福はうち!
気合いを入れて、運気を高めて、
今日はうれしい、大豆のかき揚げ!
- ★2人分の材料です。
- ゆで大豆‥‥‥100グラム
- 干しシイタケ‥‥‥2枚
- 塩昆布‥‥‥7グラム
- 片栗粉‥‥‥大さじ2
- 小麦粉‥‥‥大さじ2
- 揚げ油‥‥‥適量
- 塩‥‥‥適量
- 春菊‥‥‥適量
- 干しシイタケは、水で戻しておく。
- シイタケを、1cm角程度に切る。
- ボウルに茹で大豆、シイタケ、塩昆布を入れて、小麦粉、片栗粉を加えて全体を和え、水(分量外)を加えて纏めていく。
- 鍋の油を熱し、3を適量ずつ取って、170度の油に入れて揚げていく。
表面がカチカチになるまで数分揚げたら、鍋から引き上げて油を切る。 - お好みで、塩をふってどうぞ。
●2018年の節分は私、気合いを入れました私こと、山野亜紀です★
というのは、この「和心HP更新」のために、まずは行事食の勉強をしてから。
しかも、撮影にまで臨んだ後で、行事を迎える訳ですから(!)
・・・となると、そこで得た知識を、ムズムズと活用したくなってしまう私なんですね♡
体内にある邪気を祓うために、今回はコンニャクも食べましたし。
そして、節分の豆は撒くわ、年の数だけ豆は食べるわ★
・・・そして買い置きがなかったので、ヒイラギの枝とメザシだけを買いにスーパーにまで、ひた走りましたっ! (^_^)/
●ちなみに西の方の習慣だった、その年の「恵方」を向いて、願いを込めて無言で太巻きを丸かじりするっ!
そんな「恵方巻」が、今では関東でも人気がありますよね。 👀
これって七福神にちなんで、「恵方巻の具は、7種類入れると縁起が良い♡」んだそうですが、そっちの方は、私の心をくすぐりはしませんでした・・・。
やっぱり、子供の頃に両親から教わった習わしのままに、「焼い嗅がし(やいかがし)」で、今年は貫き通しましたっ!
ところがこの名前も、実は・・・今回で初めて(!)知ったような気が致します・・・。 (^_^;)
「焼いたイワシの頭を、ヒイラギに刺して玄関口に捧げ」ます。
ヒイラギの葉の鋭いトゲ(鬼も、痛いらしい★)と、鬼が嫌う臭いで、家に鬼を招かないという「おまじない」なんですよね♡ (〃∇〃)
●ちなみに、何故に豆を撒くのかといえば。
疫病や災害などをもたらす悪い鬼を祓う「追儺(ついな)の儀式」が中国から伝わって、奈良時代にはまずは宮中で始まり。
室町に入ると、ついに庶民にも伝わって、さかんに行われるようになったんでそうです。👀
・・・昔は「穀物(今回は、豆★)には、邪気を祓う力がある!」とされていました。
たしかに、元気の出るモノを食べれば、病気に負けないような心持ちになれますよね。 👀
そして日本人が好きな特有の験(げん)担ぎが合体して「魔物の目(魔目)を射る事が出来る」から・・・だとか。
はたまた、「豆は、魔滅(まめ)に繋がる」からだとか、とにかく色んな意味合いを込めて、豆を撒いていたみたいです。 (〃∇〃)
●また「年とり豆」といって、年の数だけ食べるというのも。
無病息災を祈るのはもちろん、節分のこの時期に必要なパワーを体内に取り入れるためなのだとか。
豆には食物繊維がたっぷりと含まれていますから、体内の毒素を押し出してくれる効果もあります♡
・・・こんな風にして、ありとあらゆる手立てを使って、新しい季節に向けて邪気祓いという名目で身体を整えるのが、古来から伝わる日本の習わしだと聞きました♡ (^_^)/
ところで日本でも、「節分の豆まき」には、様々な説と方法があり、逆に「鬼を招き入れて、外に送り出す」という地域もあるんだそうです。
・・・面白いですよね♡ (〃∇〃)
タンパク質一杯の大豆に、ミネラルたっぷり、食物繊維一杯の昆布に旨味のシイタケを加えて、お正月に使い切れなかった乾物を一掃してみませんか?
・・・体内の邪気も祓えて、胃腸もスッキリ!
2018年は、2月3日で土用も明けますから、次の季節に向けて身体を備えてみましょう!
大豆のかき揚げは、そんなこの時節にぴったりの、嬉しいメニューです。 o(^▽^)o
(2018.2.5 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
<節分の行事>
1.福茶・・・レシピ頁参照。
2.恵方巻
節分の夜に、その年の縁起の良い方向(恵方)を向いて、無言で太巻きを1本丸かじりして食べると、その年は無病息災でいられる。
・・・無言なのは「食べている間に話してしまうと、福が逃げてしまうから」で、恵方巻は「七福神にちなんで、7種類の具を入れる」と縁起が良い。
3.けんちん汁
関東では、節分によくコレを食べるとか。
根菜が一杯入っているので、体内の邪気を出すのには良く、別の地域では煮染め(鬼を絞める)や、おにぎり(鬼を斬る)を食べる地域もあるそう。
4.節分そば
「旧暦では、節分が1年の始まりと数える」ので、昔はこの日は、大晦日のようなものだったのだそうです。
・・・長いモノといえば「ヘビ」を連想しますが、日本ではヘビはおめでたい生き物で、「脱皮を繰り返す事」から、「人も脱皮して、新しい自分に生まれ変わる」と考えて、とにかく長いモノ(蕎麦やうどんなど)を食べているよう☆
5.コンニャク
「身体の砂出し」と呼ばれて、節目毎に食べては、悪い運気を体内から出して、キレイになると考えられて食べていました・・・面白いですよね♡
〇2018年2月のお膳