酒の締めには、いいよなぁ・・・。
かんざし職人、貞吉の物言い、
(素直に旨いと言ったらいいのに★)
・・・豆腐と枝豆、オクラの入った「すまし汁」
- ★2人分の材料です。
- 豆腐‥‥‥1/2丁
- オクラ‥‥‥1本
- 枝豆‥‥‥6~7さや
- ショウガ‥‥‥1片(1片は、親指の1関節分程度)
- だし汁‥‥‥300ml
- 塩‥‥‥小さじ0.5弱
- 豆腐は水切りしておいて、オクラと枝豆は、別鍋で茹でておく。
- 小鍋に、だし汁と塩を加えて火にかけ、煮立ったら火からおろす。
- お椀に豆腐を入れて、小口切りにしたオクラと、サヤから出した枝豆をのせて、だし汁をはる。
- 最後に、おろしショウガをのせる。
●旬のオクラと枝豆を、・・・さらに栄養のある、豆使い♡
「豆腐と枝豆、オクラのすまし汁」でございます~☆
・・・さて、今では馴染み深いオクラさん・・・なんですが。
実は現在のように、そちこちに出回るようになったのは、1960年代に入ってからの事なんだとか★ (^▽^;)
●その原産地はと言えば、アフリカだと言いますから、オクラさん(!)
何しろ、暑い国のお生まれなので、寒冷な土地では実は(!)
全く成長が出来ない(!)という・・・なんともこう・・・ヒヨワ(?)なお方なのだと言うから、こうして聞くと、逆に驚いてしまいますよね★ 😅💦
はい、亜熱帯なお土地柄では「多年草」として、スクスクお育ちになられる・・・オクラさんなんですが☆
この寒き日本では、がんばっても1年草(!)
ちょっとでも霜に当たってしまうえば、即座に枯れてしまう★という・・・とにかく、亜熱帯なお方なのだと言いますから、作物として育てておられる方は要注意です!
●さてオクラさんが、日本にやって来られたのは幕末の頃なのだそう。 👀
やっては来られたんですが、当時の日本の世の中とは、やれ攘夷だなんだと、とにかく騒がしく・・・★
あまり構ってももらえない世の中であったようで、日陰の身として、ひっそりとお暮らしに。 ( ̄_ ̄ i)
それが、ようやくに陽の目が見れたのが、明治に入ってからなのだとか。 👀
・・・それでも当時は、観賞用(!)としての立場ばかりを求められ。 (>_<)
野菜としての魅力はなかなかに、日本の皆さまには、感じては戴けなかった・・・★
それが昨今の「健康ブーム」で、今や女性に大人気だそうですから・・・本当にオクラさんも、出世をされたものですよね♡ (〃∇〃)
●ネバネバ、ヌルヌル食材の・・・オクラさんと。
そして枝豆と言えば、「大豆に育つ前」にサヤごと刈り取られて収穫されたモノに加えて♡
また更に、「お育ちになった大豆さん」から作られたという、「お豆腐」が入っております。
・・・これって、どれを取っても、健康効果の高い食材のオンパレードのお吸い物ですよね。 (^_^)/
しかも豆には、食物繊維も多く含まれていると言いますから☆
・・・何だか、素晴らしい相乗効果で、うれしくなりますよね♡ (〃∇〃)
●さて。
夏に熱々では、ちょっと切ないので、「日本料理には、よくある技法」との事で。
素材だけをお椀に盛ってから、だし汁をはるという調理法にされたのだと清水先生にお聞きしました。 👀
例えば、鍋一つに総てを煮立ててしまうと、素材の味が全て混ざってしまうのですが★
・・・「こちらの方法」でなら、一つ一つの味も際立ちますよね♡ (^-^)
パンチの効いたショウガの効果で、その温かさもあって、血行までもスムーズに♡
・・・この時期、疲れ気味の身体にやさしく効いて・・・やさしく癒やして下さいます。
冷たいお汁でありながら、そんな温もりも感じる・・・とーっても優しいお汁です。
ぜひぜひ、ご堪能くださいませ♡ (^_^)/
※こちらもよければご参考まで。
※「カンパチ入れずに、オクラいり(?) 粋じゃないかね、日本人★」~文月の旬(2015年)
(2017.7.17 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年6月のお膳