●6月に入り、あっと思ったらもう梅雨。 ( ̄_ ̄ i)
・・・「しとしと」というよりは、どしゃ降りな毎日の昨今(2014年6月時★)ですが、みなさま、いかがお過ごしですか?
さて、先月に3日間をかけて行われた、東京は渋谷区恵比寿にある、「シアター代官山」での、「林邦史朗の殺陣ライブ」。
出演者のみなさんはもう、林先生を始め、それぞれの生活が始まって久しいでしょうけれど、出演もしながら(!)
プロデューサーも務めた・・・私こと山野亜紀はまだ、残務処理に追われて(!)いるんでした~っ。 (T_T)
まだ事務所には、残ったチラシや何やらで、ごった返しておりますんです・・・★
「早く、人間になりた~い・・・」
そんな事ばかり思っている昨今なんですが(!)
この度は、劇場に足を運べなかった皆様にも楽しんで戴けたらと良いかと考えて、「ザ・殺陣ライブ(!)」のご紹介をしようかと思います。
・・・また、これから初めて劇場やスペースを借りて何かをなさりたい方には、参考にして戴けたらと存じます。 (^_^)v
●さて殺陣ライブなんですが、林先生の提案で「二部構成!」で行われました。
私の提案で初の試み「ワンドリンク・江戸料理などの試食サービス」が付いた公演です。 👀
試食サービスの方は、1部2部の間の20分休憩の時のみという事で進んでいたんですが・・・。
林先生と久しぶりに会う為に劇場を訪れる方も多いようで、開演一ヶ月程前から、チケット予約確認作業を一人でこなしていた・・・私こと山野亜紀です★
開演が14時からなら、ロビーは何時頃から開いているのか・・・などなど、多くのお客さんに電話で問われ、
「一応、1時間前には開けていますが、客席に入れるのは30分前なので・・・」
と、申し上げていたんです★
ところが、いざ蓋を開けてみたら、13時前には劇場入りされるお客様が、10人程もいらっしゃる・・・★ (^_^;)
料理の支度は出来ているし、サービスする予定のビールの支度もそこそこ。 👀
ただ、ぼーーっと待っているよりは・・・という事で、ワンドリンクと試食サービスは開演45分前から始める事になりました。
(注:この欄の写真は、今回の料理担当をした、私こと山野亜紀の殺陣の稽古仲間で、現役シェフの杉本晴青氏。西洋専門調理師の資格を持ち、シニアソムリエとか、チーズプロフェッショナルとか、やたら資格を持った男なんであります★)
●さて、この「殺陣ライブ」ですが前半はショー形式。
戦国時代の再現のために、本物の甲冑を着た戦国武将が、当時の合戦シーンを再現(!)
武将はもちろん、雑兵まで、まぁ、弓は射るわ、槍は使うわ。
・・・もちろん、この時代の刀は、今のような打刀(うちがたな)ではなく、太刀(たち)と呼ばれる長いモノです。 👀
この再現シーンは、「印象深かった」とアンケートにも書かれた位に好評だったんですが、侍は大小の刀を帯びますから、「大刀が、太刀」なら「小刀は、馬手(めて)」。
この鎧を着たり脱いだりするだけでも大変ですし、このシーンのラストは武士の切腹シーンでした。
・・・これを、ショーで見るなら、ここに、あんまり時間を掛けてしまっては、お客様が飽きてしまいますから★
なので、鎧の脱ぎ着にも工夫が必要で、これの練習をメンバーは、本番直前までやってました。 (^_^;)
●次に華を添えるは、「林邦史朗が推奨する、本物の真剣を使った試斬と居合」のシーンです。
居合の経験のない方には、ただ一人で敵を想定して行う居合抜刀術というのは、ただの踊りにしか見えません★ (>_<)
なので、まずは女性3人が型を演武してから、男性2人で今のシーンを殺陣で演武して見せてゆきます。
この後は、私こと山野亜紀の薙刀試斬演武の表演で、ラストを飾るは、林先生お得意の、楽しい大根斬りの演武♡
これは、実際に腕の上に大根を乗せて、大根だけを斬ったり(!)などと致します。
腕(技術)がなければ、この演武が出来ません。
危険な事を楽しく、しかも安全に見せるというのが、林邦史朗先生のスタイルでした。 (〃∇〃)
●さて以上が第1部の「春のシーン」でして、ここまでも・・・もちろん見せ場なんですが。
これから先も、殺陣ライブの見処は続いていきます。(^-^)
今回の公演では、せっかくなので、「人気のある時代映画の殺陣シーンを、再現してしまえ!」というコーナーを設けてみました。 👀
この為に、私こと山野亜紀は、DVDを何本かTSUTAYAで借りました。 😅💦
・・・やっぱり、お客さんはどんな映画がお好みなのでしょうか???
参加メンバーの1人が「緋牡丹博徒(藤純子・主演)」の大ファンだったので、その希望を叶える他に、「座頭市」や「眠狂四郎の円月殺法」などと、毎日演目も変えたりして表演しました。 (^_^)v
●さて、次なる「夏」のシーンでは、琉球古武術の演武へと移っていきます。
林先生は、1993年のNHK大河ドラマ「琉球の風(主演・東山紀之)」で出演もされておられますが、それ以前から琉球古武術の研究もされていました。 👀
ヌンチャク、トンファーなどの武器が有名かと思いますが、琉球は今の沖縄県。
・・・この小さな島国にも、これらの武器を扱う流派が数多くあったそうですが、時代と共に衰退。
これを憂慮した先人達が、これらの技や型をまとめて、ついに1940(昭和15)年に、平信賢という方が、これを伝えていく「琉球古武術保存振興会」という組織を立ち上げたんだそうです。
その後を、明治の内閣総理大臣を務めた井上馨氏の子孫、貴勝氏が引き継いだ辺りで、 林先生が稽古場に通って習い覚えることになり。 👀
鉄甲や釵(サイ)、棍(コン、つまり棒術★)にヌンチャク、トンファーに二丁鎌ときて、ちょっと変った処で中国の太極刀の型までも披露♡
もちろん型だけではなくて、殺陣も披露しているので、珍しい武器の数々に、お客様は驚き(!)
他にも、忍者の使う珍しい武器などの説明があって。
一部のショータイムの最後を飾るは、林先生自らによる真剣による試斬演武なのでした。 (^_^)v
●・・・はてさて。
実は、一部の構成はすらっ・・・と決まったものの、二部の方をどうするかで参加メンバー、私こと山野亜紀、林先生を含めて24名で、実は・・・本番1ヶ月前まで揉めていました。 (^_^;)
というのは、やっぱりショーだけでなく、お芝居でも立ち廻りを見せたいという希望が参加者から多くあったのですが、はてさて、なんともお芝居かぁ・・・。
一体、どんなお芝居に致しましょう・・・★ (-“-)
●何しろ、一部が1時間として、二部がそれより、あんまり長くなってもお客様が飽きてしまうかもですし。
2部が1時間弱としてみても、時代考証はもちろん、ストーリー仕立になるとすると・・・うぬうぬ★
もろもろ悩んで、5月のGW前位(本番は6月★)に。
林先生が・・・これまた、脚本というよりは、まずは筋立てを作成!
参加者の意見も取り入れての、大事(!)へと発展を致しました。
・・・一時間弱とはいえ、お見せするのがまた、時代物です。 👀
鬘や大道具は使わない事にしたとはいえ、衣装はもちろん、とにかく芝居仕立ともなると、何かと色々支度が大変なんです。 (^_^;)
これがまた、林先生の大サービス(?)で、忍者は出るわ、武士(今は山賊★)も出るわ。
●ストーリーとしては、攫われたお姫様を、忍者が奪回するといった筋立てでしたが、私は何と(!)
そのお姫様の母親役で、実は、くの一(!)
今は忍びの里を離れて、何故だか山賊の一味!
そして、今の山賊の頭領の女(!)・・・という何だか、とってもステキな役処だったのでした・・・★
・・・ところで、笑っちゃうのが私こと、山野亜紀です・・・★
この公演が終わるまで私は、とにかく(!)
毎日毎日、チケットを売るのに奔走をしておりました。 (>_<)
そして本番が始まれば、これまた私の提案で、出演する役者でも手が空いている者は全員、開演前のロビーに立って、チケットのもぎりから、ビールやドリンクのサービスを手伝ってもらっていたんです。 👀
一部の演武が終れば、やはりドリンクや試食のサービスに追われており。
・・・そして、二部ではお芝居に参加をしての他には、公演中に提供するドリンクの調達やら、そして一部の演武で使う大根の調達・・・などなど★
●しかも今回、1日2回公演だったので、毎日大根が10本も(!)必要でした。
とはいえ、あんまり立派な大根を用意してもコストが掛かる(!)しで、私こと山野亜紀が毎日、ローソン100で買い求めていた(!)んです★
・・・初めは「一気買い!!」も考えていたんですが★
これまた5月というのは、大根が余り市場に出ていない時期だとかで断られてしまい・・・★ (^_^;)
致し方なく、毎日毎日・・・買い求めていたのですが、とにかくこんな日々だったので、公演最終日にはローソン100のおかみさんに、
「大根が最終日までちゃんとあって、良かったですね♡」
と、言われ。 😅💦
そして、公演終了後に殺陣仲間に言われて、初めて、
「自分が、ヒロインを演じていた事に、気が付きました・・・★」 (T_T)
●・・・まぁ、考える余裕がなかったとはいえ。
今回って、お姫様と・・・そのお母さんが、メインキャストだったんですよねぇ・・・★ (゜-゜)
だったら、ヒーローは一体、誰???
林先生は、その時にはニヤリ。
「おれだよ」
・・・という感じの、殺陣ライブの3日間でした。この公演DVDは、7月下旬には発売する予定です。
(注:2022年現在、発売中です)
よろしければ、よろしくでございます。 (^-^)
(2014.6.1 文責・山野亜紀)
〇 2014年6月のお膳