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第1話 江戸の庶民の暮らしとレシピに焦点を!(2013年6月)

●林邦史朗先生に、女性の殺陣指導員免状を戴いて10年余りになります。(2013年当時)

 ・・・始めた頃は、ただ先生に教わった事ばかりを伝えていたんですが、やっててやっぱり「おや?」と思う事などもございます。👀

 林邦史朗先生創始の、林流殺陣のレッスンでは、侍の所作、立居振舞の指導を取り入れています。
 その中で、「侍は、道の真ん中を歩きます。相手が自分より身分が上なので、すれ違う時には、こちらが左に寄って道を譲ります」
 ・・・などと説明をしていると、生徒達からはこんな質問が。

「向こうから来るのが、どうして自分よりエラい(つまり家禄が高い)人だと判るんですか?」
 ・・・身分制度に、家禄制・・・などなど★
 自分で、殺陣のHPを作成している事もあって、「殺陣エッセイ」みたいなのをそこで連載し。
 ついでに思い付きから、「所作事を、物語形式で紹介する小説」もやってみましたが、さすがに自分の知識だけでは足らないので、当時はいわゆる「ハウツー書物」を読んだりして参考にもしてました。

 それで思ったのが、勝手になんだか知ってるように思ってるだけって事がけっこうあるということです。

このHPでは、昔から現代へと繋ぐ目的で、江戸時代からあるレシピもご紹介しています。

 それは「何とか藩主の愛したメニュー」や、池波正太郎さんの鬼平の料理(全巻読んでます★)にも、ものすごく心惹かれるモノはあります。

 ただ、五鉄の軍鶏鍋やらも良いけれど。
 下々の私には、まず軍鶏が(!)どこで手に入るかが判らないし。😅
 せっかくなら、スーパーにある材料で自分で再現出来たら楽しいかと考えたからです。👀

 まずは徳川を護るためにも、大名屋敷は平らかで暮らしやすく(!)
 でも、巨大な土地を武士に取られてしまったので、庶民が暮らす場所はわずかながらに。
 ・・・そんな庶民が移り住んだのが、テレビで良く出てくる裏長屋です。👀

●狭いスペースをしかも、なるたけ多くの人を住まわせてしまおうと、役人は考えます。

 そこで、現在のアパートみたいな感じですが、一部屋の広さは、九尺二間(9しゃく2けん)
 ・・・つまり、間口が九尺(2.7M)で奥行きが二間(3.6M)。
 もちろん、一間きりです。
 この一間に(大体、四畳半程度の大きさ)に、独り者ならまだしも、一家族でも暮らします。

 ・・・狭いながらも、その中には一応は土間(玄関)があり。
 あれば、台所にはカマドがついています。👀

 また、住居部分には押し入れはありません。
 なので、持っている家財や行李や夜具は、部屋の隅に積んで衝立(ついたて)で隠すこともあったよう。

 中には、夜具は風呂敷のようなモノに包んで、天井高く吊り上げるといった住人もいたみたいです。
 こんな処は、ぜったいにドラマでは映し出されない情景ですよね。(^_^;)

 このエッセイでは、さまざまなテーマでお話をしていきたいと思っています。
 お楽しみいただければ、幸いです。
 (文責・山野亜紀 2013.6.1)

 〇2013年6月のお膳

☆「豆と日本人」~水無月の旬(2013年6月)

〇稲荷寿司(鰻入り)

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