ゴハンがダメなら、素麺あるさ。 それに鰻とは、ゼータクな。 暑い夏も、つるりといこうぜ、鰻素麺。
素麺は、小麦粉をこねて引き延ばす段階で油を使うので、古くなり過ぎると脂が変質して香味が落ちるし、 また新しければ新しいで、味が落ち着かない食材なんです。😅 なので、ちょうど梅雨を一つ越したくらいが美味しいと、資料にあります。
素麺の先祖は「索麺(むぎなわ)」。 古くは奈良朝期からあったようで、江戸の頃になるととにかく、7月の七夕には「天の川」にあやかって素麺、盂蘭盆会ではご先祖さまとの橋渡しとして素麺を食べていたようです。👀 ・・・もっとも江戸の頃は旧暦ですから、暑い夏を乗り切る為にはそれが、一番良かったのではないでしょうか。
夏は、冷や素麺で。 冬には入麵(にゅうめん)という料理法は、室町時代に出来たといわれていますが、 江戸の初期ではまだ、醤油が発明されていない時期でしたので、なんと味噌味(!)
・・・今のような冷や素麺が出来たのは、元禄文化(1688~1704)の頃だそうです。 (文責・山野亜紀 2031.7.1)
〇鰻そうめん
〇鰻の山かけ
☆「うなぎと日本人」~文月の旬(2013年7月)