いやだよう、こんな天気じゃ洗濯物が乾かないよう。 女房のグチを肴に、もう一指し。 ヘボな将棋で、夜の憂さ晴らしだ、 傍にあるのは、イカの塩辛。
室町時代からも続いているレシピ、イカの塩辛です~。 ( ̄▽+ ̄*)
「塩辛」は、魚介類の内臓や卵巣など用いた塩漬けの総称。 👀 自己消化を起こさせて熟成させたモノとありますが、その仲間はといえば(!) 鮎の「うるか」やら。 ナマコの「このわた」、雲丹の塩辛・・・などなど。
徳川家康が征夷大将軍になった頃に、この名称で呼ばれるようになりましたが、それ以前の室町時代辺りでは、「なんし物」とか。 👀 「なつし物」、はたまた「なし物」とか呼ばれていたようです。 (゜-゜)
さてイカといえば、北海道に5月頃に行くと、どの地方に行っても時期のイカ料理ばかり(!) ・・・それがあまりにすごくって、東京生まれの私こと、山野亜紀は・・・驚いたモンです。 (^_^;) これがまた、利尻島のバスガイドさん曰くは、 「この時期の北海道は、どこでもイカなのよ。 イカの刺身、いかそうめん、ずーーーっと続いて! ようやくに終わったかと思うと、今度はウチのお母さんが、イカの塩辛がうまく漬かったからって持ってきて・・・」 なんて話していたのを、思い出します。 (^_^;)
お江戸の頃も、今ほどに食材は豊富でない中で、おそらくは毎日似たような食材のお膳。 このうっとうしい季節も、なんとか気分を変えて、心持ちを楽しく送られるよう心がけて生きていたのではないでしょうか。 (‘_’)
室町から続く、ザ・シンプルレシピです。 「イカの塩辛」にぜひ、挑戦してみて下さい~☆ o(〃^▽^〃)o (2014.6.1 文責・山野亜紀)
〇イカの塩辛
〇くず桜
〇切り干し大根の煮物