●この度、初めて知ったの・・・明日葉サンなんですが。 👀
かの人は、なんと日本原産(!)のセリ科の植物なんだそう(!)
房総半島から紀伊半島、果ては伊豆諸島の太平洋岸で、栽培はもちろん、今も自生をされておられるのだとか。 (^_^)v
別名を八丈草(はちじょうそう)だとか、明日草(あしたぐさ)とも。 👀
今日、葉を摘んでも、明日には芽が出てくるという例えがあるくらいに強靭で、しかも発育の良いお野菜である事は皆さま、ご存知の方も多いかと思います♡
●そうはいっても明日葉さん、大きく分けると2種類に分かれるのだそう。
八丈島系のモノは、青茎。
伊豆大島系は赤茎とよばれ、こちらの方がやや苦みが強いのだとか。
草丈1メートルくらいにまで成長をするんだそうですが、多年草で、包丁なんかで切ると、黄色い汁が出て来ますよね。 👀
これはポリフェノールの一種「カルコン」が含まれているからなんだそうで、これがまた体内の老廃物を追い出して下さるという兵(つわもの)なんですって、へ~え。 (゜-゜)
●明日葉さんって、多年草なんだそうですが★
2~3年育つと、黄色い傘の形をした花をつけて結実、想いを遂げると、枯れてしまうのだと、初めて知りました。 😅💦
・・・日本では、お江戸の時代の六代将軍・家宣の時代に生きていたという貝原益軒という人が書いた「大和本草(1709年)」に初めて紹介をされているそうなんですが、その名は中国名の「鹹草(カンソウ)」の文字で「アシタグサ」と読ませていたそう。 👀
今も、そんなにポピュラーな野菜とまでではないものの、昨今の健康ブームに乗って、かの青汁にも含まれているという野菜の、明日葉さんなんですね。 👀
・・・お江戸の頃より、かの書物では「滋養強壮に良いと薬草」として紹介をされているそうで、天然痘予防にまで使われていたとも。 (^^;;
これまた、枯れる寸前に根っこを掘り起こしておけば、これが朝鮮人参の代用品にまでなったと言いますから、まぁ何だか大活躍なんだな、といった感じのある明日葉さんなんです。 (〃∇〃)
●明日葉さん、栄養面で言えば、とにかく食物繊維が豊富(!)
抗酸化作用のあるβカロテンやら、血圧上昇を抑えるカリウム、貧血予防に良いとされる葉酸も多く含み、・・・なんと(!)
先ほどご紹介をしたように、明日葉を切った時に出てくる汁「カルコン」には、憎むべきセルライトを粉砕(!)するパワーもあるんだそうです・・・♡
また昨今の研究(2016年時★)では、アルツハイマーや糖尿病予防にも、一役買う野菜であるとか。
今後は、医療方面でも大活躍をするようになるとか、資料にあります♡
私こと山野亜紀の家では、お浸しや、納豆に混ぜて以外のメニューでは余り食べた事がなかったのですが・・・。
天ぷらはもちろんの事、軽くアク抜きをして炒め物にしても良いそう。 👀
なんとか、自分の生活に取り入れていきたいお野菜ですよね♡ (^-^)
●さて、通称・甘エビさんに話題を移しましょう。
本名を「ホッコクアカエビ(北国赤海老)」というそうで、タラバエビ科のエビさんです。 👀
よくお寿司屋さんでも見掛けますが、体長は12センチほどにまで成長(!)
その名の通り、全身がピンク色というか赤い橙色をしておられますよね。
またの名を「ナンバンエビ」とも言うそうですが、これは赤唐辛子に似ているからなんだとか★
日本では、島根県以北の海で生息。
太平洋なら、宮城県沖北、日本海では沿岸でお暮らしになっているそうで、生息地としては日本海が南限になるんですって、へ~え。 (゜-゜)
以外にも(!)肉食性で、小さい貝やら甲殻類、多毛類(釣りエサでいえば、ゴカイなど)なんかをお召し上がりになるそうですが、敵も多くて、イカやらタコの類や、飽食のタラなんかにももちろん、サメにまで狙われてしまうという生涯のようです。 (-“-)
●そんな甘エビさん、春から夏にかけてが産卵期なんだそうですが。
・・・そういえば甘エビさんってよく、卵を抱いたままでお皿に乗っていたりしますよね。 😅💦
この方の産卵は、2年に1回なんだそうですが・・・なんと(!)
一匹のエビが、800~4200個程の卵を産むんだそうが、1度産卵をすると、約10ヶ月ほども(!)抱卵をするんだそうです。 (゜-゜)
・・・そしてある時、200~300メートルほどの深さまで潜っていって、卵(といっても幼生になってから)を放出します。
チビたちはもう、その時には小さくても足があるのだそうで、初めの頃こそ、プランクトンとして(何しろ卵って、1ミリの大きさだから★)ふわふわと漂いながら生活をして、大きくなっていくんだそうですよ。
●そして私こと山野亜紀は、最近になって知ったのですが★
生存本能なのか、何なのか(!)
海の動物って、突然オスになってみたり、メスになったりというのが、本当に多いんですよね。 ( ̄_ ̄ i)
・・・このホッコクアカエビさんも、初めはオスとして成長をし。 👀
5~6歳になると、身体が十分に育ったという事なのか、メスに性転換(!)
卵を身ごもるようになりますが、寿命は11年くらいでも、産卵は生涯に3度程度なんだそうですよ。
ちなみに、一番美味しいのは、メスに成り立ての頃なんだとか・・・。 (^◇^;)
●そんな・・・ホッコクアカエビさんなんですが。
日本ではどちらかというと、高級食材になるそう。 👀
甲が柔らかくて身離れがよく、調理がしやすい処もポイントの一つだとか♡
そして生で食べれば、グリシンやアラニンなどのアミノ酸の甘みがあるので、そこから「甘エビと呼ばれるようになった」のだとも。 (゜-゜)
ただ、捕獲直後はまだ甘くはないそうで、時間経過の中で、ホッコクアマエビのタンパク質がアミノ酸に変わって、初めて、私たちが口にしているあの味になるのだとか。 👀
・・・魚だって、締めたばかりの魚は美味しくないとか言いますもんね、へ~え。
今でこそ生で食べられるようになったホッコクアマエビさんですが、とにかく痛みやすい食材なので、昨今の冷蔵と輸送の技術があってこそのモノダネだそう。 👀
以前は殻ごと似た具足煮で食べるのが、主流だったんだそうですね。
・・・たまにエビヤドリムシなる寄生虫がいるそですが、これは食べても特に問題はないと資料にありますが、知っちゃうと、余り嬉しくないかも。 (^^;;
そんな・・・ホッコクアカエビさんなんですが。
カリウムやリン、カルシウムが多くてミネラルも豊富(!)
他のエビと比べて、カルシウムが若干多いと資料にあります。 👀
寿司ネタとばかり思っていましたが、天ぷらや味噌汁、バター炒めなんかでもいけるんだそうですよ。 (^-^)
●さて、もう一つの旬食材、アオリイカさんに参りましょう。
イカって、以前(2014年の6月)にも旬食材で取り上げていたのですが。
2016年より、少し変った魚なども「和心きらり」で取り上げてみたいと思ってはいたのですね。
上の写真・左のスルメイカなら、スーパーでも簡単に手に入りますけれど。
アオリイカは、どちらかというと高級食材(!)になるそうで、一般家庭では・・・という事ですが、せっかくなので、取り上げてみましたよ。 (^_^)v
胴の長さは、40センチ程度。 👀
6キロほどの重さにもなるという事なので、イカの中でも、大型の部類になるそう。
なのでスルメイカと比べると、肉には厚みがあって、弾力もありますし、甘みも強いんですね。
またアオリイカは、エンペラの部分も広くて、良く動かしているこの部分が美味しいのだとか。 (゜-゜)
ちなみに、アオリイカの「アオリ」という呼び名は、そのエンペラの部分が大きいので、泳ぐ様を上から見るとまるで、煽いでいるように見えるからだとも。
・・・はたまた、障泥(あおり)という馬具に、そのエンペラの形が似ているからとも言いますが、これって「鞍の下に敷く泥よけ」なんだそうですね。 👀
はてさて、こちらの記述はけっこう由緒が正しくて、お江戸の六代将軍・家宣の頃に出版されたという、大坂のお医者さんの寺島良安という方が記した百科事典「和漢三才図会」から。
そしてアオリイカって、干してスルメにすると美味しいんだそうですよ。
・・・今が旬のアオリイカ、もし何処かで見掛けたら、ぜひぜひお試し下さいませ。 ( ´ ▽ ` )ノ
(2016.5.1 文責・山野亜紀)
〇2016年5月のお膳