●「旬エッセイ」を28話も手掛けていると、そのニュースソースには事欠かない(!)
「・・・いやもう、アナタにはもうあり過ぎるでしょっ!」
といった具合に、突っ込みたくなるような食材もあれば。 👀
・・・どこをどう紐解いても、全く「暖簾に腕押し」的な食材もありまして、とにかくっ、深~く分かれてしまうのが、なかなかに難しい処なんです。 (^_^;)
中国からやって来た、我らがヒーロー(?)
チンゲン菜さんも、どちらかといえば後者なお方★
どんなに資料を紐解いてみても、「日中国交が回復してから、中国からやって来たお野菜です」とあるばかりで、日本では馴染深いですよね、くらいしか書かれておりません★
●日中国交については、去る1945年の第二次世界大戦で、日本軍はアメリカ軍に敗戦しましたよね。
その時、大陸に取り残されてしまった日本軍はやむなく、中華民国側の連合軍に降伏したのですが、それ以降です!
・・・何しろ当時の日本はまだ、アメリカ連合国軍(GHQ)の占領下だったので、外交権がなかった(!)ものですから、中国との国交を復興しようにも、どうしようもない時代がまた、長らくと続いておりました。 ( ̄_ ̄ i)
そこで断たれていた国交が1972年になって、当時の日本の首相だった田中角栄氏が、中国を訪問(!)
周恩来(しゅう・おんらい)首相とのお話合いで、ようやくに国交が再び結べたのですが・・・。
「大変にドラマティックな展開♡・・・なハズ」なのに、チンゲン菜さんの記事って、ホントに少ないんですねぇ、えぇ、まったく・・・★ (^_^;)
●さて、その時には色々な中国野菜達が日本にやって来たようなんですが、このチンゲン菜さんって、ほとんどが水分なんですよね。 👀
アクがないので調理にも面倒がなく、日本人には、すぐにとても好まれたようでして、今では日本全土で栽培もされ、四季を通じて手に入れる事が出来ますよね。
・・・さしずめ、日本の小松菜か、水菜かな・・・といった処でしょうか。
好まれたが故に、日本で改良をされた品種というのも、あるそうです。 👀
ところで、チンゲン菜さんのもともとの故郷は、中国中南部なんだとか。
アブラ菜科で、かような訳で日本にやって来たのですが、何しろ、土質もあまり選ばないですし、育てやすいと言った処も人気のポイントだったのではないでしょうか。 (゜-゜)
●そんな・・・チンゲン菜さんなんですが★
先ほどの通り、ほとんどが水分で出来ているので、ダイエットには最適なんだとか(?)
・・・カロテンやビタミンCに富んで、過酸化脂質も防いで下さるので、動脈硬化を予防しても下さいます♡
・・・夏の天敵、活性酸素の活動を抑えて下さいますし、制がん効果もあって、また含まれるビタミンCと言えば、シミやソバカスを防いで下さる効果があるので、美肌にもよろしいという、何だか嬉しいお野菜ですよね♡
カリウムやカルシウム、鉄、食物繊維も多いので、骨の強化や貧血、便秘に効果も発揮して下さるという、実に嬉しいお方なんですね♡ (〃∇〃)
●さてところで、2015年の夏というのは、かな~りの酷暑だったかと思えばもう、いきなり秋の風が・・・。
鈴虫も泣く季節となりましたが、まだまだ紫外線には油断が出来ません。
コレって、晴天の時よりも、曇天の方が紫外線は多いそうですもんね。 😅💦
・・・油と一緒に食べると、カロテン吸収率が高まるというチンゲン菜さんなんですが(!)
「和心きらり」でもご紹介をしているんですが、油と塩を入れて湯掻けば、カンタンな油通し効果となり、シャキシャキと旨味が増すのだとか。
上記の活用を取り入れて、今年の9月もどんどんと、積極的に戴いてまいりましょうね♡ (^_^)v
●・・・さて抗する旬食材、胡麻さんに話を移しましょう。
ところでゴマの木って、私こと山野亜紀は実は見た事がない(!)んですが★
何でも「育てば、草丈が約1メートル程」にも。 👀
葉腋に、大きくて薄紫色の花を付けては・・・その莢の中に、実(つまり、タネ)がたっぷりと入っているという・・・植物なんだそう。 😅💦
そして雨が多く降る土地よりも、乾燥気味の土地の方が返ってよく育つという、植物なんだそうです。 (^-^)
●ところで、日本にゴマが伝わったのは、縄文時代とも言われており(!)
・・・おにぎりよろしく、縄文時代後期の遺跡からは炭化したゴマが発見をされているそうです。 👀
日本には6世紀、平安の頃に仏教が伝来して以来、修行僧のパワーの源として、ゴマパワーが精進料理に取り入れられて来ました。 (^_^)v
今回のレシピでもご紹介している「チンゲン菜の胡麻和え」や、2014年6月にご紹介した上記写真の「ゴマ豆腐」あたりが、有名なのではないでしょうか。
●ところで、ゴマを多様に楽しむのは「アジア人の特徴?」
煎りゴマはもちろん、擦ってみたり。
奈良時代にはすでに、「ゴマの種を圧搾して、ゴマ油にしての食用」やら、燈油にも使われていました。 👀
ですがこれも、廉価な方が良いのは確か(!)で。 😅💦
・・・次第に菜種油やら、綿実油の方が多く使われるようになっていくんですが、食用であれば、やっぱりゴマ油の方が香りが良くて、酸化しにくいという辺りが、ゴマさんのニクイ処です。 (^-^)
代わって「アジア以外の地域」ではゴマを、例えば擦ったりなんかはせず(!)
・・・例えば、あんぱんに振る芥子の実のように使ってみたり、パンに練りこんだり。
種子として、そのまま生かして楽しんでいるのが普通なんだそうですよ。 👀
●さてゴマさん、日本では古くは平安時代の憲法の(!)
律令制度の施行細則である「延喜式(えんぎしき)」にその名があるばかりか★
ゴマのお菓子(税金の対象かな・・・?)の記載があるやら、はたまたゴマの効能についても触れてあるので日本人とゴマって、ホントに長らくのお付き合いなのですね。 (゜-゜)
スーパーでよく見掛ける白ゴマや黒ゴマの他には、黄(又は金、茶)ゴマの種類があります。
ちなみに金と白では、白ゴマの方がやや脂肪分が多くて、主に油の燃料にも。 👀
また黒は食用の方が多くて、薬効も高く。
逆に金だと香りが良いので、懐石料理などで楽しまれています♡ (^_^)/
ちなみに、ヨーロッパでは、香りの柔らかい白ゴマがオンリー(!)
アジアでは半々で、金は主に、トルコで栽培をしているのだそうです。 (゜-゜)
●・・・さて、堅い殻に旨味を閉じ込めているゴマさんです。 👀
なので日本では、まずは鞘から取り出してから、洗って乾燥をさせたのが「洗いゴマ」と呼ばれています。
・・・このままでも一応食べられるんですが、皮が何しろ堅い(!)ので。
通常はこれを、炒っての「煎りゴマ」やら、剥いたり(切りゴマ)、指先で捻り潰す「ひねりゴマ」。
すり鉢で擦り潰したモノは、すりゴマ・・・などなど。
こんなにランダムに楽しむというのはどうも、アジア人の特徴のようです。 (〃∇〃)
上の写真は、ゴマの花で・・・そんなゴマさんなんですが★
おおよその昔から、 ゴマは栄養豊富な食材と知られており、生薬としても使われてきました。 👀
皮の色こそ違えど、栄養的にはほとんど、変わりがないとあります。
・・・そしてゴマの皮には、ポリフェノールが多く含まれているのだとか。
カルシウムや抗酸化作用を多く含んで、ゴマの抗酸化成分は、煎る事でその効果を増していきます♡
動脈硬化の予防にも、なるんだそうですよ。 (゜-゜)
それにやっぱり、ゴマには抗酸化作用のあるビタミンEも多くて、活発に活性酸素に立ち向かっていきます♡
鉄分も多くて、貧血予防にもなりますし、食物繊維も豊富で、ビタミンB1も含まれておられます。
これは糖質の代謝を高めて、疲労回復にも一役買います。
チンゲン菜の胡麻和え・・・これって、なんて理に適っているレシピなのでしょうかっ! (〃∇〃)
ゴマの脂質はオレイン酸、リノール酸で体に良いんですが、たまにゴマアレルギーの方がいるそうなので、ご注意を(!)
夏の疲れを癒す方々を、愛していこうではありませんか。
(2015.9.1 文責・山野亜紀)
〇2015年9月のお膳