【お膳のメニュー☆】
(左上)
カブの丸ごと塩漬け
(中上)
お酒♡
(右上)
わかめと山芋の酢の物
(中央)
鰆の照り煮
(左下)
海鮮ちらし(3月)
(右下)
はまぐりのお吸い物
●この3月で、カメラマンの交代劇がありました(!)
初めての方との仕事で、これまでの経緯を説明しつつ、緊張しながら撮影していたのを覚えています。 😅💦
・・・そして3月といえば、上巳の節句ですよね。 👀
これって、「どうしてみ決まり切ったメニューに感じられてしまう処」を、清水先生に色々と工夫して戴いた事を覚えています♡ (^_^)/
「この月のお膳」を見てますと私こと山野亜紀的には、何故だか。
ちょいとしたお店の旦那さまが接待の席で、商売人を相手にしているような気がするんですね。 😅💦
分厚いサワラの切り身が目を引くからでしょうか。
はたまた、奥の「ギヤマンの器」が、何かを醸し出しているのでしょうか。
この月の撮影では、私の提案よりも清水先生の提案が多くて、そこがまた私的にはびっくりでした。 👀
・・・なぜって、「ひなあられが作れる」なんて、私は思ってもみなかったですし★ (^_^;)
「深川めし」の美味しさには、撮影メンバー全員でまた感動♡
駅弁でしか知識がなかった私にとっての「深川めし」は、調べてみますと色々と芋ずる式に資料が出てきて、これまたびっくり。 😅💦
「食べ物のHP」を始めてから、テレビ番組を見ていても昨今、繋がる事が多くて、またびっくりです。
芝居畑も私は齧っているので、その当時の様相が垣間見える事が増えたような気がします。 👀
そんな・・・清水先生に対して、逆に私の提案といったら「冷蔵庫の野菜の消費術」みたいなモノばかりで、我ながら情けなや。 😅💦
「ひなまつりの定番メニュー」に変化も付けられて、私的にはホクホク♡
色合いも美しくて、渋いお膳に仕上がりました。 (〃∇〃)
(2018.3.31 文責・山野亜紀)
(料理・器/清水紀子)
<上司の節句って、こんな事>
◆2つの行事が結びついて、現在の形へ。
古代中国で行われていた「上巳の節句」と、日本で行われていた「流しびな」が融合。
「上巳」は、3月上旬の(十二支の)巳の日の意味。
この日、川で「人を象ったい紙など」流して身を清めたり、宴を行う行事が平安時代に中国より伝来。
日本の「流しびな」と融合し、江戸の頃にはご節句の一つとなった。
◆日本の「流しびな」
「ひな人形の根源」は、二説あります。
一つは、平安時代中期に貴族の子供たちが行っていた「ままごとのような雛遊び」から。
「ひな」は「小さくてかわいい」という意味で、人形や身の回りの小物を小さくして遊んでいた事から。
いま一つは、川に流す「流しびな」です。
「紙で出来た人形」に穢れを移して川に流します。
「雛遊び」と「流しびな」が融合して、これが精巧な人形へと形を変えていったので、後にこれを川には流さずに、屋内に飾るようになりました。
◆行事食
ちらし寿司
・・・見通しのよくなる「レンコン」や「長寿を願う海老」、「健康で豆に働ける豆」など。
三つ葉や卵、ニンジンや菜の花は「春の香りやさわやかさ」と表現。
◆はまぐりの潮汁
・・・別のハマグリの貝殻とは合わないので、一人の人と対になって離れないようにという願い。
◆ひなあられ・菱餅
桃色、白、緑の三色は、桃の花、残雪、若草を表現。
雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲く情景を。
◆白酒
もち米、米麹、焼酎などで作られていて、お雛様が夢枕に立って作り方を伝授したとされる。
〇2018年3月の旬食材(あさり、はまぐり、わかめ、さわら)
【レシピ】
海鮮ちらし(3月) 深川めし はまぐりのお吸い物 鰆の照り煮 カブの丸ごと塩漬け わかめと山芋の酢の物 南蛮だれ ひなあられ
【エッセイ】
☆「春サワラ!ハマグリ、アサリ、ワカメもあるよ、日本人」~弥生のエッセイ(2018年) 第59話 とにもかくにも、一区切り☆(2018年3月)