Loading

第14話 新潟で、殺陣の特別授業を(!)(2014年7月)

●いよいよ、台風シーズン到来?

 ・・・でもそれって、関東では9月だったハズですよねぇ・・・。 (^_^;)
 日本が何だかもう、亜熱帯化している昨今ですが、みなさま、いかがお過ごしですか?
 はてさて、私こと・・・山野亜紀です。
 先月は新潟に招かれて、「殺陣の特別授業」をして参りましたっ。(^_^)v

 というのは、以前、福島県にある国際アート&デザイン専門学校に招かれまして、郡山の駅前で演武をして来たのですが・・・。 👀
 その学校には、舞台や声優を目指す学部ができたのだそう。
 学校卒業後には、それぞれ東京に出て劇団に入ったりを志しているのだそうですが、特に声優系の養成所などでは、殺陣のレッスンが多いんですよね♡
 アニメとかでは、戦闘シーンが多いからですかねぇ。(゜-゜)
 そんな訳で、今のうちから殺陣の触りだけでもレクチャーしてもらえまいかという依頼で、新潟に行って参りました♡

●ところで、何故に新潟なのか・・・。

 てっきり、郡山に行くものとばかり思っていた私こと、山野亜紀だったのですが、聞く処によると・・・新潟には学生総合プラザSTEPという建物がありまして。 👀
 そこは様々な研修が出来たり、宿泊が出来る施設なんだそうなんです。

 そこを利用して何かを研修、翌日には街に繰り出して目的を持って研究、レポートを提出するという・・・催しなのだとか。 👀
 社会に出れば、何かの折には「報告書」を提出することも多いので、その練習を兼ねての研修なのだそう。

●さて、3月から舞台公演で、ろくにスポーツクラブにも行けなかった・・・私こと山野亜紀です★

 旅情気分は満載で、新潟県は佐渡島出身の稽古仲間に、美味しいお店はないかと聞いたり、「るるぶ」なんかを購入して、、、
 もちろん、学生さんにお渡しする資料も作成しての、新潟出張となりました。

 さて私こと山野亜紀は、2014年4月にスカパーにて出演をしております。
 ・・・その内容が、「NMB48の山田菜々さんが、殺陣に初・挑戦(!)」というモノだったので(!)
 殺陣のレクチャー資料には良いだろうと考えて、その映像を見せてから「殺陣とはどんなものか」とお話しました。

●まずは、時代劇の基本である歩き方や礼法の話をします。

 「時代劇で殺陣を演じるには、まず立居振舞が時代劇のそれでなくてはならない」とは、師匠の林邦史朗先生のお考え。 👀
 なので、時代劇の所作・・・つまり、歩き方や座り方。
 座っていての方向転換など、みなさんに体験してもらいました。
 特に、擦り足や膝行(しっこう)なんかは皆さん、難しいと嘆きながらも、元気一杯に挑戦してくれました。 (^_^)v

 座って話を聞くよりも、動いている方がいい年代ばかりなので、次には殺陣の入門DVDを見ながらの内容に移ります。
 皆さん、早く刀を持ってチャンチャンやってみたいようですが、刀を扱うなら構えや攻撃の仕方、斬り方の基本を心得てからの方が、振付を早く覚えられますよね♡
 ですが、私達の一般的な生活には、これらを覚える手段が全くありませんから。 (^▽^;)
 みなさん、 私がお渡した資料を丸めて刀にして、「林流刀法50素振りの型」を経験して戴きました。

●ところで、この入門編DVDには「特典映像が3本付いて」いるんです。

 ・・・殺陣と一口にいっても、例えば大河ドラマの殺陣、大衆演劇の殺陣、忍者の殺陣などなど、台本や時代、演出によっても雰囲気も内容も違います。
 そこで、どこでも練習出来る「怪我をしない、受け身のやり方」をレクチャー。

 忍者はもちろん(!)
 武士の殺陣でも、蹴ったり転んだりはある訳で、その動きをする為には、怪我をしない転がり方があるのですが。 👀
 最初は慣れないながらも、みなさんキャーキャー言いながら、元気いっぱいに転がってくれました♡ (〃∇〃)

●さて、刀の殺陣もいいのですが、一番需要があるのが、現代アクションです。

 林流には、「現代劇18ヶ条」という稽古方法があるので、これも皆さんに経験して戴きました。
 引率の先生によると、1年に1回文化祭があるそうで、そこで毎年シェイクスピアなどを上演しているそう。 👀

 ちょっとした小競り合いでも、もちろん殺陣の範疇です。
 今までは何とか、特に講師を呼ばずに上演をして来られたそうなんですが、今後は検討してみたいとのお話でした。 👀
 林流には、殺陣のDVDがありますから、基本は全て入っているので、見ながらの勉強は出来ますよとお話をしました。 (^_^)/

●最後に、殺陣師には例えば江戸検定のような機関がないので、基準といったものがないという事をお話しました。

 時代劇を見て、なんとなく刀を振って殺陣を振り付けてしまえば自称・殺陣師です。
 その基本も、私こと山野亜紀が聞いていて、
「えぇっ!? そんなの、おかしいっ」
 と叫んだ処で、その「殺陣師が、こうと決めた」からには、その場の大将は殺陣師です。
 ・・・例え間違っていても、その場に行けば、トップの人がルールなので、その人に従わなくてはいけません。

 林流は、本物の武術の基本に則って、全ての基本から応用までを範疇としますが、「殺陣師」と名乗る人の殆どがそういった教え方ではありません。
 特別授業に参加した学生さんも、様々なお芝居、殺陣に出会うでしょう。
 ただDVDにもあるように、構えの名前や技の名前、攻撃方法の基本など知っていれば(!)
 どんな殺陣師が付けた手でも覚えやすいといった処で、今回の授業は終わりました。 (〃∇〃)

●例えば、同じ八双の構えでも、殺陣師それぞれで形が微妙に違います。

 でも、きちんと自分に基本があれば、「この殺陣師のバージョン」を自分に取り入れてその場は演武し、終わればまた自分の形に戻れます。
 さて、それでは本物の基本とは、どこで手に入れる事が出来るのでしょうか。
 林流は、全てが「武術の基本から始まって」いるので「理に叶った形と動きに、ドラマ性を加味した殺陣」が特徴です。
 生け花や踊りもそうですけど、ホントは殺陣も、流派対決かなんかがあって、好きな流派が選べると良いとは思いますが。 👀

 「和心きらりHP」を続けて1年経ちますが、そういえば何故、殺陣の人が「料理のHP」を作っているのかと、よく聞かれます。 👀
 ・・・切っ掛けは「殺陣だけではない広がりを作りたい」と思った事や。
 林先生が健康体操の本を出したので、健康絡みでお料理も・・・といった処でしたが、今では「やっぱり食べるって、生きる根源だから」だと思っています。 (^_^)/

●ちなみに林先生に言わせれば、「人間には、基本の三欲」があるとか。

 睡眠欲と、食欲と、・・・あとは性欲なんだそうですが。(^_^;)
 私こと山野亜紀は、日本で一番古いと言われる室町時代から続く剣術、香取神道流に始まって、剣豪で名高い宮本武蔵や、日本陸軍が作ったという戸山流など、様々な時代の剣術に触れて、取り入れたドラマの数々に・・・師匠の傍で関わってきました。 👀

 なかなか出演には至りませんでしたが、例えばそういった剣術の創始者だって、武蔵だって、何かを食べて生きてた訳です。
 食べて、生きて考えて、そして戦ってきたのかなぁ~と。
 遺された剣術だけでなく、食の方面からも考えたりします。 👀

 今の時代は何でもあり過ぎて、殺陣を演じるだけなら、お芝居をするだけなら(!)
そんな事を、しみじみと思う事もなかったでしょう。 👀
 ・・・「食べる事は、生きる根源」なのはもちろん、その生活を楽しく送るというのは、人間の一生のテーマのように思えます。 😅💦
 宮本武蔵は、晩年はかなり偏屈だったと聞きますが、彼は一体、幸せだったんのでしょうか。 (^_^;)

 食べる事は一番手軽で楽しく、幸せの入り口だと思います。
 今少し、追及していってみようかと思います。 (^-^)
 (2014.7.1 文責・山野亜紀)


 〇2014年7月のお膳

〇大根のきんぴら

◎7月のお膳(2014年)

関連記事

  1. 第42話 師匠の、林邦史朗という方は。(2016年11月)

    2016.11.01
  2. 第6話 「お米」のニッポン。(2013年11月)

    2013.11.01
  3. 第17話 大井川に、行ってみた~いっ!!(2014年10月)

    2014.10.01
  4. 第21話「伊勢旅行と、おめでた事☆」

    2015.02.01
  5. 第29話 恒例の夏休み旅行・後編(2015年10月)

    2015.10.01
  6. 第7話 「殺陣・武術指導として、生きる」(2013年12月)

    2013.12.01
PAGE TOP