●トウモロコシさんは、発しますはメキシコのお産まれ。 👀
・・・とにかく旅がお好きなお方で、産まれたと思ったら今度は、ヨーロッパをひょいと一跨ぎ!
そこで落ち着くのかなぁと思いきや、今度はポルトガルの皆さま辺りと仲良くなって、この火の元の地へといらっしゃったというんですから、長い道のりではありませんか。 (^^;)
1579 (天正7)年に、やって来られたその後(!)
3年後には、かの有名な「本能寺の変」が勃発っ!
・・・なので、まだ当時はご存命であられた、織田信長さんの謁見のもと(?)
長崎の地に降り立ったトウモロコシさん。
はてさて、日本の行く末をいったい、どのように感じておられたのでありましょうや。 😅💦
●そして、かのお方は・・・何となく、野菜の一種かと思いきや★
分類してみれば、穀物扱いな・・・トウモロコシさんです★ 😅💦
「農稼業事後編」という書物にて、大蔵氷常という人がその当時申すには、
「豊後(今の大分県辺り)のヒエも作れない悪地で、トウモロコシを作ってみる。
対岸の宇和島が不作の折り、豊後より3千石ほど送る様を見て、あれ、こちらも裕福ではなかろうに、これ程の量が送れるというのは、けっこうに使えるモノでないかな思い、東国の荒でもこれを広め、救荒作物として栽培するように、提言をする。
その甲斐あってか、山梨や愛媛の山間部でまず、作付が始まる様子」
などと資料にありますが、本当にトウモロコシさんの活躍が広まるのは、明治維新を超えてからのこととか・・・。 👀
どうも、 諸手を挙げての大歓迎(!)という事でもなかったようです。 😅
●さてトウモロコシさんは何と、イネ科の植物。
日当たりが良くて、高温の地域を好まれるようです。
・・・そういえば。
トウモロコシといえば、私こと山野亜紀はついあの、長~いヒゲを連想いたします。 👀
あれって、発芽してから3ヶ月程度で、雄花(雄小穂)と雌花(雌小穂)が出来るそう。 (゜-゜)
雄花は、茎のてっぺんにススキのようになっている部分で。(写真・右)
雌花は、私たちが食べている(茎の部分)に数多くあり、ヒゲ(本名は絹糸★)になって、それが束になって先っぽからたくさん顔を出していきます。
・・・トウモロコシのヒゲってつまり、「めしべの事」なんだそう。 (゜_゜ )
そういえばトウモロコシって、一粒一粒の果肉の中に、種があります(!)もんね★
こうして調べてみて、今更のように驚いてしまう・・・私こと山野亜紀なんです、はい。 😅
●この一番てっぺん、先っぽの雄花から花粉が飛んでいって、雌花が受粉(!)
そして一粒一粒が種になるという・・・。
何の感慨もなく食べていたのに、これを知ると何だかトウモロコシさんって、とんでもない偉業を果たしたお方のようにも思えますよね。 (^▽^;)
そんな風にして栽培されているトウモロコシさんなんですが、日本で作られる7割以上が、なんと(!)
家畜用なんだそう(!)
・・・その他、植物油脂(コーン油?)とか、アルコールやら香料、デンプン(コーンスターチ)、果糖なんかで流通しているそうなんですが★
・・・そうはいっても、表示義務は一切ないそうなので、いったい、どれくらいお世話になっているのかも判らないという状況なんです。
すみませんですね、トウモロコシさん。 <(_ _)>
●とはいえ、工業用、飼料用、人間用と、トウモロコシの種類は異なるそう(!)
ですから、人間用を別に振り替えるなんて事はあっても、その逆は一切なし(!)
その辺は安心して良いそうなんですが、日本での栽培が始まったのは、硬粒種の方だったそうで。 👀
なので、今の私たちのように茹でて、焼いてといった方法では美味しく食べられなかったと、資料にあります。 ( ̄_ ̄ i)
粒を硬いままで食べるか、粗挽きにしてからお粥にしたり、粉にして団子、などなど。
けっこうに、手間を掛けて食していたようです。 👀
その流れか、トウモロコシはトウモロコシでも、コーン系のスナック菓子やフレーク、ポップコーンの辺りに人気があるらしく♡
コーンスープにしてみたり、ビールなんかの原料にトウモロコシさん、広く活躍をされておられます。 👀
ちなみに実を食べた後の軸は、合成樹脂の材料であったり、ガムなんかに入っている甘味料である、キシリトールの原料にもなるんだそう。
食べ物であるばかりか、あの芯の部分は柔らかいので、加工もしやすく、なんと(!)
パイプの材料(!)にまでなってしまうんだとか★ 😅💦
・・・逆に今では、このパイプ専用の品種を作って栽培もしているとかで、トウモロコシさんって以外と、幅の広いお方なんですねぇ、へ~え。 (‘_’)
●そんな・・・トウモロコシさんなんですが。
とにかく、一押しなのはその食物繊維!
ミネラルも豊富に含んでおられますし、生活習慣病予防にも一役買います。
ビタミンB1も含んでいるので、この時期なら疲労回復にもOK!
含まれるタンパク質には、お肌や髪の毛も潤わせます。 (^-^)
今回、美味しくってカンタンな茹で方をご紹介していますが、ぜひともこの夏、積極的に取り入れていきたい食材ですよね♡
●さて、トビウオの方に参りましょう。
私こと山野亜紀が伊豆諸島への旅路で、海上のそちこちで楽しませてくれるのが、このお魚、トビウオさんです♡
・・・ヒマな海路では、ひんぱんに遭うのがこちらで、たまにイルカが♡
クジラさんなんかはとってもムリムリ、小笠原の父島、母島でもお会いできなかったという記憶があります。 😅💦
そんな・・・ある意味、お魚屋さんではあまりこれまでは、見掛ける事もなかったトビウオさん。 👀
近頃は、大きなスーパーとかで少し、見られるようになりました。
最近の流通って、スゴイ☆
感心しきりの、私こと山野亜紀なんです。 😅💦
●さてトビウオさん、春先から夏にかけては、日本近海までやって来て産卵。
秋になれば南へ帰って行くという、カツオなどと同じ回遊魚さんです。 👀
・・・ちなみに、お寿司屋さんでよく食べる「トビッコ」というのは実は、このトビウオの卵(!)だったんですね☆
今更ながら私、びっくりしたかも。 (^^;)
そして「一口にトビウオ」と言っても種類があって、それぞれに使い道も違うよう。 👀
育っても、大きさとしては30~40センチ程度なんだそうで、胸びれで海面をパラグライダーのように飛んでいる姿がとにかく、印象的ですよね。
・・・何故に飛ぶのかといえば。
敵の魚から逃げるためで、もちろん身を守るためではありますが、ホントにこのくらいに気持ちよく飛べるなら、私こと山野亜紀だって飛んでみたい♡
船から眺めるトビウオさんは、本人は必死に逃げているだけなんでしょうけれども、実に気持ちの良い様子ですし、なんだか小粋な感じもしますよね。 (^-^)
そして、ただ飛んで逃げているだけなのかと、思いきや★
ちゃんと途中で急ブレーキをかけることも出来るし、方向転換だってお茶の子さいさい、以外とハンドル動作が効くお方なんだとまた、驚かされます♡
●そんな・・・トビウオさんの産卵期は、秋。
「陸地に近い沿岸部」でお暮らしになっているそうで、どちらかというとやはりと言うべきか、海面近くがお好き♡
動物性プランクトンかなんかをお召し上がりになりながら、火急の折には海面スレスレ、猛スピードの時には滑空で(!)
100メートルなんかは、当たり前!
大きな種類だと、海面2メートルの高さを、300メートルほども飛んでおられます。 👀
その速さはといえば、時速50~70キロほど。
・・・「渋滞の首都高よりも速く移動できる」というトビウオさんっていうのは何だか、うらやましい限りな感じがしますよね。 (〃∇〃)
●そしてトビウオさん、小骨が多いせいでしょうか。
種類にもよるそうなんですが、大きいトビウオさんは、くさやの材料になってみたり。
はたまた刺身や昆布締め、なめろうなんかにもするそう。 👀
火を通すと今度は「身が硬くなって」しまうので、焼き物・煮付けも出来るけれども余りオススメではなく、唐揚げなんかが良いとも資料に。
また「長崎や、山形県は飛島の辺り」では、煮干し(原料はイワシ)のように加工しての、出汁作りには欠かせない食材に。
九州では「あご干し」、山形では「焼き干し」と呼ばれて日常には欠かせないモノであるとか。
そんな・・・トビウオさんなんですが。
とにかく、タンパク質が豊富なお方です♡
運動選手なんで脂質が少なく、胸ビレ、腹ビレ、尾ビレに至るまで、よくよく発達をしておられます。 👀
ビタミンEやカリウム、ナイアシンに富み、高血圧予防にも効果あり!
うるっとした瞳のトビウオさんで、今年の夏もキレよく、すかっと過ごしませんか?
「和心きらりレシピ」も、ご活用下さい♡ (^_^)/
(2016.8.1 文責・山野亜紀)
○2016年8月のお膳