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☆「やって来た!玉ねぎ明治だ、日本人」~卯月の旬(2016年)

●今月の旬食材の玉ねぎは、ユリ科の植物なんだそう。 👀

 原産地は、東南アジアとか、地中海沿岸だとも。
 日本には明治の初め頃に栽培が始まったのだそうで、まずは北の大地、北海道に根を下ろします。 👀

 ・・・というのは、玉ねぎさん★
 寒い土地での暮らしがその身に合うらしくて、実は(!)
 氷点下でも生きながらえてしまうんですが、逆に25度を越してしまうと、育たなくなってしまうんだそうなんです。 (゜-゜)

 浴びた日光の量で育ちが違うんだそうですが、まずは北での暮らしが板についてから、ようよう、大阪にもお暮らしになられたよう。 👀
 で、土地の名産(泉州玉ねぎ)にまでなられたとか。
 ご出世、おめでとうございます♡ (^_^)/

●ところで、日本で一番出回っているのは、よく見掛ける皮が黄色い、黄玉ねぎさんです。

 玉ねぎって、辛玉ねぎ甘タマネギ、大きく2種類に分かれるんだそうで、こちらはもちろん前者の方。(つまり、辛い方★)
 春蒔きと秋蒔きで育てるそうですが、収穫が一番多い時節は、もちろん夏♡
 日本はアメリカに次いで、世界第2位の玉ねぎ生産国(2016年4月現在★)なんだそうです。 👀

 さて、玉ねぎがどのように育つかといえば、・・・これは、北海道の場合なんですが★
 春になるとまず、から細ネギがひょろりと伸びて来ます。 👀
 太陽の日差しが玉ねぎを育てるんだそうで、そのうち(地面よりも、ちょっと上の部分★)がどんどんと膨らんでゆき、十分に肥大したところで、葉であるネギの部分がパッタリと倒れるんだそう。 (^^;;
 それが収穫の合図で、ちなみに種は例の、ネギ坊主の中に出来るんだそうですよ。

●・・・ところで、私こと山野亜紀なんですが★

 「玉ねぎは根っこである」と今まで信じていたんですが、実は「葉の部分である」事を今回、初めて知りました・・・。 (^▽^;)
 葉の下の部分(「葉鞘」と呼ぶそう)が成長して、重なり合って球体になるんだそう。
👀

 ・・・そういえば「玉ねぎって、1枚ずつ剥がせます」もんね★
 この部分の別名を、鱗茎(りんけい)とも呼ぶそうで、日本各地、その土地の日光量に見合った品種で今は、育てているのだとか★

●さて日本には、黄玉ねぎが一番出回っているんですが。

 シャロット(フランス料理には、欠かせないらしい★)という種類やら、赤玉ねぎ(別名、紫玉ねぎ)。
 その他、小玉ねぎ(ペコロス)や白玉ねぎなんていう品種があるそう。 👀

 また、葉玉ねぎなる品種もあって、こちらは「若い内に収穫した、早獲りの玉ねぎ」なんだそうで、まさに、長ネギと玉ねぎが合体したような食材なんです。 (^◇^;)
 春先の短い間にだけ出回るんだそうですが、玉ねぎの部分は玉ねぎとして使い、葉の部分は、こちらはぬたにしたりと、ネギとしても使えるのだとか。
 ・・・ちなみに「赤玉ねぎ」だけが、甘玉ねぎの分類で、それ以外は辛玉ねぎになるそうですよ。 👀

●はてさて玉ねぎの歴史は、海外では古く。

 古代エジプトでは、ピラミッド作りに借り出された人足に、パワーを付けさせるためにニンニクと玉ねぎを与えていたという記録が、かの有名なお墓の壁画にまでも、残されているんだそうです。 😅💦

 ・・・ニンニクは判りますが、玉ねぎに一体、そんなパワーがあるのでしょうか・・・と思って調べてみると、ドンドン(!)
 旧約聖書や、千夜一夜物語にまでも、精力剤として登場するお話まであるそうです。 ( ̄_ ̄ i)

●また最近、「健康の為に、酢玉ねぎを摂ろう(!)」というブームが往来(!)

 和心きらりレシピアドバイザーの井田先生も、健康誌などで多くのレシピを紹介されています。 (^-^)
 はてさて、玉ねぎには一体、どんな効果があるのでしょうか。

 玉ねぎって、包丁で切ると慣れないうちは、涙が出ますよね。 👀
 あれは硫化アリルという成分で、揮発性なんだそう。
 なので、生で切れば揮発してそちこちに飛びますから、それで目が痛くなったりするんですが・・・★

 これをまた炒めたり、煮たりすれば、硫化アリルは、プロピルメルカプタンなる物質に変貌をするので、今度は甘みのある成分へと変わっていきます♡
 ・・・そういえば、火を通した玉ねぎって、甘いですよね。 (〃∇〃)
 何しろ揮発性なので、目が痛くて辛い時には、換気扇をガンガン回すと良い・・・なんてアドバイスまで、ありました。 (^_^;)

●さて硫化アリルの成分の1つ、アリシンについてなんですが★

 これまた、身心の疲れやら夏バテを癒してくれるんだそうで、イライラや不眠症にまでも効果を発揮(!)
 はたまた、胃液の分泌を活発にしてくれるので、食欲増進効果にも♡

 善玉コレステロールを増やして下さる頼もしい味方なんですが、その血液サラサラ効果は、生活習慣病にも一役買います。 👀
 ・・・ところがその成分って、生でなければ、その効果が失われてしまうのが、辛い処なんですよね。 😅💦

 また玉ねぎには、ジスルフィド類という成分も含んでいるそうで、こちらは血糖値を下げて下さるそうですし、グルタチオンという肝臓の解毒を助ける成分までも。
 また昨今では、つい捨ててしまっている「黄色い皮の部分にも、薬効がある」のが判っていて、これはケルセチンという色素で、煎じて飲めば活性炭素を撲滅(!)して下さるんだそうです。

●とにかく、様々な効能のある例の・・・硫化アリルさんなんですが★

 水溶性なので、水に晒してしまうと、その効能がどんどんと薄れてしまう傾向に★
 そのパワーを戴きたい方は、お酢を使って乗り越えて欲しいと、資料にあります。 👀

 とにかく、「強い殺菌力を持ってもいる、硫化アリル」さんは、辛いほどに威力があるそうですし、そして辛いほどに腐りにくい
 その持つパワーは、たとえば肉や魚の臭みを消して下さったり、旨味成分でもある玉ねぎのグルタミン酸は、肉などの旨味を増してくれます♡

 また玉ねぎには発汗作用や、解熱の効果もあるそう。 👀
 咳や痰を鎮めるともありますので、風邪の初期に食べたり、玉ねぎの絞り汁をお湯で薄めてうがいをすると良いともあります♡
 ・・・そして、その皮を煎じて飲めば、高血圧予防。
 殺菌性の高い玉ねぎを食べれば利尿や便秘、虫下しにも良いとありますし、脂肪燃焼効果までもあるそうです♡

 玉ねぎさんは、日本の洋食文化と共に発展をされたお方なんですが、日持ちはするし、これほどの効能を様々にお持ちであられたとは・・・♡
 心を入れ替えて、愛して差し上げようではありませんか。 (^-^)
 (2016.4.1 文責・山野亜紀)


 〇2016年4月のお膳

◎4月のお膳+お弁当☆(2016年)

〇大根と昆布の煮物

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