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〇おさつとカボチャの二色茶巾

色は輝く、黄金(こがね)色!
食べればじんわり、心の中まで黄金(こがね)が吹くぜ♡
江戸の評判、茶店の味だよ、
看板娘だ、おさつとかぼちゃの二色茶巾!

  • ★4個分の材料です。
  • サツマイモ‥‥‥100g
  • カボチャ‥‥‥100g
  • 砂糖‥‥‥20g
  1. サツマイモは皮ごと、カボチャは皮を剥いて、それぞれ大きめひと口大に切る。
  2. 柔らかくなるまで10数分、蒸気の上がった蒸し器で蒸す。
  3. 竹串がスーッと通るようになったら火からおろし、熱いうちにサツマイモから擂り鉢でマッシュする。
  4. 砂糖を10g加えて擂り混ぜ、そのまま冷ます。
    カボチャも、同じようにする。
  5. ラップを拡げて、サツマイモとカボチャのマッシュをのせ、包んで口をひねり、茶巾絞りのように仕上げる。

●お菓子にもよく使われている、カボチャさんと、サツマイモさんです♡

 何しろ子供童話でも、カボチャの馬車が出てくるくらいですから☆
 どちらのお方も世界的規模で、お菓子としても愛されているのではないでしょうか。 (^-^)
 さて、そんなサツマイモさんは、ビタミン類が比較的のだ多いそうで、分類としては、はっきり言ってイモ類☆です。 😅💦

 ・・・逆にカボチャさんはと言えば、カロテンの含有量がずば抜けていて、緑黄色野菜の分類に。 👀
 ビタミンCやEも豊富で、風邪予防はもちろん、免疫力もアップ☆
 老化防止にも一役買って下さるといいますから、・・・あの硬~い皮をたたっ切ってでも(!)
 愛してさしあげたい、お野菜ですよね・・・♡ (〃∇〃)

●サツマイモさんの方は、救荒作物として大活躍をされた方だと。

「さつまいもご飯」でもご紹介をしたのですが。 👀
 さてカボチャさんの方はとなると、日本にやって来られたのは安土桃山時代です。
 ・・・はい、織田信長さんとかが、活躍をしておられた時代ですよね。

 かのお方が安土城に移った年(1576年)にカボチャさんは、ポルトガル人が持ち込み種子島に漂着(!)
 ポンキンという種類が、種の状態でまず日本に、お持ち込みになられました。
 ・・・これって実は、ペポカカボチャの一種(!)で、食べても美味しくないカボチャさん(!)だったのですね・・・。 😅💦

 今では飼料用か、装飾用でしか活躍の場がないんだそうで、だからこそ(!)
 日本では、カボチャさんは中々に馴染み深い存在になるまで、とにかく時間が掛かりました・・・。 (>_<)
 よほど、日本でも見かけないタイプのお野菜だったのではないでしょうか。
 「毒があるんじゃないか」とまで言われて、ホントに民人には愛してもらえず・・・。 (´_`。)

●そのお名前も、ポルトガル人が、カンボジアから持ち込んだから・・・という事で。

 日本では、「カボチャ」と名付けられたなる説があるそうですが、さんざんな上陸だったんですねぇ、カボチャさん。
 おいたわしや・・・★ 😢

 ちなみに今、日本で食べられているカボチャは、2系統になるそう。 👀
 ・・・まず一つは、ボーブラ(ボウブラ、ボブラ、ボウフラとも)と呼ばれている種類。
 ポルトガル語が訛って名付けられた種類だそうで、菊座カボチャの類いです。

 ではもう一方はといえば、中国の南京で改良されてきたからなのか・・・?
 「ナンキンカボチャ」とか、「トウナス」と呼ばれているそう。 👀
 ・・・とにかく、お江戸開闢の頃のカボチャさんは、長崎の辺りで栽培をされていただけ(!)
 しかも、紅毛人や唐人に向けてだけのモノでしかありませんでした・・・★

●それが、三代将軍・家光の時代になって、ようやく・・・。

 旧荏原郡に大崎村(現在の品川区大崎)という場所で、・・・そこは今もあるんですが、「東海寺という、お寺(写真・下)」さんが当時、建立されます。 👀
 そこの沢庵宗彭和尚がわざわざ、上方から・・・お取り寄せまでして(!!)

 大崎居木橋(おおさき・いるきばし)の村名主である、松原庄左衛門に頼んでまでして・・・カボチャさん、栽培をしてもらったんです。
 ・・・そこまでしてもらったんですが、これまた八代将軍・吉宗の頃になってもまだまだ、なかなかに認めてもらえず・・・。 。゚(T^T)゚。

●ところが、お江戸ではそうだったんですが★

 京都☆で植え付けが始まったのは、四代将軍・家綱の時代から♡
 こちらがまた☆ミラクルな話☆で、今でもこのカボチャ。
 鹿ケ谷産が有名なんだそうですが、何故だか奥州津軽から取り寄せたばかりの時には、・・・もとはただの普通の丸いカボチャだったのに(!)

 ・・・京都の土が性に合ったのか、それとも何かがあったのか(?)
 連作をしていくうちに、びっくりポン!と、何とその姿がに豹変っ!!!
 ・・・写真下の如く、ヒョウタン型に変形(!)をしてしまい、しても巨大化までされてしまったんですね。 (^▽^;)

 当時の京都人、びっくりしたとは思うんですが、何しろ病害にも強かったんで、土地の民にはたいそう喜ばれ、それから発展をされるようになったというから、驚きです♡ (〃∇〃)

●ちなみに九州の方では、カボチャの形が「ボウブラという土瓶に似ている」から「ボウブラ」。

 ・・・関東では、唐(中国)のナスの意味で、トウナスと呼ばれていましたが、・・・そういえば、お芝居の演目でも「唐茄子売り」なんてありました♡
 はてさて、これが明治の頃にもなると、今や主流になったナタワリ(セイヨウカボチャ)がやって来ます。
 ・・・寒冷な土地でも育つというので、あちこちで栽培されるようになりました。

 「わりに育てやすくて、豊作なことが多い☆」ので、ここからようやくカボチャさんは、日本全国津々浦々・・・。
 たくさんの皆様に愛されるようになりましたんだそうです、良かったですね・・・。 (T_T)
 食物繊維いっぱいで、ビタミンCも多い・・・サツマイモさんと。
 カロテンが多くて、身体を温める効果もあるカボチャさんは、だからこそ冬至の行事食にもなられたのでしょう。

 キレイな二色、・・・こんなに身体に良いお菓子はいかがでしょうか。
 食べればじんわり、心の芯まで甘くしてくれる・・・優しいおやつです♡

 ※こちらもよければご参考まで。
 ※☆「流れ流れてサツマイモ、 カボチャもそうだね、小松菜どこから、日本人」~長月の旬(2014年9月)
 (2017.1025 文責・山野亜紀)
 (料理・器/清水紀子)


 〇2017年10月のお膳

〇秋刀魚の甘辛煮

☆「サンマ苦いか、しょっぱいか、命繋げたサツマイモ!」~長月の旬エッセイ(2017年)

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