大切な方を迎えての催し、何をしつらえて、もてなしをしようや、膳場で夜を徹しての熱い会合、 まず一つ目は錦玉子。
「加賀藩の殿様のお食事を整えていた」というお役目をされていた方の末裔、緋宮栞那という方が主宰されていて、殿様が殿様を接待する際のお料理を再現されているんだそうです。 👀 そこで出会った「岩石卵」が、あまりにも錦玉子に似ていたので、せっかくの機会なので、緋宮さんにお尋ねしてみました。 ・・・ちなみに、私こと山野亜紀の家では「錦玉子を作る習慣は、なかった」のですが・・・。 😅💦
お尋ねすると、「岩石玉子は饗応料理の一つ」で、やっぱり茹で卵を白身と黄身に分けて作りますが、当時の殿様の世では、お砂糖はなんと(!) 薬扱いを、されていました★ (^▽^;) その貴重なお砂糖を、饗応の場にいる全ての人に分け与えられるようにと。 ・・・その想いが込められて(!)この調理法が作られているんだそうです。 👀
ところで、当時の武士は「時の声をあげるニワトリ」は、余り口にする事はなかったとも★ なのでニワトリは肉としてより、玉子の方が尊重をされていました。 その貴重な玉子を、茹でて黄身と白身に分けて裏ごし。 白身は水が出てしまうので、塩と砂糖を加えて裏ごししてから、なんと(!) ・・・一晩、置いておくのだとか★ ( ̄▽ ̄;) この辺りの時間の掛け方が「饗応料理!」なのかもと、感じ入ってしまう・・・私こと山野亜紀なのでございます・・・。 (^_^;) また、こういった料理法は、大奥を去った女性たちが人々に伝えていたのだとも聞きました。 👀 ・・・何しろ故郷に帰れば、彼女たちもそこは、生活をしていかねばならず★ 大奥でのしきたりや礼節、そういったモノと一緒に調理法をも伝えたとの事で、ちなみにこのレシピはわりあい、何処の藩でも手掛けられていたモノなんだそう。 👀
・・・作り方も、それぞれにあるそうですが、さすがに下々は一晩掛けてまではちょっと大変なので、片栗粉さんとレンジにご活躍をして戴いてのご紹介です♡ 甘くて、華やかな・・・錦玉子。 こんなお話をしながら、楽しんで戴けたなら、幸いです。 (〃∇〃) (2015.6.1 文責・山野亜紀)
〇錦玉子
〇肉豆腐
〇圧力鍋で作る、あゆの生姜煮