夏が来~れば、思い出す~♪ ・・・カッコーーンと聞こえる、ししおどし。 水辺で冷やして、縁側で寛ぐ、 日本っていいなぁ~・・・、水ようかん。
私こと山野亜紀所蔵の資料を探しますと、鎌倉時代末頃に「留学していた禅僧が伝えた羊羹」という記述がありますが、これは実は「羊のあつもの」。 ・・・当時は、「羊を用いた、とろみのある汁物」だったのに★
そういえば・・・禅僧といえば、精進料理のイメージがありますよね。 (゜-゜) 自分たちが、使い勝手が良いようにという事なのか・・・? 精進料理として一工夫して出来上がったのが、この「豆粉や葛粉、小麦粉を混ぜて、固めたモノに汁をかけました」。 これが、もともとの日本の羊羹なのでした。 (^▽^;) いやはや、当時の時代にタイムスリップして羊羹に出会ったら、どんな心地がしたものなのでしょうか。 😅💦
はてさて、「羊羹が、料理からお菓子に変わっていった・・・」のは、室町も中期に差し掛かった頃なのだとか★ 現代の和食の原点である本膳料理や仏事、茶会なんかで、お菓子(蒸し羊羹)に変化していったのだそう。 (゜-゜)
さて、それでは「寒天の入った、練り羊羹(つまり、水ようかん★)」になったのは、一体何時頃なのかと思いきや(!) 一番古い記述はというと、やはり食文化が一番発展したとされる、十一代将軍・家斉の頃なのだとか。 👀 ・・・お砂糖の歴史的も言うと、八代将軍がバンバンと国内製糖(それまでは、輸入品でした★)に力を入れたので、この頃になると、庶民でもお菓子がずいぶんと楽しめるようになったとか。 (〃∇〃)
今では、作らない和菓子店はないといった位に人気のある夏のお菓子、水ようかんなんですが。 👀 私こと・・・山野亜紀が欠かさずに見ている「秘密のケンミンshow」では、富山県民が冬に炬燵で楽しむアイテムでもあるそう。 というより、冬しか富山では水ようかんって、売ってないんだそうですが★ ホントに、楽しみ方も様々ですよね♡ 「和心きらりレシピ」で、お楽しみ下さいませ~☆ (^_^)/ (2014.8.1 文責・山野亜紀)
〇水ようかん
〇太刀魚の香味蒸し
○鶏のわさびおろし和え