へい、おまち。
棒手振(ぼうてふり)の辰が、今日も勧める、
丸ごと使いだ、「アジの姿蒸し」で今宵の一時
- ★2人分の材料です。
- アジ(焼き魚用)‥‥‥2尾
- 塩‥‥‥ふたつまみ
- ネギ‥‥‥1/2本
- ショウガ‥‥‥適量
- 鷹の爪‥‥‥2本
- 酒‥‥‥小さじ2
- ゴマ油‥‥‥小さじ2
- アジは、ゼイゴが付いていたら、削ぎ切りなどで除いておく。
両面に1本ずつ、斜めに切り込みを入れる。 - 耐熱皿に塩をパラパラとふっておき、その上にアジを乗せて、さらに魚の上から塩をふる。
- ブツ切にしたネギとスライスしたショウガ、種を除いておいた鷹の爪をランダムに加えたら、酒とゴマ油を魚の上からかける。
- ラップをして、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
- 食べる前に、600wの電子レンジで4分ほど加熱する。
器にアジと香味野菜を盛って、蒸し汁をかける。
●スーパーで、「なぁーんだ、アジか★」なんて、思ってはいませんか?
そんな考えは今すぐ、撤回された方が良いでしょう! \(*`∧´)/
7月の旬食材でもある鯵さんは、 なんと(!)
お江戸の頃から、「その味の良さを、貴し(!)とされている大衆魚!」なので、ございます☆
●ところでアジの下拵えで、「ゼイゴ(又は、ぜんごとも言うそう★)」を切り取り・・・なる説明がありましたよね。 👀
こちらの別名・・・とでも、もうしましょうか。
あれ? これってもしかすると、本名・・・? (゜-゜)
「稜鱗(りょうりん)」とも呼ばれているそうで、これってアジの身の両側に★
尾っぽから頭にかけて、一直線に付いている、トゲ状のウロコの事・・・なんですよね。 👀
昨今のスーパ-では、「焼き物用(!)」として、すでに仕上がっちゃってからの販売に。
なので、この部分ももう、切り取られてしまった後ですから。
もしかして、今ではもはや、なかなかに、お目に掛かれない場所・・・なのかも知れませんよね★ (^_^;)
これって、アジの種類の魚だけが持っている(!)「敵から身を守る為の、ヨロイ」に当たる処なんだそうですよ。 👀
●また、アジと一口に申しましても★
瀬付きのアジもいれば、(写真上・体の色が黄色い)👀
大海を泳ぎまくる事を厭わない、体育会系のアジ(写真下・体色が黒い★)もいますから♡
これってそれぞれに、長さや幅も違うんですって、へ~え。 (゜-゜)
また釣り人に言わせますと、先ほどの稜鱗(りょうりん)もそうなんですが、それとはまた別に(!)
・・・肛門の前にも、鋭いトゲがあるそう!
なので、釣り針から魚を外す際には、それで怪我をし易いのだとかで★
これって、取り扱いには是非とも注意をしたい処です。 👀
●・・・それにしても、夏のくそ暑いこの時期に、魚を丸ごと一匹かぁ~★
ついつい、「グリルで焼く」と思ってしまうと、コンロの熱にまで気後れをしてしまって、何だか、なかなかに手が伸びにくいアイテムに★
・・・そんな時には、レンジで手軽に、こんなレシピはいかがでしょうか。
「夏には、魚なんて傷みやすいモノだから」・・・などと、恐れる事なかれ☆
香味野菜やスパイスの力で、殺菌効果はもちろん、食欲増進にも効果あり(!)
・・・果ては、消化までも促して下さるという・・・いや、さすがに名脇役っ!
この方々の活躍も、絶対に見逃してはいけませんっ。 (^_^)/
そしてゴマ油がまた、実に良い仕事をして下さっているので、アジの身もふっくらと仕上がります・・・♡
こちらの方々のおかげで、お料理の風味が良くなるばかりか、魚の鮮度の劣化までをも防いで下さるというのが、嬉しい処ですよね。 (^_^)v
●ところで、タンパク質も豊かな、お魚なんですが・・・☆
その皮の部分にも、そして蒸し汁にも、旨味成分やEPA(血液サラサラ効果☆)などの栄養分が、たーーーっぶりっ!
ぜひぜひ、丸ごと1匹、無駄なく、愛してあげて下さいませ。 (^_^)/
※こちらも、よければご参考まで。
※「鯵深し、トマトに生姜だ、日本人」~文月の旬(2014年7月)
(2017.7.24 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年7月のお膳