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〇青じそとミョウガのとろろ汁

お椀の中を、かき混ぜる。
箸にかかるは、芋だか、何やら、
うっとうしい時節に、純白の汁、
青ジソとミョウガが入った、とろろ汁☆

  • ★2人分の材料です。
  • イチョウ芋‥‥‥100g+10g(トッピング用)
  • 青ジソ‥‥‥2枚
  • ミョウガ‥‥‥1個
  • だし汁‥‥‥200ml
  • 塩‥‥‥小さじ0.5
  • しょう油‥‥‥少々
  • みりん‥‥‥少々
  1. イチョウ芋はすり鉢ですりおろし、塩を加えただし汁を少しずつ加えながら伸ばしていく。(フードプロセッサーを使ってもOKです♡)
  2. 器にを注ぎ、別に千切りにした大和芋を汁の表面にのせて、青ジソ、ミョウガの千切りをのせて、しょう油とみりん、各同量を合わせたタレ少々をかける。

●梅雨の時期って、何とはなしに調子が悪く感じる事はありませんか?

 降ってくる雨も、しっとりと濡れる雨であったかと思えば逆に、冷たい雨がザーザーと降っていたり。

 最近では梅雨のハズなのに、雨の降り具合が何だか「ゲリラ降雨」であったりもして、何だかおかしな気候ですよね★ ( ̄_ ̄ i)
 それも、季節的に言って「梅雨らしくない梅雨」があったり、はたまた「カラ梅雨」であったり。

 そして時折、プールをひっくり返したような・・・大雨が降ったりというのも、あります。

●さて、今回のお汁なんですが。

 ちょっと体力が持たなくて、蒸し暑くてうっとうしいような日には、オススメのお汁なんです☆ (^-^)
 さて、スーパーで売られている山の芋達にも、実は色々と種類があるのですが・・・。

 今回選ばれましたのは、ちょっと粘りに自信があるイチョウ芋さんなんです(!)
 フードプロセッサーを使えば問題ないのですが、手で摺り下ろす場合は、手で持つ部分だけ皮を剥かないでおくと、楽なよう。(写真下・参照)

●はてさて・・・山の芋の皆さまのご紹介です。

 ちなみにイモ類の中でも、生食ができるのはこの「山の芋達だけ」なんだとか★
 ・・・言われてみて、初めて気付いたんですが・・・たしかにそうですよね。 😅💦

 山の芋さん、豊富に含まれている消化酵素が、新陳代謝を活発にして下さいますが・・・さて今回、「冷たい、とろろ汁仕立てでご紹介をしているのは、この大事な消化酵素を摂りたいがためなんですっ!

 実はコレって、熱を加えてしまうと全く効果がなくなってしまうのだそうですね。 👀
 ・・・なので、だし汁はまずは冷ましてから(!)
 更に冷たく仕上げたいのなら、冷蔵庫で冷やしてから加える方が良いようです♡

●また山の芋には、健胃疲労回復、滋養強壮にも効果があります。

 ・・・またあの特有の、ヌルヌルのぬめりは、ムチンによるもので、こちらには、粘膜を保護して下さるパワーや、たんぱく質の消化吸収を助けてくれるなんて働きもあります。 👀

 ところで、とろろ汁って美味しいんですが★
 ズーーッと飲んでしまうとそれきりで、何となく寂しく感じてしまったのが、私こと山野亜紀なんです。 (^▽^;)

 なのでこの度は、食感もちゃんと感じられるようにと、少量のイチョウ芋を千切りにして、汁の中に加えてみました♡
 こうすると、たるっとして沈みがちなお汁の中でも、青シソやミョウガも沈み込まずに、お汁の具材もよく判って、彩りもキレイに仕上がったように思えます。 👀

 とにかく、ちょっと皮を剥くのが面倒なような・・・イチョウ芋さんなのですが★
 でもでもそこは、粘りのパワーが・・・そこは、長芋さんとは違います!
 だし汁でのばして、とろりと仕上げ、ゆっくり、じんわりと楽しみましょう♡

 雨空に、ちょっとうっとうしくても、この味で気も晴れてゆきますから。
 今の時期を、何とか乗り切って参りましょうよ♡ (^_^)/

 ※こちらも、よければご参考まで。
 ※☆「スズキはめでたし、山芋は? 縄文からだよ、日本人」~霜月の旬エッセイ(2014年11月)

 (2018.6.18 文責・山野亜紀)
 (料理原案/清水紀子 調理盛付/山野亜紀)


 〇2018年6月のお膳

〇新生姜ごはん&甘酢漬け

第62話 和心レシピにお付き合い戴き、ありがとうございましたっ!(2018年6月・最終話)

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