いろりを囲んで、みんなで食べよう白い飯、
・・・ひなびた香りが、記憶を辿るよ、
今日は語ろう、大根飯。
- ★2人分の材料です。
- 米‥‥‥2合
- 大根‥‥‥250g
- 昆布‥‥‥5g
- 酒‥‥‥大さじ1
- 水‥‥‥400ml
- 塩‥‥‥小さじ3/4
- (a)大根の葉‥‥‥30g
- (a)塩‥‥‥小さじ1/5
- 米は研いで、分量の水と昆布を加えて30分以上浸水する。
- (a)の大根葉はざく切りにして塩(分量外)で揉み、しばらく置いておく。
大根は、1cm角の角切りにする。
- 1に酒と塩を加えて、鍋をぐるぐると傾けながら数回まわして、調味料を馴染ませる。
2の大根を拡げるようにのせて、普通に炊く。 - 炊き上がったら15分程蒸らして、2の大根葉の水分をギュッと絞ってから3にほぐして加えて、ざっくりと天地を返す。
●和心の撮影をする折には、清水先生と「メニュー会議☆」を行っています。
これがまた話題が、あっちに脱線、こっちに転んで・・・という具合で、毎回3時間の長丁場(!)
その流れの中で、今月の旬食材がようやくに「大根にしよう」という事になりました。 👀
はてさて、それでは米料理はどうするか・・・と言ったら、やっぱり!
ドラマ「おしん」で有名な、大根飯・・・この辺りはいかがでしょうか★ (〃∇〃)
ご存知の方も、多いとは思いますが・・・念のため。
1983年4月より翌年3月まで放送されていたという、NHKの連続テレビ小説「おしん」です。
私の祖母や母は番組を見ていたようですが、私自身は当時はまだ学生でして。 😅💦
・・・その後も、学校が忙しくてですね。 (汗)
それでちょっと調べてみましたら、「おしん」は最高視聴率が62.9%だったそう(!)
何度も日本で再放送をされているのは勿論、世界68ヶ国で放送もされている・・・そうですが★
私はおそらく、2~3話程度を果たして、見たのか、見ていないのか・・・。 (-_-;)
●さてドラマ「おしん」は、全部で297話の放送(!)であったそうですが。
初回放送時はまだDVDはもちろん、頑張ってもビデオ録画の時代だったと思います・・・。 😅💦
(2種類あって、VHSにするか、ベータにするかで皆さん、論争を呼んだ時代でもあります★)
その録画機だって、当時はホントに、ものすごく高価なモノでした★
なので、一度完結してしまったこの放送を(この長さで!!)
私は、とっても見る気にはなれなかった・・・という事かと思います・・・。 (^^;)
・・・はてさて。
ドラマでは、おしんが幼少時代に育ったという山形の貧しい農村での事です。 👀
実の母手作りの「大根飯」を、お腹いっぱいに食べていた演技は、私の印象にはあります。 👀
・・・ドラマを見ていなくても、おそらくは再放送なんかのCMで、よく見掛けていたからではないでしょうか。 (゜_゜ )
●ドラマ的に言うなら、「貧しくても家族で囲む食卓の光景は、幸せに満ちていた」・・・という事なのでしょうか。
何気なく、「大根飯って、美味しいのかな~?」と尋ねる私に、今は亡き母が、
「あんまり、美味しくないんじゃないのかな~・・・」
と応えてくれて、ついぞ山野家では「大根飯」は、一度も作られる事はありませんでした★
●清水先生とのご相談で大根飯、「それでは試してみましょう」との下りとなりました。
それはいいのだけれど、糧飯としてのこの方に、どこか利点はあるものでしょうか。 👀
・・・何しろ、大根さんの魅力の一つである「消化酵素による、消化促進効果」については、今回は加熱をしてしまいますから、そこの処は失われておりますし・・・。 (>_<)
ただ大根さんには、「高血圧抑制に効果のあるカリウム」やら、昨今しみじみと見直されている食物繊維も、たっぷりと含まれておられいます(!)
米の嵩増し料理☆でありながら、大根の量も実は、けっこうに多くて(!)
いざ試食をしてみると、意外にあっさり、さっぱりとした味わいが特徴でした☆ (^_^)v
また米を炊いている間は、大根の・・・ひなびた香りが何とも、郷愁を誘います♡
そして炊けてみれば、白い飯に、白い大根っ!
・・・おしんの大根飯にはなかった「昆布出汁」がまた、良い仕事をして下さっています♡ (^_^)/
大根は、白い部分が淡色野菜で、青い葉っぱの部分は緑黄色野菜!
葉っぱも残さず愛してあげれば、しみじみ、豊かさが舌の上に広がります。
・・・ちょっと、試してみませんか?
塩味でさっぱり、胃が疲れた時なんかにはオススメの、優しい糧飯です。 o(^▽^)o
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「あぁ、お江戸。大根、長ネギ、牡蠣だよ日本人」~霜月の旬(2013年11月)
(2017.12.18 文責・山野亜紀))
(料理・器/清水紀子)
〇2017年12月のお膳