵まれまして・・・素晴らしく。
 そちこちを眺める事も楽しいのですが、・・・お金も掛かるので、1人では絶対に行わないであろう(!)公式参拝がイベントには幾度か組み込まれてもいたので、そちらの方も楽しめました♡

 さて翌日は玉置神社に赴きましたが、こちらは玉置山の山頂にある神社ですし、広い道路も未だ整備はされておりません。
 大型バスでは通れないので、その日だけは小型バス2台に分かれて、乗り込みました。
 ・・・道の狭さを眺めていると、やっぱり1人では絶対に体験出来ない経験だと思いました。
 修験道が通るという山道を、昔は皆さん歩いて登っていたんですよねぇ・・・★ (^▽^;)
 何しろ、山頂までの登山感覚を楽しみました。

●また4月の29日は、とある会で小田原に赴き★

 造り酒屋さんを見学して、豊臣秀吉が構築したという「一夜城の跡地を見学」に行きました。 👀
 今では木が生い茂り、築城の面影は石垣ばかりで、かの地から小田原城を覗くのがやっとの景観でしたが・・・。(写真・下)

 大人の遠足というのはとても楽しくて、夜は参加者全員で居酒屋へと繰り出し、新鮮な魚料理に舌鼓を打ちました♡
 ・・・お一人さまだと、こう何種類もの刺し盛が楽しめるわけではないので、嬉しくも皆さんで注文しては盛り上がり、費用はこれまた・・・参加者全員で割り勘にしました。 (^_^)/

 さて、ツァーはその日1日限りだったのですが、小田原駅前に宿泊できる温泉設備を見付けていたので、私はそこに宿泊し。
 昨日豊臣側の気持ちであったので、今度は小田原方の気持ちになろうと考えまして、小田原城を訪ねて今度はそこから・・・一夜城を眺めました。

 振り返れば昨年は、寄居の北條まつりにしろ、所沢の滝の城まつりなどで、私は北條側の人間として演武をしてきました。
 八王子城での演武もありましたが、そういえばあちらも北條側の城で・・・。
 不思議や不思議(!)・・・私は振り返れば、北條の城を一渡りしていたのですね。 😅💦

 小田原城は、林先生が若い頃に忍者の役で出演、その折に「お堀から石垣を上ろうとした」のだそうですが★
忍者の衣装だったんで、袴の裾に水が溜まっちゃって、重たくって上がれなくってさぁ~・・・」
 で結局、仕方がなくて、衣装さんにお願いをして、水が抜けるように袴の裾を切ってもらったのだとか★ 😅💦
 ・・・そんな思い出もあって、訪れてみる気になった小田原城でしたが、城内には二宮神社もあったりしたので、1人でもそれなりに楽しめました。 (^-^)

 2017年
は、夏に刀を二振りを拵えてからというものの、勧められて神棚を作ってみたりと、私の生き方も随分と昔とは変って来たように感じられます。 👀
 旅好きなのは今も変りませんが、日本の神話やら古代の生活に興味を持ったり。

 ましてや、明治生まれの祖母や昭和一ケタ生まれの母から聞き暮らした第二次世界大戦のお話に、お芝居で関わる事になろうとは、ホントに・・・今まで、夢にも思っておりませんでした。
 この機会に、またたくさんの事と向き合い、立ち廻りを振り付けていけたらと思っています。 (^_^)/
 (2018.4.30 文責・山野亜紀)


 〇2018年4月のお膳

☆「4月は筍、桜エビ!フキに空豆、日本人」~卯月のエッセイ(2018年)

◎4月のお膳(2018年)

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