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第33話 新春、九州への旅!(2016年2月)

●山野亜紀の家では毎年、お正月とお盆の頃に旅に出るのが習わし・・・。

 昨年のお盆旅行の頃は、このHPの健康アドバイザーであられた林邦史朗先生の具合がちょうど悪くなった頃で、旅先の空で心配をしていました。
 旅から戻り、その翌週の金曜日にとうとう林先生が緊急入院(!)
 10月末にはお亡くなりになられたので、なので今回の旅は、家族に特にお願いを致しました。
「なんか、今の環境とぜんぜん違う場所に行きたい!」

 今の時期なら「暖かい場所」と言いたい処ですが、沖縄はさすがに予算がちょっと★・・・という訳で、九州への旅路となりました♡
 兄はといえば、どうせ行くなら、出来たばかりの九州新幹線に乗りたいという事で、今回は往復が飛行機(!)
 本州を出るのは、どの位ぶりになるものでしょうか。

●1月7日の早朝に羽田から飛んで、北九州空港へ。

 そこからバスで小倉駅へと向かうのが、案内所を訪ねてみたところ、何やら見慣れた方がほほ笑んでおられます♡
 松本霊士さんが福岡出身との事で、等身大のメーテル人形がいたんですが、、、
「すみません、メーテルは今、メンテナンス中で・・・」
 と、いきなり謝られてしまいました。
 元気なら、けっこうおしゃべりをしてくれるんですって、へ~え。 👀

 さて小倉駅に到着すると、駅のホームに立ち食いのお蕎麦屋さんがありました。
 私こと山野亜紀が愛読している「クッキングパパ(うえやま・とち著)」では、こちらの何番ホームだかの「かしわうどんが美味」と、ありました。 👀
 どうしても気になったので、帰りにテイクアウトして食べてみましたが、美味しい鰹出汁に、甘く煮たかしわ(鶏肉)がアクセントになっていて、柔らか~い、歯ごたえのないおうどんでした。 (^-^)

 今でこそ「讃岐うどん流行り」ですが、昔の東京のうどんも、みんなこんな風に柔らかいモノだったように思えます。 👀
 なんだか、懐かしい味でした。 (^_^)/

●小倉から、門司港駅に移動をしました。

 こちらからすぐに、かの有名な武蔵と小次郎が決闘をしたなる巌流島への船便が出ています。 👀
 ほんの十分程度揺られただけで、巌流島に到着出来ました。

 昭和四十年代くらいまでは、人も住んでいたという島なんですが、今では無人島とのこと。 👀
 かつての名残か、見処といえば神社がある程度で、あとはNHKで「武蔵~MUSASHI~」を放送していた折に、「小次郎と武蔵の決闘の像」が制作♡
 林先生がつけた立ち回りを再現しているのか、小次郎が刀を逆手持ちで持っているのが、印象に残りました。

 ・・・たしか、
「小次郎が普通に刀を握っていたら勝っていた処を、逆手持ちにしてしまったから、僅差で刀が届かなくて負けたという殺陣にした」
 とか、林先生が言っていたような・・・。 👀

●そして島から戻り、門司港で初めて人力車にも、乗ってみました。

 こちらの人力車は全国展開の株式会社で、浅草でも鎌倉でも営業をしているんだそう。
「床暖房付きだから、暖かいですよ」
 との事でしたが、座ってみると、使い捨てカイロがそちこちにペタペタと貼ってあって、たしかにけっこうに暖かい♡
 カイロの、意外な使い方を初めて見た気が致しました。 (^▽^;)

 そして九州・門司港といえば、もとは軍港で栄えた町だとか。 👀
 ・・・そういえば、私たちの母のお兄さんが第二次世界大戦の折、ここから満州に向けて水路を旅立ち、すぐに魚雷でやられて亡くなってしまったなるエピソードを思い出しました。

 ものすごい(学校をさぼって、家庭教師を付けての)受験勉強に命を賭け。
 本当はオーダーメイドの軍服に憧れて、海軍の軍人になりたかったんだそうですが、、、
 海軍には受からず、陸軍で少尉になっての初の出陣。
 ・・・港を出て、ほんとにすぐにやられてしまったのだと聞いていますので、胸が傷みます。

●その軍港も、かつては炭鉱で栄えていた町なんだそう。

 NHK朝ドラ「あさが来た」のモデルになったという主人公も、この門司港に立ち寄っていたなる写真も展示されてありました。 👀
 最盛時には、男性をもてなす遊郭もあったそうで、町の建物は、戦火に巻かれずに遺されたモノはとても風格があり、歴史を感じさせる処が嬉しい私こと山野亜紀です。

 せっかくなので、門司港名物・焼きカレーも車引きのお兄さんに聞いたお店で挑戦してみました。
 港なので、風が冷たいこの土地には、似合いの食べ物のように思えました♡

 この日は福岡のビジネスホテルに泊まり、夜は街に出て、せっかくなので美味しい魚を求めて繰り出しました♡
 この辺りでは、サバなら関鯖、アジなら関鯵と聞きましたが、サバのお刺身の美味しさに震えました・・・っ!
 せっかくなので「夜の屋台」にも挑戦し、長浜ラーメンも食べてみましたよー♡

●そして翌日はいよいよ、九州新幹線に乗って鹿児島へっ!

 指宿まで移動し、レンタカーで知覧の古い街並みを楽しみ、兄がせっかくだからという事で、特攻隊の記念館にも足を運びました。
 ・・・もともとは飛行訓練施設であったのが、とうとう特攻隊の出発所となってしまった歴史などや、展示品の数々に打たれました。

 この日は、指宿の砂蒸し温泉を楽しみ、この日だけは豪勢なお宿に泊まって、鹿児島料理を楽しみました。
 美しい松林があったそうで、旅館の名前は「吟松(ぎんしょう)」。
 ロビーに池があって、錦鯉が一杯泳いでいる、雰囲気を楽しむには最高なお宿で、お料理も別室で、一つ一つを女中さんが運んでくれるスタイルでした。

●・・・実は私、鹿児島に来たら楽しみが2つ、あったんです。

 九州には、超(!)巨大ウナギがいるそうで、そのウナギを見てみる事。
 そして出来たら、桜島大根を見てみたいというのが、野望でした。
 西郷隆盛さんが湯治をしたという、ゆかりの温泉。
 それも、鰻温泉(!)という名前なのですが、そちらにも足を運んでみました。

 ・・・あいにく、こちらでは鰻には会えず。
 鰻池の大ウナギは天然記念物なので、獲っても食べてもいけないのだそう★
 ガッカリして、また少し車を走らせると今度は、大ウナギを展示しているドライブインというのを発見し、ようやく大ウナギに会えましたっ!

 九州出身の方に、「昔は猫の子供を使って、この鰻を釣った(!)」なる話を聞いたのだけどと尋ねると、土地の方曰く、そんな話は聞いた事がないとも・・・。 (^_^;)
 育てば2メートルの大きさにもなるこの鰻は、食べても大味で、あんまり美味しくないとも聞きました。
 ・・・そういえば、NHK近くの鰻屋さんでも、育ち過ぎると味が落ちると言っていたなぁ・・・。 (゜-゜)

 この日は、船で渡って桜島にまで移動(!)
 桜島シーサイドホテルという宿に泊まったんですが、・・・そういえば昨年、桜島に噴火警報が出ていたような・・・。

 土地の人に聞いてみると、そんな警報が出るような事態にはならなかったんだそうで、それより何より、8月の一番の稼ぎ時にそんな警報を出されて、宿泊客のキャンセルは相次ぐし、商売上がったりで苦しい思いをされているのだとか。 👀

●宿を出てから、とあるドライブインで尋ねてみました。

 すると、桜島大根を栽培している地がある(!)そうで、嬉しくまた車で移動をしました。
 土地の幼稚園児がタネを巻いて育てたらしく、大根の傍に園児の名前の書かれた札が立っていて、
「やっぱり、土地の食べ物を愛していこうって事だよね」
 などと語りながら、大根と写真を撮りました。
 薩摩汁に入っているのが、この大根なんですよね。

 島から戻り、鹿児島市の西郷隆盛洞窟を訪ねれば、
「そういえば林先生が、NHK大河の八重の桜の番組で、西郷軍の1人で出演していて、薬丸自顕流のチェストーッ!って叫んで戦って、鉄砲で撃たれて死んでいたなぁ・・・」
 などと、思い出してしまう私です★
 島津藩の庭であった仙厳園に足を運べば、映写コーナーなどがあって、そこではまた薩摩示現流の演武風景があったりして、また泣かせます。

 ただ、九州の歴史を紐解く事が出来たので、とても勉強になって、豊かな旅となりました。
 昨年、何度か歴史中の有名人の子孫の方のお話を聞く会に参加していたので、それのおかげかとも思います。
 島津公や、西郷隆盛の子孫のお話を聞いていたのが、良かったよう♡
 ついでに鹿児島の水族館に行って、ジンベイザメにも会えたのが嬉しい旅でした。(^_^)/
(2016.2.1 文責・山野亜紀)
 


〇2016年2月のお膳

〇あん肝ポン酢

☆「鮟鱇も?ワラビと一緒だ、日本人」~如月の旬(2016年)

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