つい、勢いで買っちまったぜ、鮭一本。 汁にして長屋のみんなに、分けてやんねぇ。 熱い汁をみんなで囲めば、話も弾むさ、鮭の粕汁。
昔は「大吟醸の酒粕なんていったら、引く手数多(ひくてあまた)」だったのだそう。👀 年末のお客様へのお土産品として、大・重宝していたのだとか★ ・・・ですが歳月は流れて、今では「大吟醸の酒粕」を欲しがる人も少なくなってしまったのだとか・・・しくしく。😢
日本酒で大吟醸といったら、その酒蔵で作る最高級なお酒を意味します。👀 精米したコメと水と麹を仕込み熟成、その出来あがった上澄みが日本酒で、その搾った残りが「酒粕」になります。
この酒粕、プチプチした粒の多いもの。 粒がなくて、半練り状のモノ。 硬くて割れるモノなど、蔵や酒の質によるのか、幾種類かあります。 私は半練り状のを愛用してますが、高級な酒粕ほど持ちが良いとは、酒屋さんの談。👀
このレシピでは、酒粕をまず煮汁で溶かし入れ、それから余り沸騰させません。 こうすれば、溢れんばかりの酒粕の香りが楽しめます。 ・・・でも中には、この香りが苦手だという方もいらっしゃる(!) そんな場合は、逆に少し煮込んでやると、香りが飛んで食べやすくなります。
日本の伝統的な発酵食品の酒粕ですが、悪玉コレステロールを下げてくれたり、便秘改善、アミノ酸やビタミンを含む健康食品で、大活躍です。
ところで酒粕が余ったら、私はお味噌汁に入れています。 (^_^)/ 少量加えるくらいなら、それほど粕臭さはありません。 お酒に弱い人は、ほんのり良い気分になるそうですが、寒くなっていく季節に、身体も温まる健康レシピです。 (文責・山野亜紀 2013.10.1)
〇鮭の粕汁
〇鮭の塩焼き
〇きのこ汁