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☆「セロリって何と清正が?普及は昭和だ、日本人」~弥生の旬(2016年)

●和心きらりカメラマンが、言うことには★

 セロリはかつて、保存が難しい食材であったとか★ 👀
 新聞紙に包んでおいても、外に出しておけばすぐに葉っぱが黄色くなってしまって、萎びてしまうんだそうな・・・。 ( ̄_ ̄ i)

 ・・・もともと、冷湿地に産まれ育つお方だからですかね。
 なので、
「冷蔵庫が普及してから、やっと流通するようになったんだよねぇ~」
 とのお話でしたよ。 👀
 文明の利器、冷蔵庫の登場というのは、食材の普及に大きくかかわっているのですねぇ。
 なんとな~く、再確認をしてしまいました。 (^_^;)

●・・・さて、そんなセロリさんなんですが。

 一説によると、文禄・慶長の役(つまり、朝鮮出兵の折)加藤清正が持ち帰ったのだとも(!)
 原産地はヨーロッパで、それから中国の方に伝わっていったというお方ですから、もちろん朝鮮にも生えていたのでしょう。 👀

 珍しいモノだから持ち帰ったのか、それとも戦役で食べる物が余りにもなくって(何しろ、余りにも食糧不足で、天井のネズミまで食べていたとか、色々と語られてますよね★)。
 だからもしかして、帰りの船旅の食糧として持ち帰ったモノなんでしょうか。
 謎は多くありますが、その説から「清正人参」との別名があるそうです。 👀

 セリ科の植物で、またもや別の名前では、オランダミツバとも。 👀
 1~2年草で、茎は直立に伸びて枝別れし、高さが50~ 100センチ位に育つとか。
まぁ、清正伝説があるくらいですから(!)
 日本にはなので、1600年代にやって来たと言われていますが、強い香りのせいもあってか、すぐさまには普及はしませんで・・・★ 😅💦
 その後は、別口でオランダ人が長崎に持ち込んで来てとか資料に。
 ・・・おぉ、だか ら、オランダミツバとも呼ばれているんですねぇ、ナットク。

 とにかく、セロリさん。
 人さまには余り好かれずにナリを潜めて過ごされる時期が長くて、明治を超えて、大正になってからようやくに・・・長野県は玉川村にて、栽培が始まりました♡
 東京に出荷をするようになるんですが、やっぱり世間に広く普及をするようになったのは、その時代もまたもや通り越しての、昭和に入ってからなんだそう。 (^▽^;)

●こういった野菜はやっぱり、夏が旬かなと思っていた・・・私こと山野亜紀ですなんですが★

 実際には、長野で作られているのが、夏場を中心に流通
 冬は静岡産が多く流通を、されているらしいんですよね。 👀
 種類としては黄色に緑、中間種と3種類に分かれ、日本では中間種が多く栽培♡
 葉っぱや茎を食べるだけではなくって、その実は乾燥させれば、香辛料として使われているのだとも。
 ・・・けっこう今では、活躍の場があるんですねぇ、セロリさん。 (゜-゜)

 また、セロリの一変種で「セロリアック」なる品種が、あるそう。 👀
 それは、葉っぱをというより、その根を食用に。
 ・・・何しろ、葉っぱは苦くて美味しくないので、そのふさふさと育った根っこを(ゴボウやニンジンみたいな)根菜類として、生で食べたり、焼いたり茹でたりして食べるんだそう。

 そういえば日本でも、芹の葉の部分はもちろん、根っこまでを鍋にして食べるお土地柄(東北地方)だってあります。
 セロリと一口に言っても、色々とあるのだなぁと、驚かされます。 ( ̄_ ̄ i)

 そしてこれは、根菜類はみんなそうなんですが、葉っぱを付けたままで流通してしまうと、葉っぱが根っこの栄養を吸って、食べるハズの根が萎んでしまうので、「根っこだけの、単体での流通(!)」なんですって、へ~え。 👀

●そんな・・・セロリさんなんですが★

 ローマの辺りではまず、として着目をされました。
 整腸作用やら、強壮作用、そして香料としての使用から始まったとか。
 ・・・ビタミンAやCやカリウムなどを多く含み、上記の他には鎮静作用も。
 そして、その豊富な食物繊維は、コレステロールを下げる効果までもあるんだそうですよ。

 また、セロリ特有の香り(アヒインやセネリンが、主成分)には、生食をすれば食欲増進効果も伴い、精神安定や、頭痛にまでも効果があるとか。
 またセロリを常食をすれば、その含まれるメチオニンは、肝機能アップにも(!)

 そして、その栄養分は茎よりも、葉の部分に多いという事なので、ぜひとも葉っぱごと愛してあげましょう♡
 火が通せば、香り成分が増すとありますよー。 👀
 ・・・昔は余り愛されなかった分、これからは、これまで以上に(!)
 愛おしんで差し上げようではありませんか。 (^-^)
 (2016.3.1 文責・山野亜紀)


 〇2016年3月のお膳

〇ニース風サラダ

第34話 林邦史朗先生の映像が、出来ました!(2016年3月)

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