うまい俺には、味がある。昆布を味方に、酒だ、みりんだ、味噌だれ背負ったぜ、ふろふき大根(!)
お江戸の頃の庶民の味方、大根料理を連載します。 ・・・今回はたまたま江戸料理ですが、現代料理でも紹介する予定なので(!) 毎月変わりますから、楽しみにしていて下さいね☆
さて、お江戸の味覚「ふろふき大根」です! ふろふき大根は、このどっしりとした厚さが命(!) 一切れ食べただけで、「食べたーーーっ!」という満足感が売り物(?)ですよね♡
はてさて、この、とにかく分厚い「ふろふき大根」ですが。 とにかく厚くて、火が通りにくい(!) なので、面取りをしたら、まずは水から下茹でです。 👀 ・・・この面取りをするのは、煮込んでも形が崩れにくくするのと、見た目を美しくするためだそう。(〃∇〃)
それから昆布を浸した水に入れて火にかけますが、これは「水から沸騰するまでの温度も利用したい」という事で、まずここで「落とし蓋」です。 (*^^*) ・・・少ない水分でも、落とし蓋をする事で煮汁が大根にかかり、さらに火が通り易くなります。 (蓋がなければ、アルミホイルなど使用しても可☆)
また、大根の下茹では実は、米の研ぎ汁を使うのがベスト。 研ぎ汁がなければ、米糠を少し加えても良いそうですが、こうすると大根が白く、柔らかく仕上がるのだそうです。 o(^▽^)o
今回は、仕上がりは色目に三つ葉を添えてありますが、好みで時期の柚子の皮を添えても、香りがたって、また良いそうです。
昨今、なかなかお目にかかれないレシピになっている感のある「ふろふき大根」ですが、きらりレシピでお楽しみ下さい。 (^_^)/ (文責・山野亜紀 2014.1.1)
〇ふろふき大根
◎12月のお膳(2013年)
〇栗蒸し羊羹