今日の塩梅は、どうなんだい?
うまくいったと言いたいが、師匠の目突きがちと怖い、
蓋を取れば、ふんわり湯気出る、今日イカで作った梅干蒸し!
- ★2人分の材料です。
- スルメイカ‥‥‥2杯
- 梅干し‥‥‥2~3個
- 酒‥‥‥大さじ2
- みりん‥‥‥大さじ1
- 薄口しょう油‥‥‥小さじ1
- サヤエンドウ‥‥‥適量
- 蒸し器をセットし、湯を沸かしておく。
- イカは足を抜いて、目のぎりぎり下から足とワタを切り離し、足側からくちばしを除く。
- 軟骨も引き抜いて皮を剥いたら、胴の中をよく洗って切り開いて、食べやすい大きさに切る。
足は2~3本ずつに分けて、長いものは2等分にする。 - 少し深さのある器に3と梅干し、調味料を入れて、蒸気の上がった蒸し器に器ごと入れる。
- 7分程蒸したら、4に筋を除いたサヤエンドウも加えて蓋をし、1分程したら火からおろす。
器ごと、食卓にどうぞ。
●6月と言えば、衣替えですよね。
そして、半年分の厄を祓うといわれる行事「夏越しの大祓」で、茅の輪を作法通りに潜っては・・・身を清め☆
その後には、「三角形の外郎生地」に、破魔の力を持つと言われる小豆を施したお菓子「水無月」を食べて、邪気払いをしたのだとも。 👀
・・・さて6月は「水無月」とも呼びますが、これには諸説があるものの、田に水を引くことから「水月(みなづき)」と名付けられた・・・という説もあるようです。 (゜_゜ )
●ところで、梅雨の時期の食べ物というと、やっぱり梅ではないでしょうか。
そして何故、今の季節の長雨の事を日本では「梅雨(ばいう)」やら、「つゆ」・・・と言うようになったのでしょうか。 👀
調べてみますと、もともとは中国(!)で「湿気が多くて、カビが生えやすい時期」を「黴雨(ばいう)」と書いていたそうです。
それが日本に伝わって、・・・いかにも「湿気でかびやすい時期」を、もともとこの国では「つゆ」と発音をしたのが、中国の文字と合成? (゜-゜)
とはいえ、「黴(カビ)」の文字を使うのもどうか・・・と誰かが考えたものなのか★
はたまた、この時期が「梅の結実の時期」でもあったので「梅雨」という、この文字が使われるようになったのだとか。 👀
●さて梅には、豊富なクエン酸が含まれております。
なので、疲労回復効果があるばかりでなく、強い殺菌効果もあるそう。 👀
そして古来より日本では、「梅干は、陣中食」としても活用をされていて・・・とにかく、そちこちで梅干さん、日本人の健康と生活を守って下さっておられましたっ!
なので今月は、梅干さんの立場を見直し(!)
せっかくの機会なので「梅干を使った料理」を行事食にしてみたいと私が考えまして、清水先生に提案して戴いたのが・・・このレシピ「イカの梅干蒸し」なんです♡ (〃∇〃)
●そんな・・・私こと山野亜紀なのですが。
実は今まで「梅干料理」というモノにはとても疎遠で、せいぜい頑張っても「梅ダレ」止まりだったのですね★
なので・・・ここは一つ、新しい扉を開いてみたいと思った事でもありました♡
さて、季節のスルメイカ・・・なんですが★
これも独り暮らしだと、なかなか・・・トライする勇気がなくて疎遠だったんですが今回、尻込みをしながらも挑戦をしてみましたっ。 😅💦
どんな風に仕上がるのかと思いきや、実に色鮮やかな一皿になってくれていたので、試作をした時点で私は、本当に感動をしてしまいましたっ♡ (〃∇〃)
●そして、イカさんの下拵えについてなんですが。
今回は、皮こそ剥きはしますけれども、それ以外については、そうは難しくありません(!)
逆に言ってしまえば、そこさえクリアしてしまえば、後は調味料で蒸すだけという、実にお手軽なレシピなんですよね♡ (^_^)v
さて、「イカのタンパク質」というのは消化吸収がしやすく、そしてイカさん、何より低カロリー食品です♡
そしてイカさんには、元気の源とも言われるタウリンが多く含まれておられまして、肝機能を強壮にして下さるばかりか、眼精疲労の緩和にも効果があるのだとか☆ (^_^)/
とにかく、蒸し器の蓋を開けると、本当にキレイな一皿なんです!
蒸し上がったら、お皿ごと食卓に運んで、ぜひその色をご家庭で楽しんでみて下さい。
梅干のほどよい酸味と何より、蒸して仕上げているので、イカの身はふっくら♡
添えているサヤエンドウにはタンパク質がいっぱいで、食物繊維も♡
これはぜひ、出来たてのアツアツをお楽しみを戴けたならと思います。(^_^)/
※こちらも、よければご参考まで。
※☆「キャベツは、葉ボタン? イカは粋だね、日本人」~水無月の旬(2014年6月)
※☆「春、鰆、えんどう奈良から、やっぱりヒジキだ、日本人!」~卯月の旬(2015年4月)
(2018.6.4 文責・山野亜紀)
(料理原案/清水紀子 調理盛付/山野亜紀)
梅雨の時期の、雨に関する言葉集・・・☆
1.空梅雨、旱梅雨(ひでりつゆ)、枯れ梅雨
雨量が少ない梅雨
2.栗花落(ついり)、堕栗花(ついり)
栗の花が散る頃になると、梅雨入りになっているため、梅雨に入ったという意味
3.走り梅雨、迎え梅雨
5月の中~下旬にかけて降る、ぐずついた天候のこと
4.送り梅雨
梅雨が明ける頃の雨
5.戻り梅雨、返り梅雨、残り梅雨
梅雨明けをした後に、降った美雨が降り続くこと
〇2018年6月のお膳