●私こと山野亜紀は、東北の血が脈々と流れてはいるのだけれど、関東出身。
東京の八百屋さんに今月の旬食材、オクラさんが並ぶようになったのは、1960年頃の事なんだそうです★ (゜-゜)
では、その原産地はどこかというと、南国はアフリカだとか。
・・・その歴史は古く、紀元前2世紀辺りから。
つまり、古代文明がそちこちで誕生と衰退を繰り返していた頃にはもう、エジプトの辺りで栽培も始まっていたというから、驚きです。 😅💦
とある書物によると、日本へ伝来して来たのは幕末・・・?
ある別の資料には、明治元年にアメリカを経て日本にやって来ただのと書かれてありまして、わりかし、そちこちでテキトーに書かれているのは、一体何故なんでしょう・・・★ (^_^;)
もしかしてやれ尊王攘夷だ、倒幕がどうとかで、歴史のうねりが当時は余りにも大きすぎて、オクラさんがひっそり日本へやって来ても、誰もあんまり構ってくれなかったのではないかとまで思ってしまう・・・私こと、山野亜紀なのでありました★ (^^;;
●・・・ともかくも、アフリカ産まれのオクラさんです。
暑い国で産まれ育っている方なので、寒冷な土地では成長できません(!)
なので、亜熱帯の土地でなら多年草な処を、日本ではこの寒さに耐えきれずに、1年草として生息をされています。 💦
ちょっとした霜でも、当たれば枯れてしまうというから驚きです。 (^_^;)
明治になり、世間が落ち着いた頃を見計らってからか、鹿児島や沖縄での栽培が、まずは始まっていったんだそう。 👀
ところがその当初は観賞用で、あまり野菜としての魅力を感じては戴けなかったみたいな・・・オクラさん★
それが昨今の健康ブームで、今や女性に大人気というから、オクラさんも出世をされたものですよね♡ ヽ(^◇^)ノ
●さて、アフリカ産まれのオクラさんは、寒くない場所で、短い時間で成長を致します。
すぐに50センチ~2メートル程にまでも成長して、黄色い花を咲かせます。
「アオイ科トロロアオイ属の植物」なので、トロロアオイに似た花を咲かせるのだそうですが、花が落ちれば、緑もしくは赤い果皮で5~30センチ程度の実を付けます。 👀
「その形が、女性の指に似ている」ということで、「レディースフィンガー」なる異名まであるそうです。
オクラの実はそのままにしておくと、固くなって食べられなくなる(!)んだそう。
私達が食べているのは、出来始めの小さめのモノか、まだ若くて柔らかいうちに収獲したモノなんだそうです。 👀
●また、「花オクラ」なるモノもあるそうで、これは花そのものを食べるんだとか★
夜に咲いて、昼には萎んでしまう花なんだそうですが、その調理法は天ぷらや、おひたしなどなど。(下の写真は、酢の物だそう★)
その実と同様に、とろっと粘りがあって、オクラさんは蕾のままでも、咲いてからで食べられているんですって、へ~え。 (゜-゜)
ちなみに完熟した莢からは、・・・そういえばオクラって、種が一杯入っていますよね。 👀
あれが熟すと黒か褐色に変色をするんだそうで、日本では戦時中にこれを炒って、コーヒーの代用にした事もあるんですって。 (>_<)
・・・ところで2013年のNHK朝ドラ「ごちそうさん(主演・杏)」では、やはり戦時中に物資不足で、ノンカフェインで、たんぽぽの根っこからなる「タンポポコーヒー」を嗜む場面がありましたが、もはやオクラコーヒーまでもあったとは・・・っ!!
これは日本だけでなく、イギリスやフランスも活用していたという記事もありました。 ( ̄_ ̄ i)
●さてオクラさんは、生食も出来るそうですが、その場合は産毛があるので、塩を少しかけて、こすり合わせて、その産毛を取ると良いのだとか。 👀
その豊富な栄養素は、生の時が一番良いそうなので、湯がく時間も短めにします♡
・・・振り返れば、中味が空洞もいい処なお野菜(!)なので、茹で過ぎないをモットーにお願い致します★ 😅💦
オクラさんには、その種類も幾つかあるそうですが、国内で一番出回っているのが、切ると星型でカワイイ「五角種」です。
他には、角ばらずにいる丸いお方や、皮が赤いモノやら、白いモノもあるそう。 👀
赤いオクラさんは、湯掻くと「緑色に変色してしまう!」そうなので、産毛処理をしたら生食がおススメなんだそうです。 (^-^)
●そんな・・・オクラさんなんですが、あの食べ慣れた粘りは「ムチン」だそうです。
里芋や山芋の粘りと同種で、胃の粘膜を守ってくれますし、消化を助けてくれて、コレステロールを抑制するパワーもあります。
また「含まれるペクチン」には、血糖値の上昇を抑えて下さり、整腸作用もあるので便秘予防にも効果あり♡
夏バテ予防にも効果のある・・・オクラさんですが、和名を「アメリカネリ」というそうです。
これは、「アメリカから来た、ネリ(トロロアオイ)」という意味になるんだそうです。 👀
他には、陸蓮根(おかれんこん)なる異名もあるんだそうですが、低温に弱いオクラさんは、冷蔵庫で生で保存するよりも、軽く湯がいてから水気を切り、保存袋などに入れて、冷凍する方がおススメ(!)なんだそうですよ♡ (〃∇〃)
●さて今度は、カンパチさんの方にまいりましょう。
スーパーで切り身を並べると、ヒラマサもカンパチもブリも、みんな似たようなお魚に見える・・・私こと山野亜紀なんですが、どれもスズキ目アジ科の海水魚の一種。 👀
ヒラマサに続く(!)大型種の魚なんだそうです。
日本では、東北以南に生息(!)
・・・なんでも、海水温が13度以下になると死んでしまうんだそうで、春から夏にかけては北上して、秋から春に向けては南下をするという回遊魚です。 👀
産卵は3~8月にかけてで、産んだ卵はまとまらず、バラバラでふわふわと漂う・・・分離浮遊卵に。
ちなみに・・・サバやアジに、カツオやヒラメも、この類に入るんだそうです、へ~え。 (゜-゜)
孵化をしますと、沖合表層域でふわふわと気楽に漂う・・・プランクトン生活を送りますが、ようやく一人で泳げるようになりますと、流れ藻かなんかに捕まって今度は、動物性プランクトンなんかを召し上がりながら、のんびりとお暮らしになります。 (^_^;)
そして成魚になれば、水深20~70センチの処で、単独か群れで行動(!)
だんだんとその肉食も強まっていき、イカナゴやらイワシ、アジの小魚や頭足類(イカやタコ、オウムガイの類)、甲殻類も捕食するように。 👀
●ところで、私は知らなかったんですが、カンパチさんも「出世魚」なんだそう!
その名「東京での呼び方」なのだそうで、カンパチの顔を正面から見ると、「黄色い、2本の線が頭部に走って」います。
これが「八の字に見える」から、「カンパチ」と呼ばれるようになったとか★
稚魚の折には、モジャコ(藻に絡みつく、ジャコだから・・・???)と呼ばれ。
幼魚になると、シオやショコなど(地域によって、名前が違います★)、そして80センチを超す大きさになると「カンパチ」に。 (^_^;)
最近は養殖も多く出回っているそうですが、天然カンパチさんは、ブリよりもお値段の張る高級魚(!)なんでそうです。 ( ̄_ ̄ i)
また養殖モノで「アジ科の魚だけ」で言えば、シマアジ、カンパチ、ブリの順で値が上がっていくんですって★
今度スーパーでよくよく、眺めてみようかと思います。 😅💦
●そんな・・・カンパチさんなんですが★
カリウムを豊富に含んでおられ、これは塩分の排出や高血圧予防に効果が。
その他、ナイアシンには皮膚粘膜を健やかにし、糖質や脂質の分解を促進(!)
ある意味、ダイエットにも効果があります。 👀
DHAは脳細胞活性化、EPAには抗ガン化作用に生活習慣病予防に。
含まれる鉄分には、冷え性や貧血にも効果がありますよね。 👀
「和心きらり」レシピ撮影の為に、この度はカンパチ1本買い(!)を敢行した・・・私こと山野亜紀ですが★
今まであまりカンパチを知らずに(・・・だって、高価なんですもん★)が、2014年12月の旬食材、ブリに引き続いて、なんだかすっかり学んでしまった・・・一幕でありました。 (^▽^;)
かような訳で、山野亜紀の家では、お正月くらいしか食卓に上る事がなかったカンパチさん・・・なんですが、こうしてみると「旬の時期は、初夏から初秋にかけて(!)」なんだそう♡
せっかくの旬食材、しっかり愛していきたいと試みる・・・今日この頃でございます★ (^^;;
(2015.7.1 文責・山野亜紀)
〇2015年7月のお膳