熱い日射しに、打ち勝とう♡
黒光りした、ニクい奴、
今日の夕餉(ゆうげ)は、お前で勝負だ、
「揚げナス」一本! 一本勝ちだっ!
- ★2人分の材料です。
- ナス‥‥‥2本
- 大根‥‥‥7~8cm
- 万能ネギ‥‥‥2~3本
- ミョウガ‥‥‥1本
- ショウガ‥‥‥小1片(1片は、親指の1関節分程度)
- だし汁‥‥‥100ml
- みりん‥‥‥大さじ1
- しょう油‥‥‥大さじ1
- 揚げ油‥‥‥適量
- みりんとしょう油は鍋に入れ、弱めの火にかけ、ふつふつとなったら火から下ろす。
だし汁と合わせて、そのまま冷やしておく。
鍋に油を入れて火にかけ、180℃位に熱しておく。 - ナスは「2cm幅位の輪切り」にし、1の鍋で、両面にうっすらと焼き色が付くまで揚げる。
- 揚がった順に、油をよく切ってから、1のだし汁に漬け込む。(できれば30分以上、冷蔵庫で冷やしても良い)
- 大根は、おろしてから、軽く水気を絞る。
万能ねぎは小口切り、ミョウガは斜め薄切りにする。
ショウガは、摺り下ろしておく。 - 器にナスを盛り、4の大根おろし、万能ネギ、ミョウガ、おろしショウガを散らして、調味した「だし汁」をはる。
●・・・何事も、ナスが肝心と言いますが(!)
野菜料理の代表格、「揚げナス」でございまする~っ。 (^_^)/
・・・さて、インドが原産でありながら、奈良時代には「朝鮮を、またいで(!)やって来られた・・・」という、茄子(なすび)さんです。 👀
現代(いま)では、どんな時期であろうとも、スーパーで見掛けない事はない・・・ほどの、お方なんですが★
・・・本来なら、初夏から秋口に掛けてが、旬♡
特に秋口に出るナスは、夏のモノよりも、さらに実が引きしまっているそう(!)
肉厚にもなり、えぐみやタネも少なくなるので、夏のモノよりも、美味しくなる・・・のだとか。 (‘_’)
そんなナスは、暑い夏をようやく乗りきって口にできる、口福のお野菜(!)
「これで、ようやく涼しい季節がやってくる・・・」と、いった具合でありましょうか。 (〃∇〃)
●お江戸の頃でも、実はナスビさん。
とても人気があったお方なのだそうで、例の「江戸の初物食い(!)」にも、一役買っておられます。 (゜_゜ )
・・・なんとあの時代、すでに促成栽培が始まっていたそう(!)
当時は「江戸市中のゴミ」を「一つ処に掻き集めて」は、江戸の皆さまで、やいのやいのと踏み固め★
発酵熱はもちろん、炭火までも使って、まるで競うように(!)・・・作られていたのだとか。 😅💦
・・・というのも、「他の処より早く出荷をすれば、より高く売るからっっっ!!!」
これが、魔法の言葉♡だったのですね。 (^▽^;)
●さて「ナスのあの青紫色の成分」は、アントシアニン系の色素なんだそう。 👀
そこには抗酸化作用が含まれていますから、細胞の老化や抗癌化作用がある事も、現代では知られています♡
そして今回はそこに、血行を良くして、体の温まる効果の高い(!)
ショウガやネギも添えてあげれば、代謝もスムーズになって、夏バテ防止にも効果あり・・・???
「何事もナス(!)が肝心!」
ナスビさんで、7月を満喫してみましょう!
きっと、あっつーーーーい夏も、この方で乗り切れます。 (^_^)/
※こちらもよければご参考まで。
※☆「何事も、ナスが肝心と言いますが(?)」〜葉月の旬(2013年8月)
(2017.7.10 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年6月のお膳