さぁ、お食べ、
丼から沸くのは、あったかい湯気だよ、
ぐぅのねも出ないぜぇ、親子丼(!)
- ★2人分の材料です。
- ごはん‥‥‥2膳
- 鶏もも肉‥‥‥1枚
- 玉ねぎ‥‥‥1/2個
- (a)だし汁‥‥‥1カップ(200cc)
- (a)酒‥‥‥大2
- (a)みりん‥‥‥大2
- (a)しょう油‥‥‥大2
- (a)砂糖‥‥‥大1
- 卵‥‥‥2個
- いんげん又は、きぬさやなど‥‥‥適宜
- 鶏もも肉は1~2cm角に切る。
玉ねぎは、スライスする。 - 鍋に(a)を沸かし、鶏肉、玉ねぎを煮る。
- 溶き卵を回し入れ、蓋をし、お好みで火を通す。
ご飯にかけ、塩茹でのいんげん(又は絹さやでも)をのせる。
●江戸は十代将軍・家治の当時から、今も日本橋人形町にある有名店が「玉ひで」さんです。 👀
親子丼というのは、現代でこそ、このお店の名物料理になっているんですが(!)
・・・この当時ではまだ、影も形もなかったそうなんですね。 (^▽^;)
このお店の歴史を紐解きますと、御鷹匠(おたかじょう)の家に生まれた、山田鐡右衛門さんという方がおられました。
・・・ちなみに、この「御鷹匠」というのは、将軍家の前で鶴(!)を切って捌き、その格式高い包丁捌きを披露をするというお家柄なのだそうで、その腕前をお見せする場として、この地に店(料亭)を構えたんだそうです・・・★
いやぁ、その食材が「鶴!!」という処が何とも、時代ですね・・・。 (^_^;)
それが十三代将軍の頃になりますと、鶴の時代が終わりまして今度は「軍鶏鍋屋」と化けました。
それからいよいよ・・・江戸時代も終焉の時を迎えまして、無血開城(!)
明治も20年代後半になると、お店のお客さんの数名が、これまた違うお店で、
「鶏鍋の割下に、卵を割り入れて楽しむ姿」を、その当時の店主の女房である「おとく」さんが見掛けて、これが受けるのならと考案したのが今の親子丼の原型だったとか★ Σ(・□・;)
・・・ところがこのお店は代々料亭で、とにかく、歴史も長いお店ですよね・・・★
そんな場所で、丼物を食べるというのも野暮天だという事と(!)
当時はお料理を全部平らげるのは、はしたない・・・という風習があったらしく★ (^_^;)
「汁かけ飯など店で出すのは、家格が下がるから」と、初めの頃はお店では出さずに、店屋物だけで出していた・・・などなど。
なんだか、紆余曲折あるレシピのようです・・・★ ( ̄▽ ̄;)
さて、レシピとしてのポイントなんですが、卵を中心から外に向けて流し入れる事に尽きるのだそう。 👀
鍋に近いところから固まってしまうので、こちらのやり方だと全体的に、上手く半熟で収まるんだそうです♡
いっその事、玉ねぎを入れずに、鶏肉だけで作っても美味しいのだそうですよ。
そして、ここで使う出汁は、昆布でも、鰹でもOKです!
老舗の親子丼も美味しいとは思いますが、ぜひぜひ、お好みの親子丼を極めてみて下さい~☆ (^_^)/
(2014.10.1 文責・山野亜紀)
○親子丼