白いそうめん、糸の色
空にたゆたう天の川、2人で一緒に渡ってみたいな
カニカマ卵焼き、彩り添えるね
ナイスなチョイスで今日を1日♡
- ★2人分の材料です。
- そうめん‥‥‥160g
- 卵・・・・・・3個
- カニ風味かまぼこ・・・・・・3本
- 塩・・・・・・ひとつまみ
- だし汁・・・・・・120ml
- みりん・・・・・・大さじ1.5
- しょう油・・・・・・大さじ1.5
- 青シソ・・・・・・2枚
- ミョウガ・・・・・・1本
- サラダ油・・・・・・適量
- 大きめの鍋に、そうめん用の湯を沸かしておく。
小鍋に「みりん・しょう油」を合わせて火にかけて、ふつふつとなったら火から下ろして、だし汁を加えて冷やしておく。
青シソは千切りに、ミョウガは薄切りにする。 - ボウルに卵を割り入れて溶き、カニかまぼこを2等分に切って、ほぐしたものと塩を加えて、卵に溶き混ぜる。
- 直径18cm位のフライパンを火にかけ、油をひく。
2の1/3量を流し入れて、奥から手前に寄せて細長く形を作り(これを芯にする)、向こう側へ寄せる。 - 再び薄く油をひいて、卵の残りの半量を流し入れたら(先に形作った芯に巻き付けるようにしながら)ゆっくりと転がして、奥から手前に寄せていく。
- 同じ事を繰り返して、残りの卵液も巻き付けたら、火から下ろす。
- そうめんを1の鍋で表示通りに茹で、ザルに取り、流水で洗って水を切る。
- 氷と水が入った器に、そうめんを入れて、食べやすく等分にした卵焼き、薬味、めんつゆを添える。
●7月の行事食という事で、有名な処でテーマは「七夕」と決まったのですけれど★
・・・ところで皆さんは、「七夕」にどんなイメージをお持ちですか? 👀
「彦星さんと織り姫が、一年に一度だけ、天の川を渡って会える」・・・。
「雨が3粒も降ってしまえば、天の川が氾濫して、2人は会えないっ!!」
そんなヤワ(?)な天の川端の、悲しいお話の辺りでしょうか。
●・・・ところが、実はこの行事って。
「古来中国の行事がまず、2つが合体」して後に、日本に伝来★
そこで、さらに「日本にあったという、とある伝説までもが、合体(!!)」したという・・・。
何とも、トリプルパンチな行事(!)・・・だというから、驚きです。 (^_^;)
もともとは中国の宮中の女性が、「裁縫が上手になるように」という願いを込めたという行事(乞巧奠・きっこうでん)と「星伝説」が合体していたのが、何と日本の「神の衣を織るという、棚機津女(たなばたつめ)の伝説」までもと見事に合体!
・・・なので、「七夕の行事食=(イコール)そうめん」とは(!)
実は、「細長いそうめん」を、「機織りの糸に見立てているから☆」なんだとか・・・。 😅💦
●そして正式には「笹飾り」ではなくて、竹に飾るという「お飾り」についても(!)
実は、様々にイミがあり♡
・・・それって何でも、「竹の葉が揺れる音が、神をも招く☆」・・・からなのだとか。 😅💦
また「何故竹に飾るのか」についても、意味があります♡
実は、古来より日本では「竹は根が強くて、繁殖力も強い植物である♡」事から、とーっても縁起が良いとされている植物なのだとか。 👀
・・・今年はそんな事を思いつつ、ひとつ「七夕飾り」にも挑戦してみるのも良いかもです♡ (^_^)/
(2017.7.3 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
※「棚機津女」は日本の伝説です。
※神様の衣を織るのが「棚機津女」とよばれ、衣を織る間は水辺の小屋に籠って、衣を織りながら神様を迎えたそうです。
※中国の星伝説は、誰もが知ってる牛飼いの牽牛(彦星・鷲座の愛タイル)と、機織りの上手な織姫(こと座のベガ)の夫婦が、仕事もせずに遊び暮らしていたために、織姫のお父さんの天帝が怒って「天の川の東と西に引き離されて、1年に1度だけ会う事を許された・・・というアレ。
※織物がないと衣類が困ってしまうのはもちろん、「牛飼いの牛は、農耕牛を指している」ので、こやつが働かないと、農作物に多大な影響が出てしまうというので、大事だったんですね。 (^_^;)
※そうめんの元となった索餅(さくべい)
※中国の言い伝えでは、7月7日は「亡くなった子供が悪鬼になる」とされていたため、それを鎮めるために故人の好物の索餅を供えたのだそう。今でも、上新粉を水で捏ねて蒸したり茹でたりして作られたお菓子として食べられています。日本でも食べられていて、かたいけど美味しいんだそうですよ。(壱岐の島の方から聞きました)👀
〇2017年7月のお膳