和心きらり

知らざぁ言って聞かせやしょう。
稲荷権現もご存知あるめぇ、厚揚げの白和え。

• ★２人分の材料です。
• 厚揚げ‥‥‥１枚
• 枝豆さやつき‥‥‥１００ｇ
• ニンジン‥‥‥１／４本
• ゴマ‥‥‥大２
• しょう油‥‥‥大２
• 塩‥‥‥少々

1. 厚揚げは熱湯をかけて油抜きをし、周りを薄く削ぎ取る。
   削ぎ取ったものは、細切りにする。
   ニンジンは、千切りにする。
2. 鍋に湯を沸かし、ニンジンを笊に入れて、笊ごと湯に入れて茹でたら取り出し、その湯に塩を入れてさらに、枝豆を茹でる。
   枝豆はサヤから出して、薄皮をむく。
3. すり鉢に白煎りゴマを入れて細かくすり、厚揚げの中身を入れたら、しっとりとするまですり混ぜる。
   ニンジン、厚揚げの外側の部分、枝豆を加えて、しょう油と塩で味を調える。

●「白和え」って、手間がかかるんですよねぇ･･･。

　さて、白和えです。
　･･･豆腐を水切りして、それから調味料を入れて、、、山野亜紀の実家では、両親が東北なせいか、フツーだと甘いおかずが甘くなかったりする事も多く。👀
　ほの甘い感じの白和えは、実は１回も（！）
　食膳に登ったことがないんですねぇ、まぁ、びっくり。😅

　かような訳で、私には馴染みのないレシピだし、
　たまに料理書で見れば難しそうだしで、実は１回もチャレンジした事がなかったんですが、
「このレシピでは、そういった難しい事はしませんよ」
　とは、井田先生のお言葉（！）

　厚揚げを使えば簡単だし、
　外の皮の部分はやっぱり、歯ごたえがあって美味しいので刻み入れたとのこと。

　作り方は現代的ですが、
　基本、江戸料理の再現を狙っているので、当時高価だった砂糖は入れていません。
　物足りなく感じる方は、お好みでどうぞ。

　ゴマの香りと厚揚げの歯ごたえ、
　そして枝豆のアクセントがきいて、しみじみ美味しい一品です。
　（文責・山野亜紀　2013.6.1）

　〇2013年6月のお膳