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☆「最近はやりのツブ貝さん、銀杏、化石だ、日本人」~霜月のエッセイ(2016年)

●街路樹でよくみかける、銀杏(公孫樹とも★)並木なんですが。👀

 皆さまご存知、イチョウ科落葉高木です。
 とにかく、「地球のそちこちで、化石で見付かる(!)くらいにポピュラーな樹木なんですが、種類としては、たったの1種類しかないそう!

 という事は・・・世界各地、何処でこの方に巡り会ったとしても、同じ品種なんですね。 (^▽^;)
 「生きている化石」とも呼ばれているそうなんですが、似た類いとしてはシーラカンスか、はたまたアンモナイトか、銀杏さんか★
 以外に、身近すぎる割りには何だか謎めいたお方なんですよね、銀杏さんって。 (゜_゜ )

●何でも銀杏さんは、中国でお産まれに。

 彼の地では、鴨脚樹と呼ばれているようですが、そういえば葉っぱが確かに、鴨の脚に似ていますよね。 😅💦
 ・・・そして何でも、仏教と一緒に(!)遥か海を渡って来られたのだとか。
 なので神社とか、お寺さんにも多く植えられているよう。 👀

 何しろ、早く大きくお育ちになられるので、手間いらず。 👀
 火災にあって焼けたとしても、何とか自力で我慢強く再生をするという、有り難~い樹木でもあるのだとか☆
 そこが気に入られてか、お庭にはもちろん、街路樹防災樹としても多く植えられているそうで、樹の種類としては針葉樹になるそう。 👀
 ・・・そういえば銀杏って、天然記念物になっている事も多いですよね。 (〃∇〃)

●そして、私こと山野亜紀は知らなかったんですが★

 銀杏は春に、黄緑色の花を咲かせるんだそう。 👀
 雄と雌の樹に別れている銀杏なんですが、「雄花は、穂の形」であるのに対し。
 「雌なら、2胚珠(実の形)」であるよう。

 これが受粉をしてギンナンになるそうで、ギンナンは果実ではなく、種実としての扱いになるとか。
 ・・・はぁはぁ、何だか良く見知っているつもりでいたのに、やっぱり謎めいたお方であるようです♡
 謎めいたお方であるのに、地面に落ちていると何だか、ステキな匂いが漂いますよね・・・。 😅💦

 あれは資料によると、酪酸(らくさん)とエナント酸という成分だそう。 👀
 「酪酸は、足の臭い」で、「エナント酸は、腐敗臭」なんだそうで★
 ちなみに銀杏の実を直に手で触ると、炎症を起こして手が荒れてしまうんだそうですよ(!)
 なので「実をいじる時」には、必ず(!)手袋などして扱う事が肝要です。 (>_<)

●銀杏の周りにある果肉は、土に埋めて腐らせてから種を取り出したり。

 よくよく洗う事で銀杏を取り出したりもするそうですが、銀杏は古くから滋養強壮はもちろん、咳止めや喘息の改善やら、はたまた膀胱を温めて下さるので、夜尿症にも効果があるとか。 👀
 含まれる成分って、糖質がもちろん多いんですが★

 その他、カロテンやビタミンC、カリウムも多く含まれるので、高血圧予防にも効果が期待できそう♡
 そして、銀杏特有の「ギンコライドという成分」も、生活習慣病を防いで下さいますし、脳の働きまでもを活性化(!)
 老化防止にも、一役買います。 (^_^)/
 ・・・なんですが★
 食べ過ぎてしまうと、特にお子さんなどは消化不良の原因に。 ( ̄_ ̄ i)
 大人は1日に10個、お子さんなら5個が目安になるんだそう。 👀

 また銀杏は、生で食べると中毒を起こしてしまいます★
 ・・・下痢や鼻血や、痙攣(けいれん)まで引き起こしてしまう場合もあるのだそうです。 (-_-;)
 なので、とにかく銀杏はまずしっかりと加熱!
 これをスローガンと心得て、深まる秋を感じながら、美味しく愛して戴きたい処です♡ (^_^)/

●さてもう一つの旬食材、ツブ貝さんのご紹介に参りましょう。

 エゾバイ科は、エゾボラ属及び、エゾバイ属に属する巻貝の総称であるなる・・・ツブ貝さんなんですが★
 その名は何と、青森出身の動物学者で、しかも貝類目録を我が国で初めて上梓(つまり、論文を纏めた)という・・・岩川友太郎さんからの命名なんだそう★ (^_^;)
 このエゾバイって、蝦夷地に多くお暮らしになっている、巻き貝という意味なんだそうでして。😅💦

 また命名をされた岩川さんのお産まれって、安政元年(!)なんだそう。
 お江戸から明治、大正、昭和の8年までご存命でおられたそうでこの方、日本の貝類研究の草分け的存在なんだそうですよ、へ~え。 👀
 そしてこの「エゾボラ」には、「巻き貝を意味する、法螺(ほら)」という言葉と、「貝の中は空洞(ほら)」という意味から来たそう。 (゜_゜)

 種類も幾つかいるそうなんですが、全体的に産卵期は11月中旬から4月まで。
 水深10~1220メートルほどの、東北や北海道など、北の海でお暮らしになっているそうです。 👀
 ・・・以前は「土地的食べ物としての扱い」だったのが、昨今ではその名が知られて来たのか、全国に幅広く流通(!)
 今ではけっこうな人気者で、そちこちで愛されているというお話です。 (^_^)v

●とにかく、ツブ貝さん。

 どの資料を見ても「唾液線には気をつけろ!」というのが、約束事のよう。 👀
 何でもそこには、テトラミンなる有毒成分(!)があるのだそうで、これを食べてはいけないという注意書きが、そちこちでお見掛けします★ (゚_゚i)
 ・・・個人差があるとはいえ、交感神経を刺激(!)
 運動神経末梢を、麻痺させるんだとか。

 つまり、お酒に酔ったような症状になって、視力は落ちるし、頻脈にまでなったりする事もあるようなので、実に要注意!
 このテトラミンさんって、熱には強いわ、水には良く溶けてしまうわで、調理してもその毒性が弱くならない処が、困りものです。
 ここだけは、よくよく心得て調理に臨んでいきたいものです。 (-_-;)

●そんな・・・目一杯、食べる事に危険を感じてしまうツブ貝さんなんですが★

 貝殻は硬いけれども、これまた実に叩き割るとラクチンに穴が空く(!)という何ともイキなお方なんです♡ (〃∇〃)
 ましてや身は柔らかいので、中身を取り出すのもラクという、とっても捌きやすいアイテム!
 そしてその味は、実に貝らしい味わいで、食感も楽しいし、色合いといえばキレイなクリーム色をしておられますから、見た目からしても超のつく、別嬪さんなのでございますっ! (^_^)/

 今や全国で、素晴らしいとのお褒めの言葉を、欲しいままにしている・・・ツブ貝さんなんです!
 とにかく貝なので、ミネラルが豊富に!
 低カロリーで低脂肪、そして含まれる栄養バランスには、グーパンチで自信あり!
 はたまた、疲労回復効果のあるタウリンにビタミンB1、そしてベタインは肝臓の働きを良くするばかりか、代謝もアップも(!)

 ・・・そして何を隠そう、不足してしまうと味覚障害を起こしてしまうという、亜鉛までたっぷり!
 この亜鉛という成分には、抗癌化作用もあるというお話です。
 ここまで来たら、言うこと無し!

 今回の「和心きらりレシピ」では和洋を問わず、様々なレシピでご紹介をしています。
 例の唾液腺にだけは、細心の注意を払って。
 ・・・もっとも昨今は、スーパーでも下拵えまでして下さいますもんね♡
 さまざまなテクを活かしてあげてつぶ貝さん、愛していこうではありませんか。 (^_^)/
 (20165.11.1 文責・山野亜紀)

 〇2016年11月のお膳

第42話 師匠の、林邦史朗という方は。(2016年11月)

◎11月のお膳+お弁当☆(2016年)

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