海辺で今日も、一日出仕事、
家族が総出でワカメを干しては、毎日にぎわう、
春の味覚はいかがかえ、今日のおかずは、わかめと山芋のお酢の物☆
- ★2人分の材料です。
- 湯通し塩蔵ワカメ‥‥‥10g
- 山芋‥‥‥100g
- (a)だし汁‥‥‥120ml
- (a)薄口しょう油‥‥‥大さじ1
- (a)酢‥‥‥20ml
- 塩漬けイクラ‥‥‥適量
- ワカメは水洗いをしてから、数分間水に浸して、食べやすく切る。
- 山芋は、縦十字に切り分けてから綿棒で叩く。
- ボウルなどに1と2を入れて(a)を注ぎ、数時間置いて味を馴染ませる。
- 器に盛り、イクラをのせる。
●「帯状の藻を総称して」、それを日本では「メ」と発音するのだそうですが。
そして「ニギメ」と呼ばれている海草を、まだ若い内に採取してしまうから・・・★
だからこそ「ワカメ」と、呼ばれるようになったのだと・・・資料にあります。 ( ̄_ ̄ i)
●さてワカメさんといえば、とにかく・・・古くから日本人に愛されて来た食材では、あるらしく(!)
日本最古の歌集でもある「万葉集」にも詠まれているのはもちろん、縄文時代の遺跡からも、その片鱗が覗えるくらいなんですって、へ~え。 (゜_゜ )
なにしろ、干してしまえば軽くて、流通もラクな・・・ワカメさん。 👀
何より、日本の太平洋側でも、日本海側でも生活を営んでおられるので、ポピュラーな食材として、朝廷への献上品としても用いられておりました。 👀
そして海近くに暮らしていれば、ワカメさん。
3月から6月にかけてが、最盛期☆
天然モノなら、ガラス箱などで覗くなどして探しては、長い柄に付けてある細身の鎌で刈り取るのだとか。
昨今では、養殖物も増えたとありますが、スーパーでは毎度のお馴染みのメンバーに♡
年がら年中見掛けてしまうので、ついつい・・・見逃してしまいそうになるのですが、実は春が旬の食材なのですね。 (^_^)v
●そして実は・・・ワカメさん。
流通しているモノは、たとえ「生ワカメ」と銘打ってはいても、一度は湯通しをしている商品なんですね。 👀
「本物の生のワカメ」は、スーパーでも生鮮食品扱いで、あまり長持ちが致しません。
私も、生ワカメは好きでよく買うのですが、2~3日でホントに、すぐにとろけてしまってダメになってしまうんですよね★ (^_^;)
●ちなみにワカメさんは、この度のレシピのようにお酢とは、相性がとても良いのだそう!
この組み合わせであれば、コレステロール値や血圧を下げて下さる効果があるばかりでなく、「お酢には素材を柔らかくして下さる効果もある」のだとか♡
またワカメさんの「ぬめり成分」であるアルギン酸やフコイダンには、腸内をキレイにして下さるパワーもあるので、免疫力も増して下さいます。
・・・そしてワカメさんには、フコキサンチンという成分も含まれているので、これには体脂肪燃焼効果があるのだとも、資料にあります♫
ほんとにこの時期、嬉しいパワーを秘めておられるお方なんですよね。 \(^_^)/
●また、今回タッグを組まれている・・・山芋さんの方なんですが。
こちらもやっぱりヌメッとしておられるんですが、こちらの正体は「健康効果としても名高いムチンさん」です☆
このお方は、粘膜は保護して下さいますし、また含まれているコリンさんには、新陳代謝アップの効果までもが。
そして含まれているサポニンさんには、コレステロールを取り除いて下さる効果までもあるんです・・・☆
・・・この時期、腎臓の機能を高めては下さいますし、高血圧にも、もちろん効果がっ!)
そして両者共に☆食物繊維も豊富☆なので、便秘解消効果にも効果があるんですね♡ o(^▽^)o
・・・ちなみに、私が(注:2018年当時★)よく通っている居酒屋さんのマスターさんは、
「注文されたら作りますが、私は酢の物は絶対に食べませんっ!」
と叫んでおられますが、・・・いやいや、いやいやっ!
殿方はあまり、酢の物を好まれないお方も少なくないと聞きますが、ここは一つ、前向きにトライして参りましょう!
春雨やら、ぐずぐずした天候が続いたとしても、きっと体調を整えて下さるお方です。 (^_^)/
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「スズキはめでたし、山芋は? 縄文からだよ、日本人」~霜月の旬エッセイ(2014年11月)
(2018.3.12 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2018年3月のお膳