そうら、そらそら、ごまかしだっ!
ごまかしちゃいないさ、こいつは美味しい、胡麻のお菓子さ、
いよっ、イキだねぇ・・・ゴマ団子☆
- ★4個分の材料です。
- 白玉粉‥‥‥50g
- こしあん‥‥‥50g
- 白ゴマ‥‥‥適量
- 黒ゴマ‥‥‥適量
- 揚げ油‥‥‥適量
-
- 揚げ油を火にかけ、160℃に熱しておく。
- 白玉粉に、水(分量外)大さじ3ほどを、少しずつ加減しながら加えていき、耳たぶ位の柔らかさになるまで、こねる。
※水を入れすぎると「生地がまとまらなくなってしまう」ので、加減をしながら、逆に水が少し余るくらいの感じで。 - 2を4等分して丸めて、乾いた布巾の上に置いておく。(まな板などだと、生地がくっついてしまうので、転ばぬ先の杖に♡)
こしあんも、4等分にする。 - 3の団子を手のひらの上で平たくのばし、中心にあんを置いて包む。
- 2つずつ、白ゴマと黒ゴマを表面にまぶしたら、160℃に熱した油で揚げる。
- 生地の一箇所が、パクっと開いたら、素早く引き上げて油をきる。
●・・・もう、ずいぶん前の事になりますが★
お江戸の暮らしを紹介する番組に、出演をしたことがありました。 👀
武士と町民の生活が、どのように違うのか・・・であるとか。
はたまた、例えば「おやつの語源は、どこからやって来たのか」だとか。
そんなコンテンツを紹介する番組だったんですが、こんな下りがありました。
とあるカップルが町で、菓子を買い求めます。
・・・そして囓りついてみると、まん丸いお菓子がパフっと潰れて、中が空洞、何にも具が入っていません★ (´_`。)
「なんだぁ、これ」
「こりゃぁ、とんだゴマカシだぁ~」
・・・まぁ、上っ面ばっかりで、実がない。
漢字で書くなら、「誤魔化す」の語源は、ここから来ているのだ(!)
そんな・・・お話だった訳ですが★
このゴマ団子を見ていたら、あの当時が思い出されて懐かしかった・・・私です。 (´_`。)
あぁ、あれから何年経ったかな・・・。 😅💦
●せつない気も致しますが、和菓子には欠かせない、今回はこのこしあんについてです。
清水先生に、お尋ねをしてみました。
・・・何気なく食べてはいますが、ココに健康効果とかって、実際にはあるモノなのでしょうか・・・? 👀
はてさて。
・・・今回のゴマ団子には、たしかに餡が使われています。
その原料はといえば、日本には古来より「破魔の食材(!)」として知られる小豆さんですよね。 👀
その赤い色にこそ、破魔のパワーがある!のだといいますが、栄養素としてはたしかに、鉄分、マグネシウムにカルシウム・・・などなど。
含まれてはいますが、あんこの製造過程はといえば、何回も茹でこぼすことにあり!
・・・なので、もともとはあったのに(!)
栄養素までもが流出してしまい、今となっては、含有量もさほどには・・・というのが、お答えでした。 (>_<)
●それよりも(!)
清水先生が仰るには、その表面に、たっぷりとまぶしたゴマの効果の方です!
・・・ゴマの世界というのはとにかく、まさにミネラルの宝庫なんだそうです!
「健康効果を唄わせたら、その右に出る者がいない(?)」らしく、とにかくゴマさん、栄養素をたっぷりと含んでおられるんですね♡ (〃∇〃)
また抗酸化作用の高いとされている、ゴマに含まれているセサミンですが、最近は健康食品として単体でも売られていますし、健康番組でも取り上げられるほどに、注目を浴びておられますよね。 👀
・・・ところで今回、初めて知ったんですが、漢方でゴマといえば、黒ゴマの事を指すそう(!)
はてさて、黒と白では、一体何が違うのか・・・。
●それはやっぱり、栄養素(色素成分)が違う(!)のだそうですね。
一般には「色の濃い方が、栄養素(色素成分、つまり機能性の成分)が多い」のだとか・・・♡
あっさり白ゴマに、こっくりの黒ゴマでこの際、食べ比べてみませんか?
揚げたて、アツアツ、ゴマの滋養と香りがうれしい、素敵なおやつです♡ (^_^)/
※こちらもよければご参考まで。
※☆「日中復興、チンゲン菜!胡麻は縄文、日本人」~長月の旬(2015年)
(2017.9.25 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年9月のお膳