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〇秋刀魚の甘辛煮

ひとり気ままに歩いて来たが、お前という伴(とも)があったのか・・・。
笠を片手に、梅干連れて、
共に行こうか・・・のう、よし。
・・・秋刀魚の、甘辛煮。

  • ★2人分の材料です。
  • サンマ‥‥‥2尾
  • (a)酒‥‥‥大さじ2
  • (a)みりん‥‥‥大さじ1
  • (a)しょう油‥‥‥大さじ1
  • (a)砂糖‥‥‥小さじ2
  • (a)梅干‥‥‥2個
  • (a)水‥‥‥1/2カップ(100cc)
  • ネギ‥‥‥5cm
  • カイワレ大根‥‥‥少々
  1. サンマは頭を落としてからワタを除いて、お腹の中をよく洗ってから、水気を拭きとる。
  2. 一尾を3つに切り分けたら、沸騰した湯にさっとくぐらせて、余分な脂分を除く。
  3. 鍋に(a)を入れて中火にかけ、サンマを並べ入れる。
  4. 落し蓋をして、時々煮汁をかけながら、弱めの中火で10分程煮る。
  5. 煮汁が少し残るくらいで火から下ろして、器に盛り付け、ネギの白い部分を千切りにした白髪ネギと、貝割れ大根を添える。

●現代では、時期によっては「生食も珍しくなくなった・・・秋刀魚さん」なんですが。

 お刺身なんかで食べられるようになったのは、何をかくそう、1990年代の後半くらいから(!)
 ・・・海際でならともかく、他の土地(山間部は特に)では、塩蔵か干物でしか食べられなかったお魚さんであったのだと・・・資料にあります。 ( ̄_ ̄ i)

●・・・今ではこんなに普及をして、その調理法も様々にある・・・サンマさんなんですが★

 そういえば、私が子供の頃の食卓でも、干物ばかりが活躍してましたっけ。 (^▽^;)
 私の子供時代って、けっこうに家計が苦しくて、切り詰めた生活をしていたので。
 ・・・サンマの干物ってきっと、安かったんでしょうね。 👀
 あまりにも朝食の定番(!)だったので、今では逆に、私的には遠のいてしまったメニューのサンマの干物なんでした・・・とほほ★

●はてさて、サンマさん。

 ダツ目ダツ上科サンマ科サンマ属の海棲硬骨魚の一種で、日本海側をこよなく愛するお方と。
 ・・・いやいやオレ等は北太平洋(!)だよな、と豪語されるタイプと2種類(!)存在し。
 巷で流通をされてるのは、北太平洋さん達がメインなのですって、へ~え。 (゜_゜)

 また、サンマを焼くと、ハラワタを食べる派と、食べない派で分かれるかと思いますが・・・。
 実は、サンマには胃袋がなくって、腸も短いのだよと・・・資料に。
 そういえばハラワタ、少ないなぁとは思ってはいたんですが、実はそうだったんですねぇ・・・。 (‘_’)

●通年を群れで・・・お過ごしになられるサンマさんなんですが。

 小型の甲殻類(オキアミだとか★)と、プランクトンさんだけしか、お召し上がりになりません(!)
 何とも、とてつもなく偏食なお方だというから、驚きです。
 ・・・でもでも、考えてみれば、あの小さなお口では、大きな物を頬張れる訳にも行きません・・・★

 一度でいいから、巨大なモノが食べてみたいとか(!)
 そんな・・・野望を抱いたサンマさんがもしいたら、お目に掛かりたいなぁ・・・♡
 なんちゃって。 (^_^;)

●ところで、DHAやIPAが豊富な事で有名な・・・サンマさんです。

 こちらが何と、血栓ができるのを防いで下さいますし、アルツハイマーの防止にも、この方は、大・活躍!
 また含まれるビタミンDには「骨を丈夫にして下さる効果」があるので、骨粗鬆症にはもちろん、成長期のお子様には欠かせない!
 ・・・そんなお方でも、あるんですが★

 清水先生のお話によりますと、サンマは酸性食品で、「秋には特に、脂がのって美味しい!」
 ・・・のですが、魚の脂はとても、酸化しやすい(!)のがちょっと難点・・・。
 へ~え、サンマさん、意外なネックがあったんですねぇ・・・★ 👀

●このお魚さんの脂は実は、時間が経てば経つほど。

 ・・・そして「加熱をするほど」にその酸化度を増していく(!)ので、身体に良くない脂になってしまうのだと・・・お話に。
 そして「酸化した脂」は逆に、血液をドロドロにしてしまうのだそう・・・★
 とにかくお魚というのは、新鮮なウチにやっつけてしまえ(!)というのが信条なようです。 (´_`。)

●ところで「青魚を、梅干で煮るレシピ」って、よく見掛けますよね。

 梅干(梅干しの資料は、ココをクリック!)って、そういえば「アルカリ性食品」なんですよね。 👀
 これを加える事で何と、魚の酸性を中和して下さるばかりか、血液の流れまでも良くして下さって、何と消化も促進(!)
 ・・・代謝アップ効果もあるというので、これはぜひとも(!)
 梅干さんの助けをお借りして、楽しみたいモノです。

 梅の殺菌効果、消化促進効果で、胃もたれや食あたりにも効果があって、その酸味から、さっぱりとした食感に♡ (^-^)
 ・・・ちなみに今回のレシピのお写真の梅干は、清水先生手作り♡
 この梅干は、身体に染みました・・・。

 梅干パワーも添えて、秋の味覚を楽しんでみませんか?
 お魚は、とれとれを早め、早めで食卓へ。
 ・・・こんなお話も添えて、楽しんで戴けたなら幸いです。(^_^)/

 ※こちらもよければご参考まで。
 ※☆「里芋、そして秋刀魚と日本人」~長月の旬(2013年9月)

 (2017.10.23 文責・山野亜紀)
 (料理・器/清水紀子)

 〇2017年10月のお膳

〇あさりのお味噌汁

〇おさつとカボチャの二色茶巾

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