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☆「萌えていますかカリフラワー、ホタテは高級(?)日本人」~師走のエッセイ(2016年)

●最近カリフラワーさんに、萌えが来ている・・・。

 その辺りの処を皆さま、ご存知でしたか? 👀
 私こと、山野亜紀情報によると、「海外セレブまでもが、注目をしている(!)カリフラワーさん♡」
 とにもかくにも、今が流行!
 低糖質で低カロリー(!)のカリフラワーさんは、今が旬な食材なのでございまする~っ☆ o(^▽^)o

 はてさて。
 カリフラワーさんが日本にやって来られたのは、明治も初期の事です。
 我が国では、花椰菜(はなはぼたん)と紹介、意気揚々と海を渡って来られたんですが★
 保守主義の日本ではなかなか~に、やーっぱり、普及は芳しくなく・・・。
 とにかく、野菜としても観葉植物としても、すぐには愛されてはいなかった・・・カリフラワーさんなのですよ、はい。 (´_`。)

●はてさて時は流れて、それから第二次大戦までも乗り越えます。

 一応カリフラワーさん、名乗りを上げるんですが、日本の皆さんの為ではなくって、進駐軍の為(!)にとこぞって、日本の農家が大・栽培!
 ・・・それからは洋食文化の波にも乗りまして、その当時ではけっこうに日本でも普及を試みたようなんです。 👀
 ところが、後の緑黄色野菜ブームにまた押されまして、ブロッコリーさんの出現にまたもや、滅多打ちのノックアウトに!

 ・・・とにかくカリフラワーさん、打ちのめされてボロボロになる羽目に・・・あぁ、おいたわしや・・・。 😢
 それが西暦も2千を超えて、ようやくに、今になって、それも昨今のヘルシーブームで巻き返しっ!
 低血糖食として見直され、そちこちで愛されるようになったと言うんですから、そのご苦労はといえば、並大抵の事ではなかったかと思われます。 👀

●そんな・・・カリフラワーさんなんですが★

 和名は幾つかありまして、先ほどの「ハナハボタン」の他には、ハナヤサイ、花キャベツ・・・などなど。
(゜_゜ )
  アブラナ科の植物ではありますが、これまた色々と紆余曲折がございます★

 まずは、かのブロッコリーさんなんですが★
 かのお方は、「野生(!)の、ただのキャベツだったんです。
 ・・・それが、花のツボミの部分が、突然(!)モリモリと異常にお育ちに・・・っ。 (^^;)
 その部分がたまたま、真っ白に突然変異をしたのが、カリフラワーさんなのだとか。 👀
 そして、互いに「ツボミだけを食べる」んですが。

 ブロッコリーさんはと言えば、花芽が咲くそうなんですが、カリフラワーさんは、固く閉じたままで一生をお過ごしになるそう。 👀
 そしてカリフラワーさん、陽に当たってしまえば、その身は黄色く変色(!)
 つまりは日焼けをしてしまうと、お肌が荒れたという事で値打ちが下がってしまうのだとか。 ( ̄_ ̄ i)

 なのでカリフラワーさん、己の身の美白を保つようにと、その葉で包んでの出荷・流通がなされているそうなんです。
 ・・・ちなみにオレンジ色や、紫色(加熱すると、緑になる★)カリフラワーさんも市場にはいらっしゃるといいますから、驚きです。 👀

●はてさて。

 カリフラワーさんは、その個性を活かして今では「低糖質で、低カロリー食材!」という事で、「お米や小麦粉などの、置き換えダイエット食」として活躍をされておられます。 👀
 「100g食べても、30カロリーを超える事はありません」し、グラタンなんかにジャガイモの代わりに入れても良いという事で、大活躍なんだそうですよ。
 ・・・・何しろ、茹でてもブロッコリーに比べて、その含まれるビタミンCの減少は格段に少ないと言いますから、そこは嬉しい処なんですよね。(^∇^)

 お酢を加えて茹でれば、そのキレイな白い色が引き立ちますし、小麦粉を入れて茹でれば、そのアクまでをも吸収!
 沸点も低くなって、早く茹で上がってくれるのが嬉しい処ですが、ここで両刀使いをするのはNGです!!
 ・・・お酢野菜を固くしてしまうので、そこは代わりに、お塩でガマンをしましょう。

●さて、そんな・・・カリフラワーさんなんですが★

 その栄養価はといえば、先ほどのビタミンCに加えてカリウム、食物繊維も豊富なので、この時期のお腹の調子を整えて下さるのはもちろん、風邪予防にも良いですし、むくみ予防に効果あり♡

 はたまた、その含まれるビタミンB群には、新陳代謝は高めて下さる効果もありますし、生活習慣病の予防にだって、一役買っちゃいます。
 ・・・カリフラワーって、実は今まで萌えを感じていなかったんですが、我が身もこよなく反省し、これからの季節に感謝を込めて、積極的に取り入れていきたいお方です。 (^_^)/

●さてもう一つの旬食材、ホタテさんの方に参りましょう。

 最近では、どんな回転寿司でもフツーにお見かけをする・・・こちらのお方なんですが★
 余りにも見慣れすぎたお方なゆえに、この国ではそのポピュラーな立ち位置はずーっとそのままであったんだろうな、と私こと山野亜紀は、勝手に思っていたんです。 👀
 ・・・ところが、ドンドン!

 1959(昭和34)年の辺りでは、漁獲高は2万トンほどはあったんです。 👀
 ところが1970年代を向かえて、人口が増えて来たからなものでしょうか。
 「この国では、ホタテの養殖を擁立していこう!」という事で、養殖法なる法律が成立。
 ・・・実は、それまではかのホタテさんは、天然物ばかりが流通。
 なので当時は、超(!)のつく程に、高級品としての地位を欲しいまま(!)にされておられたのでございます。 😅💦

●ところがここで、さすがは日本!

 養殖の技術もどんどこも良くなり、玉ねぎネットを活用しての養殖がその身に合ったのか、その漁獲高も格段にアップ☆
 しかも「養殖で育てられた稚貝」でさえも、そちこちの海に撒いておけば(!)
 人恋しくなるのか、養殖育ちサンの傍に自然に天然モノさんまでもが寄り集まって、共にお暮らしになられるそうなのですから・・・。
 今でも、イメージとしては高級品(!)
 なんですが、お財布には優しい旬食材となっておられるんですね♡ (〃∇〃)

 なんだか、冷えが増し増してゆくこの浮き世の中で、ひっそりと寄り添って下さり、支えになって下さっているという実に、ありがた~い存在なんですよね、ホタテさんって♡
 ちょっと、惚れてしまうくらいなお方ですよね。 (^_^)v

●さてホタテさんは、見ての通りのイタヤ貝科の二枚貝です。

 ・・・調べてみますと、「貝というのは一応、軟体動物になるんですねぇ、まぁ。 (‘_’)
 江戸は中期頃に出版されたという、当時の百科事典である「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」にもその名が見られるくらい、フツーに日本人には愛されているお方であったよう。 👀
 そこには、「口を開きて、一の殻は舟のごとく、一の殻は帆のごとくにし、風にのって走る。故に帆立貝と名づく」
 と、あります。

 東北から北は、オホーツク海などで生息。 👀
 その産卵は春で、3月から6月頃にかけて。
 生後35日程度は、ふわりふわりとプランクトンのように漂ってお過ごしになり、殻の大きさが0.3ミリほどにまでなったかなぁという辺りで、今度は初めて足糸なる部分が出て来て、海底の岩などに捉まっての生活に。

 そしてまた、2~3ヶ月ほどが経ったところで、今度は自ら足糸を切って旅立ち、海底生活を始められます。
 ・・・水深は、10~30メートルほどの砂地をこよなく愛し、天敵のヒトデさんなどに出くわすと、一心不乱に貝の口をパクパクとさせて、逃走をするようです。 (〃∇〃)

●そして、意外や意外。

 ホタテさんって、雌雄が分かれていらっしゃるんですね。 (◎_◎;)
 ・・・生殖腺の色が、オスは白で、メスは橙色なんだとか。
 1年3センチ、2年が7.5センチ、3年経てば9~12センチと来て、4年で12~15センチに成長(!)
 その寿命は、10年ほどなんだそうですよ。 👀

 そしてホタテといえば、何と言っても貝柱・・・♡
 産まれた時には、それはアサリのごとくに、2本あるよう。 👀
 ・・・それが成長をするにつれて、前閉殻筋と呼ばれる方が失われていき、後閉殻筋だけが残っていって、いよいよ一本立ちにっ!
 そして、最高に大きく育つと、20センチほどにもなるんだそうですよ、へ~え。 (゜-゜)

●さて、ホタテといえば養殖が今や主流に。

 その方法としては、貝殻の一部に穴を開けてロープで繋いで海に沈めたり。
 はたまた、玉ねぎネットなどに纏めて入れて沈めるなどの方法があるそう。

 ちなみに、日本で初めて養殖を試みたのは、天然採苗で1934(昭和9)年、北海道はサロマ湖で。 👀
 ・・・さらに日本初のホタテ缶の誕生は、何とそこから更に遡っての、1912(大正元)年!
 高瀬根室支庁長の薦めだとかで、当時から缶詰会社を経営しておられた和泉庄蔵さんという方が、やはり北海道の地で始められたのだそうです。 (‘_’)

●ところがホタテさん、何しろ生のままでは、当時の流通ではどうにもならなかったんだそうで★

 なので昔は、乾物缶詰に加工しては、主に輸出に使っていた」んだそう。 👀
 だから当時の日本人の口には、なかなか入るモノではなかったとも、資料にあります。
 ・・・それが今では流通をし過ぎて、その貝殻の始末までもが、絶賛模索中なのだとか。 (^_^;)

 ・・・何しろ今や、その漁獲高も50万トン(2016年12月現在★)ほど。
 食べた後の貝殻をどうにか消費したくても、「費用との兼ね合い」もあって、とにかくまだまだ難しいのだとも、資料にあります★ 😅💦
 そして難しいといえば、最近では内臓部分に当たる、ウロと呼ばれる中腸腺(肝)
 こちらは貝毒やら、重金属のカドミウムなどが貯まる場所でもあるので、昨今では「食べないようにという指導が出ている」のだとか。 👀

●そんな・・・ホタテさんなんですが。

 タンパク質が多くて、資質の少ない低カロリー食材!
 そして、身体を元気にしてくれる滋養強壮食材であるとも、資料にあります。 (^-^)

 タウリンは身体を強壮にしてくれますし、そして旨味の素は元気の出るグリコーゲン
 食べていれば、元気になること、間違いなし!
 ヒモも貝柱も、缶詰はもちろん、そして乾物になってまででも、・・・愛していこうではありませんか。 (^_^)/
 (2016.12.1 文責・山野亜紀)

 〇2016年12月のお膳

〇中華丼

第43話 教養って、何ですか?・・・2016年を振り返る★(2016年12月)

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