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〇タコの酢漬け

じとじと、じめじめ、梅雨の時期、
身体に染みるは、風だか、雨だか、
酸味が身体を潤す成分、今日のおかずは、タコで作った酢漬けの一品。

  • ★2人分の材料です。
  • 茹でタコ‥‥‥200g
  • ショウガ‥‥‥1片(1片は、親指の1関節分程度)
  • (a)酢‥‥‥50ml
  • (a)だし汁‥‥‥小さじ2
  • (a)みりん‥‥‥小さじ1
  • 食紅‥‥‥適量
  1. 食紅を少量取り、お湯で溶かしておく。
    タコは一口大に切り、ショウガは千切りにする。
  2. タコとショウガを清潔な保存容器に入れ、(a)を加えて、食紅を溶かしたものを、様子を見ながら好みの色目ほどに加える。
  3. そのまま冷蔵保存する。

※数時間後から食べられますが、1週間を目安に食べきって下さい♡

●関東では、お正月の定番となる「酢だこ」です。

 このメニューは、私こと山野亜紀の実家で、今は亡き母がわりに好きだったので、お正月には欠かした事がありませんでした。
 ・・・なんですが(!)

 年末のせいもあるでしょうけれど、とにかく「酢ダコ1パックの量」が、何しろ多すぎまして! ( ̄_ ̄ i)
 ちょっと困る事も多くあったんです・・・★
 何しろ、三が日を家族だけで過ごしますからけっこう、食べきれなくって飽きてしまうんですよね★

●ところで、この1年で続けている「お漬け物シリーズ」なんですが。

 実は、今月の清水先生のご提案が何と「タコの酢漬け」だったのですよね♡
 お正月のスダコの代わりになると踏んだのと、実は「今月のお膳カットの色合い」が、あまりにも地味であった事もありまして★

 なのでこのレシピを、お正月料理にも活かせたら良いと思い、今回食紅を使ってのレシピなんですが、もちろん入れなくてもOKです!
 ・・・ただ食紅って、一度にそれほど使うモノではありませんし、使用法を見ますと「お湯でないと溶けにくい」とあります★ 👀

 そして、出来上がりが「あんまり真っ赤(!)になってしまう」のも毒々しいかと思いましたので今回は、私のような素人でも失敗しないように(!) 😅💦
 色目を見ながら、好みの色合いに染められるようにと、考えてみました♡

●さて、タコさんといえばスーパーでは。

 日本産の北海タコと、モーリタニア産のタコと2種類ありますよね。 (゜_゜ )
 今回は、お江戸風な料理ではありますが・・・実はタコさん。
 実験してみたのですが、どちらのご出身の方でも、そう変わりなく仕上がる事がわかりました♡

 若干、北海タコさんの方が、柔らかく仕上がるかな・・・?というくらいで、ホントにそれほどの大差はありませんので(!)
 撮影では「モーリタニア産」で行っておりますが、北海タコさんの方が少々お高いようではありますが、お好みのタコさんをお選び下さればと思います♡ (^_^)/

●・・・さて、その問題のタコさんなんですが★

 私も長らく、足が8本ある生き物のように思って来たのですが、動物学的に言えば「こちらは腕(!)に当たる」んだそうで・・・。 ( ̄_ ̄ i)
 そして私たちがフツーに「頭と呼んでいる部分」は、実は胴体に当たるんだとか★

 なのでタコさん、胴体(頭?)に内臓やエラが入っていて、本当の頭にあたる部分は腕の付け根の部分になるのだそうです。 😅💦
 ・・・そして、そこには口があり、脳や目もあるのですが、その柔軟な身体の殆どは、実は筋肉(!)なんだそうですよ★

●ちなみに日本でのタコの旬は、繁殖期に当たる晩春から初秋にかけてなんだとか★

 そしてタコさん、その足の先っぽ「砂ずり」と呼ばれておりまして、一応は食べられる部位なんだそうですが。
 ・・・子を持つ時期には、その部分に「毒を持つ事もある」とかで、今ではあまり食べられていないのだそう。 👀

●そんな・・・タコさんなんですが。

 その栄養素成分で、まずトップに出て来るのはタウリンです。
 タウリンは、魚貝には多い成分だそうで、高血圧からくる血管障害を防いで下さいますし、肝機能も上昇!

 そして肝臓が強くなれば、解毒効果も高まりますから、健康増進に効果があります☆
 またタウリンには、視神経の機能改善にも効果があるそうですし、 タコさんには味覚障害を防ぐ亜鉛も多くて、血行促進にも効果もあります。 (^-^)
 ・・・そこへ加えて、やっぱり血行を促進して下さるショウガさんのパワーが加味されますから・・・何とも嬉しい一品ではありませんか。 (〃∇〃)

●そして味付けに使う、米酢に黒酢、穀物酢・・・などなど☆

 最近は、お酢にもたくさんの種類がありますが、どうぞお好みのお酢でお試し下さい。
 レシピでは、フツーに米酢でご紹介をしておりますが、ちょっと酸味が強いので・・・みりんと、だし汁をそこを緩和させてあります。 👀

 また漬け込むジップロックについてなんですが、大き目のモノを使っております(!)
 これなら天地をひっくり返すのもラクチンですし、袋の口さえ上にしておけば、おつゆが冷蔵庫の中にこぼれる事もありません(!)

 お酢の血液サラサラ効果もあり、殺菌効果も加わるお手軽な一品(!)
 ジメジメ、シトシト、何とはなし・・・薄ら寒く感じる、うっとうしいこの梅雨の時期に、このレシピで身体を労り、共に乗り越えて参ろうではありませんか♡ (^_^)/

 ※こちらも、よければご参考まで。
 ※☆「江戸と蛸・さくら好きだね、日本人」~睦月の旬(2014年1月)

 (2018.6.4 文責・山野亜紀)
 (料理原案/清水紀子 調理盛付/山野亜紀)


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