いよいよ、年も暮れていくなぁ・・・。
蕎麦屋でちょいと、ひまつぶし。
おやじぃ、ちょいと分けてくんねぇ、
いろいる使える、美味しいめんつゆ、へいお待ち!
- ★作りやすい分量で、ご紹介をしています。
- しょう油‥‥‥100ml
- みりん‥‥‥大さじ4
- 砂糖‥‥‥大さじ1
- 水‥‥‥100ml
- 昆布‥‥‥3g
- 削り節‥‥‥10g
- 鍋に削り節以外の材料を全て入れ、昆布がある程度戻るまで15分程置いてから、火にかける。
- 煮立ったら削り節をドサッと入れて、すぐに火からおろす。
- 5分ほど置いてから、目の細かいザルか晒(さらし)などで漉す。
- 清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。
※めんつゆには同量の水を、かけつゆの場合は4倍の水を加えて下さい。
※その他煮物や、揚げびたしのつゆなどにも使えて便利です♡
冷蔵庫のポケットに、鎮座まします、たくさんのビン・・・。 ( ̄_ ̄ i)
焼き肉、しゃぶしゃぶ、サラダのタレに、なんでもございの、エトセトラ★
・・・あぁ、気軽な材料を混ぜ合わせ、「冷蔵庫のビン類をいっそ、解消してみたいっっっ!」
そんな皆さまへの、一つの提案が・・・このコーナー☆
●ちなみに私こと山野亜紀の実家には、漫画「美味しんぼ」が全巻揃っております・・・。
それは家族が、今は潰れてしまった「レンタルショップ」で買い求めてきたものです。 👀
それを亡き母と私も愛読しましたし、当時はテレビアニメにも、そして映画やファミコンゲームにもなったと記憶をしております・・・。 (‘_’)
今は亡き母は、「主人公の山岡士郎のファン」で、自らの親子関係を振り返るからかでしょうか?
海原雄山との親子対決についても、よくしみじみと語っておりました。
そんな人だったので、今も仏壇にはこの漫画、家族がお供えをしております。 😅💦
●さて母は、パスタの茹で加減である「アルデンテ」を生涯認めない人でありました。
理由はといえば単純に、硬いから。
・・・色々と、乗り越えられない壁はあったようですがが、「美味しんぼ」で紹介された出汁の取り方だけは、山野家に衝撃を与えた1話でありました。 (^▽^;)
母は昭和一ケタの産まれで、戦前・戦中・戦後を生き抜いてきたお人です。 👀
・・・なので、ホウレンソウのお浸しに削り節を掛けても、ほんのちょっと。
「もったいないから」
というのが口グセで、山野家にとっては鰹節は、とっても貴重なモノでした。 (´_`。)
さて「削り節がパックになって売られるようになる」までは、私は(必要な時にはいつも★)鰹節、カシュカシュと削らされていたんですね・・・。
鰹節って、上手に削れなくって、なのでついついチョビチョビとした使わなかった幼少期を思い出します・・・。 (T_T)
そこを、美味しんぼの主人公の山岡士郎は!
昆布を鍋の湯に入れたら、さっと引き上げ、それから、
「鰹節を、きゃーっ、いやーっ、やめてーーっ、うっそぉーーーっ!!」
と叫ぶくらいに入れて、出汁を取る・・・。
そんな文化が、日本にあったとは★ 😅💦
●今回は、せっかくの年末なものですから。
「年越し蕎麦くらい、めんつゆでなくって、出汁を取って楽しんで戴けたら・・・」
という事で私と清水先生の意見が一致して、12月の調味料を「めんつゆ」と致しました。 (〃∇〃)
鰹節のイノシン酸と、昆布のグルタミン酸が、その旨味をいや増します・・・♡
鰹節に含まれるイノシン酸は、アンチエイジング効果が高いそうですし、疲労回復や集中力を高めるのにも効果があるとか。 👀
そして何と「9種類もの必須アミノ酸が含まれている」とも言いますし、その1つであるヒスチジンには、脂肪燃焼効果という嬉しい効果もあります♡
・・・鰹節さん、なかなか隅にはおけませんねぇ、はい。 (^_^)v
また「昆布に含まれるグルタミン酸」には、リラックス効果があり、利尿効果と脳の活性化をも促して下さいます。 👀
そして(!)美肌効果や、血圧抑制効果も♡
・・・この両者を合わせ取りできている「出汁」って実は、とっても侮れないアイテムなんですねぇ・・・まぁ、びっくり!
年末くらい・・・。 ( ̄_ ̄ i)
せめて、年越しの時くらい、この身体に必要なパワーを感じつつ堪能してみませんか?
1年の疲れを癒やし、新しい希望が感じられる・・・。
この「めんつゆ」でぜひ、お楽しみ下さいませ♡
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「そい、来たか!よろ昆布で日本人」~睦月のエッセイ(2017年)
※☆「愛されてきた証拠だね! キュウリにカツオだ、日本人」~葉月の旬エッセイ(2017年)
(2017.12.11 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
〇2017年12月のお膳