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〇緑茶寒天

青い空に、みどりの葉。
ゆれて誘われ、今日の集まり、にぎわう場所には、緑の彩り、
あでやかですねぇ、緑茶寒天。

  • 2人分の材料です。
  • 茶葉‥‥‥20g
  • 水‥‥‥600ml
  • 砂糖‥‥‥60g
  • 粉寒天‥‥‥4g
  1. 急須に茶葉を入れて、半量の水を注いでから10分程置く。
  2. 小鍋に、残りの水と砂糖を入れて火にかけ、煮立ったら粉寒天を加えて混ぜ合わせ、ふつふつの火加減で1分程煮る。(寒天シロップ)
  3. のお茶を加え、流し缶に注いで冷蔵庫で冷やす。
  4. 数時間かけて十分に冷えたら切り分け、器に盛る。

※寒天は室温で固まるので、寒天シロップとお茶を混ぜ合わせたら、素早く流し缶へ入れて下さい。

●突然ですが、今は亡き父の田舎に、なぜか父と2人だけで行った時のお話です。 👀

 それって、父方の祖母のおそらくは「何回忌だかの催し」だったかとは思いますが、まだ建て直す前の田舎の家はとても古くて大きくて、当時は牛小屋と併設してました。 (^^;)
 トイレは外(!)にあって、子供心に、夜は怖かったように思います・・・。

●とにかく遠方なので結局、4度ほどしか、かの家を訪れた記憶が私にはないのですが★

 初めて聞く親族の、超(!)のつくほど、ネィティブな山形弁(!!)は、子供だった私には(というより、今もですが★)
 ほとんど解読できず(!)
に、父に訳してもらっての参加でした・・・。 (^▽^;)

 たくさんの、初めて見る親戚に囲まれ、旅館のように、お膳でのお食事★
 ・・・それが珍しかったのか、そこだけは覚えていたんです。 👀

●デザートに、緑色のゼリーが添えられていました。

 お盆だったので、そんな色にあつらえたのでしょうが「子供心には、精進のお膳はちょっぴり心躍る・・・という感じではなかった」よう。
 ましてやあの頃の私はとても偏食で、お刺身なんかは全く食べられない子供でした。 (‘_’)

 言葉は理解できないしで、退屈する私に父が、ゼリーなら子供が喜ぶとでも思ったのか、自分の分も分けて食べさせてくれました♡ (〃∇〃)

 ・・・仕事ばかりで、私が小さな頃は週に2度しか家には帰らない父でした。 👀
 父の務める会社が、千代田区から文京区に変ってからは、それも週に1度きりになりました★
 結局、ほとんど一緒に暮らした覚えもなくて、思春期になった私はもう、父に何を話せば喜んでもらえるのかも判らない内に、父は私が20歳の時にガンで亡くなりました。


 今回、「行事食のテーマがお盆」だったので、献立を決める折に清水先生にご相談をしていた折、ふと、そんな話になりました。
 ・・・そこで、お茶を使った大人のゼリーをと提案してみた処、こんなステキなデザートに仕上げて下さいました♡ (^-^)

 ほろ苦いけれども、でも甘い・・・♡
 そして日本列島には、茶木はもともと自生はしていたそうなんですが、お茶を飲むという習慣がなかった(!)のだとか。 👀
 それが、中国からやって来る遣唐使やら、留学僧。
 仏教と一緒に、「お茶を飲む文化が、日本に伝来」はしたのですが、やっぱり流行ったのは宮中でだけ!
 ・・・なかなかに、庶民にまでは浸透はしませんでした★ (T_T)

それが室町になって、南宋に留学をしたという禅僧の栄西が、、、

 何でも、座禅の修行中に襲ってくる睡魔を払う(!)のに役立つし何より、健康を増進する逸品だと伝えたのが、良かったのか・・・?
 モダンな飲み物として定着し、下々にも愛されるようになったのだとか。 (^_^)/

 今やペットボトルで、気軽にガブ飲みできる飲み物になりましたが、今回はそこは、江戸のこだわり☆
 ・・・急須使いで、こんな仕上がりになりました。 (〃∇〃)

●さて寒天は、テングサという海藻で作られた、食物繊維がたっぷりでローカロリー食品です♡

 それに加えて、コレステロールや高血圧、血糖値上昇を抑制して下さって、しかも殺菌効果のある緑茶のカテキンさんが、健康効果をアップ!

 見た目にも涼しげで、身体にも良い・・・こんなデザートはいかがですか?
「いよっ、風流だねぇっ!」
 そんな声が、聞こえそうな優しいデザートです。 (^_^)v

 (2017.8.28 文責・山野亜紀)
 (料理・器/清水紀子)

 〇2017年8月のお膳

〇カツオの竜田揚げ

第51話 8月のあれこれ、何をする?(2017年8月)

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